2009年12月26日土曜日

歩く・なら「持統天皇行幸の道」(石舞台古墳~近鉄大和上市駅)

歩く・なら持統天皇行幸の道」(石舞台古墳~近鉄大和上市駅)を歩いた。歩く・なら「持統天皇行幸の道」(近鉄大和八木駅~石舞台古墳)では、コミュニティバス稲淵まで歩いたのだが失敗だった。コミュニティバスが近鉄飛鳥駅まで直行していればお奨めするのだが、近鉄飛鳥駅から直行できるのは石舞台となるのでマップの推奨通りに再度石舞台から歩いた。明日香から吉野への山越えは思ったほど険しくなく天候にも恵まれ快適に歩くことができた。


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近鉄飛鳥駅から石舞台へ向かうバスの便は少ないのであらかじめ時間を調べていくほうがよい。バス停石舞台から石舞台古墳は当たり前だがすぐそこである。神奈備の郷稲渕までは、前回歩いた道で迷うことなく進む。この後しばらくコミュニティバスが通る県道ではなく田舎道を進む間に、竜福寺南渕請安墓案内がある。飛鳥川上巫宇須多伎比売命神社の手前で県道に出るのだが、この辺りは飛鳥川を眺めながら歩くのが楽しい。

栢森の網掛神事の後、コミュニティバス栢森で県道と別れ、龍福寺加夜奈留美命神社を経て、古道 小峠・芋峠道 道標から、本コースのハイライトである古道 小峠・芋峠道 即ち山道に入る。道が崩れていたり倒木があったりするが、急な道は小峠の手前ですこしある程度でなだらかな山道が続く。一本道で道標も充実しており、その道標の写真をマップにもふんだんに掲載されており迷うことはないと書きたい所だが、最後に落とし穴があった。

古道 小峠・芋峠道の山道を降りた所で明日香村から吉野町へ入るのだが、その手前の古道 小峠・芋峠道 道標を芋峠の方に行ったのが大失敗である。道標の行者の方から来たので道標の指す方向は芋峠頂上・竜在峠しかないのであるが、正解は曲がらずに真っ直ぐ歩けばすぐ県道に降りる道があったのだ。マップには次の古道 小峠・芋峠道 道標として古道芋峠説明板が書かれているので、てっきり芋峠に向かうものだと思ったし、マップの写真の説明も芋峠頂上・竜在峠の表示しか書いていないのでなおさらである。ここはどちらに向かうかの説明がないといけない。

古道の後、マップには写真入りで県道を山頂に向かうと書いてあるが、県道はずっと下りで勿論山頂には出ない。前回の歩く・なら「持統天皇行幸の道」(近鉄大和八木駅~石舞台古墳)に、マップの間違いが多いと書いたがどうも本コースのルートマップは信頼性が低い。県道は基本的に車道なので歩いていてもおもしろくないと思ったが快適であった。なぜなら車がほとんど通らないからである。せせらぎ公園まで降りればもう人里なのだが、この間の約3Kmで追い抜いていった車は2台で向かってきた車はわずかに1台であった。

人里に出ればおもしろみのない道だと思っていたのだが、コースを分けるために近鉄大和上市駅に向かうために本コースでは東進する所を西進するまでの南下する道はとても風情のある田舎道であったし、本コースではない近鉄大和上市駅へ西進する道も旧い商店街が吉野町役場から近鉄大和上市駅までずっと続いており最後まで楽しむことができた。