2007年4月29日日曜日

学園前駅徒歩5分の・・・・


学園前駅徒歩5分とはとても思えない完全に自然の風景である。

実はここは元々は池のようである。
しかし、どう見ても池の痕跡が見い出せない。
MapfanWebでも緑地状態なので、ほとんど貯水することがないのではと思ってしまう。

上の写真は駅から遠い方なので徒歩7分ぐらいかかるが、下の写真は駅に近い方なので、本当に徒歩5分で来れる場所である。駐車場の関係でフェンスが2個あるのだが、そのどちらにも池の名前を記した木製の(多分ハンドメイド)プレートがかかっている。


近所の人が(自治会活動かも)「ここは池なんだよ、忘れないでね。」という思いを込めて、プレートを作っているような気がしてしょうがない。
奈良は元々池が多く、散歩していてもすぐ池があるのだが小さな池の名前が表示されていることは滅多にない。だからいつも池の名前は愛用しているMapFanWebで調べているのに、ここは本当にめずらしい。

大雨の時には貯水池になるのかも知れないが、大雨対策を十分にして何とか公園にできないのだろうかと思う程、豊かな自然である。

                         蒼池や
                         池になったら
                         大洪水

これでは蒼池がかわいそうだ。


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2007年4月21日土曜日

かわいい龍王様(龍王神社)


最初は鳥かと思ったのだが、よく見ると「へび」の置き物だった。

由緒は不明であるが、元禄の古地図に中山龍王として記載されており、創建は300年以上前とのことである。写真の龍王様は本社殿前の燈篭横に飾られていた。二重の金網で逃げないようにしている所が何とも微笑ましい。


鳥居は立派であり、本社殿までの山道は静かで趣きがある。


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2007年4月14日土曜日

大渕池公園の回転扉


この回転扉を使う人は滅多にいないだろう。
丁寧に使い方を書いている所が何ともおかしい。

この回転扉はブログのトップページの画像に使っている行き先案内板の右矢印の大渕池公園体育館がある奈良県大渕池公園東地区北口ゲートに使用されている。

ちなみに行き先案内板の左矢印も大渕池公園となっているのは、大渕池公園は大渕池をはさんで東と西に分かれているからである。大渕池北の緑地と大渕橋南詰めの展望台も大渕池公園の一部とは知らなかった。


この時計台には驚かされた。時計のある石柱だけでなく、うまく撮れていないが他にも背の低い石柱がありなかなか風情のある花壇となっている。この時計台は回転扉のある北口ではなく、南側のメイン入り口を入ってすぐに設置されている。今まで何度も来ているが何を見ていたのだろうか。人間の目は見ているようで全然見ていないことが多々ある。


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2007年4月8日日曜日

空を翔る大黒様(御嶽山大和本宮)


何とも不思議な御神像である。
なぜ大黒様が鳥に乗っているのだろうか。

当然のことながら、ただの鳥ではない。金鵄である。神武天皇を助けた鳥は八咫烏だけではない。金鵄はきんしと読み金色のとびのことであり、神武天皇の東征に際して、長髄彦(ながすねひこ)征伐の際に弓の先に止まって天皇の軍を助けたという。

御神像は御嶽山大和本宮の神滝の上に祀られており、金鵄大黒天という。大和本宮が神武天皇の御東征を勝利に導いた金鵄にゆかりある神苑であるという由緒を尊んでのことであるが、なぜ大黒様なのだろう。

危険なので許可がいるが、神滝では瀧行にて心身の潔斎ができるようだ。ちなみに今日は滝の水は枯れていて流れていなかった。申し込んだ時だけ流れるのかもしれない。今まで両手で余るほど大和本宮は訪ねており、知らない神域はないと思っていたが、神滝を見るのは初めてなので真偽の程は定かではない。山の方に御神像は多くあり、神武天皇像もあるのだが、何故神武天皇像があるかの疑問も氷解した。

しかし、今まで何故神滝を見つけられなかったのだろうか。山から下りた所からまた山の方へ戻った奥の方にあるため、神滝の方へ足を向けない限り死角になって見えないのではあるが。このことから、山を削って作った人工の滝のような気がして仕方がない。

御嶽山とは木曽節で有名なあの御岳山で、日本古代から山岳信仰で現在は御岳教として活動している。

木曽のナーなかのりさん 木曽の御嶽ナンチャラホイ 夏でも寒いヨイヨイヨイ
  袷(あわしょ)ナーなかのりさん 袷やりたやナンチャラホイ 足袋ょ添えてヨイヨイヨイ

信州に大元の本宮があって、大和本宮は奈良県の本宮かと思っていたが、役の行者が開祖の修験道と御岳山が結びつき、役の行者の出身である大和の地に本宮が出来ているらしい。ちなみに、木曾には御岳教木曾大教殿がある。

御岳山大和本宮は地元では桜の名所である。桜の頃には花見でにぎわい、桜が満開になる土日には桜まつりも開かれている。実は桜を撮りに行ったのであるが、思わぬ発見をした。


池にも名前があった。和楽の神池という。ちなみに橋は和楽の橋である。
御岳山信仰は今でも隆盛を極めている。


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