2012年12月29日土曜日

奈良県みどりをつなぐウォーキングマップ「文化とふれあいの散歩道コース」

奈良県みどりをつなぐウォーキングマップ文化とふれあいの散歩道コース」を歩いた。奈良県みどりをつなぐウォーキングマップ「曽我川めぐりコース」と同じ奈良県立橿原公苑を拠点として、コースの大半は大和中央自転車道を歩く。コース前半は古墳から旧い街並みの情緒を楽しみ、後半は視界が開け広大な奈良盆地を実感できる。クリスマス寒波と年末年始寒波の狭間の小春日和のような陽気になって、実に気分爽快であった。

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コースのスタートは近鉄橿原神宮前駅で、まず橿原遺跡のある橿原公苑を巡った後、橿原神宮北参道からイトクの森古墳(池田神社)の横をすり抜けて、神武天皇陵(畝傍山東北陵)から大和中央自転車道を歩く。綏靖天皇陵(桃花鳥田丘上陵)を訪ねてしばらく行くと、重要伝統的建造物群保存地区今井町がある。

今井まちなみ交流センター(華甍)から始まり、高木家住宅河合家住宅旧米谷家住宅音村家住宅中橋家住宅稱念寺豊田家住宅を巡り、春日神社で折り返した後も、今西家住宅上田家住宅吉村家住宅山尾家住宅西光寺と見所に事欠かない。

この後、歩く・なら「斑鳩から飛鳥へ聖徳太子の往来道・太子道(筋違道)」近鉄黒田駅~近鉄八木西口駅でも歩いた飛鳥川農振橋まで歩く。遮るものがなく視界良好気分良好だ。、途中新ノ口連絡線保線基地大和中央自転車道多駐輪場県営福祉パークがある。最後は道を東にとり、歩く・なら「太安万侶を輩出した多氏の故郷へ」でも訪ねた秦楽寺を参拝して、近鉄笠縫駅へゴールする。

2012年12月8日土曜日

奈良県みどりをつなぐウォーキングマップ「センター緑地めぐりコース」

奈良県みどりをつなぐウォーキングマップセンター緑地めぐりコース」を歩いた。大和郡山市観光モデルコース「古代ロマン額田部の里」を南に一回り大きく歩く・なら「斑鳩から飛鳥へ聖徳太子の往来道・太子道(筋違道)」法隆寺前バス停~近鉄黒田駅で歩いたのんびり田舎道も歩く。浄化センター公園がコースのスタートとゴールなっているので、浄化センター公園駐車場に車を駐めて巡ることもできるし、近鉄ファミリー公園前駅は文字通り目の前なので電車でも便利である。しかし近鉄はなぜ浄化センター公園前駅にしなかったのだろうか、プールが開く季節だけ臨時停車していたそうだが、それならファミリープール前駅になるような気がするのだが。駅名に浄化が入るのを嫌ったのだろうか。確かに浄化を名に冠するのは好ましくない。ちょうどファミリープールは改装中なので、いっそのことリニューアルオープンに合わせて公園名はファミリー公園にプール名はファミリー公園プールに改名したらいいのにと思ってしまった。

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コースのスタートとゴールは浄化センター公園で、近鉄ファミリー公園前駅のすぐ北を近鉄橿原線を越えて北に向かい、近鉄天理線を超えた後佐保川三郷橋を西に渡ると、筒井順慶歴史公園がある。近鉄平端駅の北を近鉄橿原線を越えるときれいなお寺が目白押しで、来迎寺融通寺に聖徳太子ゆかりの額安寺を参拝する。途中額安寺五輪塔の傍には額田部窯跡もあり、歴史ロマンに思いを馳せることができる。

安堵町コミュニティバス岡崎西で西名阪自動車道を北に潜り、安堵町歴史民俗資料館から極楽寺を経て富本憲吉記念館(休館中)を巡るのだが、安堵町歴史民俗資料館の前の案内通り富本憲吉記念館(休館中)訪ねてから極楽寺に向かうのが素直だろう。今度は西名阪自動車道を南に潜り安堵中央公園で道を東に返し中家住宅を訪れ南に向かい大和川を渡ると本コースのハイライトで、のどかな田舎道のなか南陽禅寺から杵築神社を経て油掛地蔵を訪れる。

金福寺を最後に訪れると大和中央自転車道道標が目に飛び込んできた。この後すぐ大和川川久保橋を渡るのだがそこで凄いものを見てしまった。水量を確保するためよく水を堰き止めて段差が滝のようになっているのだが、その段差で強風に煽られて水煙が上がっている。まるで逆滝状態だ。大和川北岸の大和中央自転車道大和中央自転車道起点まで歩いた後、初めて浄化センター公園内を歩いた。自然豊かなきれいで広大な広場が広がっているのに感心したのだが、よく考えるともったいない原っぱでもある。

2012年12月1日土曜日

奈良県みどりをつなぐウォーキングマップ「水辺の緑地めぐりコース」

奈良県みどりをつなぐウォーキングマップ水辺の緑地めぐりコース」を歩いた。近鉄生駒線近鉄信貴山下駅から近鉄東山駅を歩くが、主役は竜田川だ。竜田公園は言わずと知れた紅葉の名所で前回訪れた歩く・なら「大和川・竜田川・富雄川と水辺をめぐる、龍田大社~廣瀬神社をつなぐ道」では十二分に堪能できたのだが、今年は冬将軍の到来が早く、竜田川紅葉祭りが行われているのにもかかわらず見頃は少し過ぎていた。しかしいろんな表情を見せる竜田川と自然と調和した美しい公園や悲話に涙する墳墓を訪れる本コースは変化に富んでいてとても楽しかった。季節を問わず楽しめる面白いコースである。

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スタートの近鉄信貴山下駅にはさんごうふるさとマップがあり、すぐに三郷町文化センターもあり三郷町の中心部なのだが、これまたすぐに視界が広がる。大和川若草橋では春の若草のようにやわらかな緑が鮮やかで、大和川第一緑地まで県下随一の広大な大和川の土手を歩き気分爽快だ。土手を下りて川辺の遊歩道を歩くのも面白そうだ。この後道を左に折れ本題の竜田川を北上すると三室山から竜田公園となり桜と紅葉の名所だ。川辺の細い道が紅葉祭りの会場で凄い人熱れなのだが、会場を過ぎた後も川辺の道は橋の下を潜って平群町竜田川2丁目まで続き本コースのハイライトだ。この後予想していないかなりまとまった雨に降られしばらく雨宿りできない開けた道が続き閉口した。傘も持っていなかったので尻尾を巻いて近鉄竜田川駅から帰ろうかと思ったが、通り雨で済んで青空も広がったので安堵した。

この後平群町にある近鉄の全駅を訪れたが全てに平群町観光案内図があった。近鉄生駒線沿いに進んだ後修景池美しい平群中央公園を歩く。石室内部まで入れる西宮古墳は公園の一部であり、次に竜田川まで降りるまで本コース唯一の激しいアップダウンとなる。近鉄平群駅には新しく竜田川遊歩道案内図があったが本コースではほとんど歩かないのが残念だ。しかし平群観光マップもある長屋王御墓吉備内親王御墓ははずせない。近鉄元山上口駅を過ぎると竜田川の上に近鉄生駒線が走るさらに上を歩くのが愉快だ。もう少し季節を早く訪れたら紅葉が凄いと思わせる金勝寺を訪れた後、地形を活かして国道168号に架かる橋が面白い平群北公園へ寄り道する。最後に竜田川沿いを歩くのだが、ゴールの近鉄東山駅のすぐ近くなのに「ここはどこ」と思わず呟いてしまう山の中の渓流で感激する。

2012年11月24日土曜日

奈良県みどりをつなぐウォーキングマップ「馬見丘古墳めぐり南コース」

奈良県みどりをつなぐウォーキングマップ馬見丘古墳めぐり南コース」を歩いた。前回の奈良県みどりをつなぐウォーキングマップ「馬見丘古墳めぐり西コース」ではコースを逆向きに辿り最後に馬見丘陵公園を歩いたが、今回は紅葉狩りが目的なので、コース通りに北から南へ歩を進めた。歩く・なら「北葛城 馬見丘陵の古墳群を散策する」と同様なコースなので高をくくっていたら、奈良県みどりをつなぐウォーキングマップには珍しくわかりにくいクネクネと細かい道を行くのでかなり骨が折れた。しかし前半の馬見丘陵公園だけでなくコース後半に巡るの古墳の多くが公園となっており、コース全般で秋を楽しめて大満足である。


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コースのスタートは隣が河合町役場近鉄池部駅で、本コースのハイライトである馬見丘陵公園も目と鼻の先だ。前回は平城遷都1300年の道を辿ったので、今回は緑のエントランスなごみの道を歩く。下池から乙女山古墳を望むつつ南下すると、上池の上流に素晴らしい色づきのイロハモミジに出会った。ナガレ山古墳を過ぎると広陵町に入り竹取公園内は歩かずに巣山古墳へ戻り、かぐや姫ゆかりの讃岐神社新家長福寺を参拝して、広陵町立図書館へ抜ける。

この後古墳巡りが始まり、新木山古墳三吉石塚古墳の間を通り、極楽寺を半周して鴨山古墳を目指すのだがどこがそれなのかよくわからなかった。マップに書かれている竹やぶがすでに古墳の一部のようだ。この後も穂雷神社まで細かい道を行くので難儀したのだが、浄土寺の手前で見事な黄色のイチョウに出会えて感激だ。黒石公園(エガミ田古墳群)みささぎ公園(モエサシ古墳群)の辺りは両側に歩道のある大通りを歩くのだが、両古墳は大通りから一本入った所にあるので、気をつけないと通りすぎてしまう。
この後近鉄大阪線を南へ超えゴールの近鉄築山駅を一旦過ぎて、大谷山自然公園を訪れる。ここにも大谷1号古墳大谷2合古墳がありしかも紅葉も見事だ。さらに近鉄築山駅の南には住宅地になって今は見る影もないがインキ(インキョ)山古墳がある。歩く・なら「北葛城 馬見丘陵の古墳群を散策する」だけでなく、歩く・なら「馬見丘陵の古墳群と伝説を巡る」でも迷ってしまったのに続いて、今回も竹取公園で迷ってしまった。かぐや姫に惑わされている?

2012年11月16日金曜日

歩く・なら「緑豊かな大和高原 山田道安ゆかりの郷をたずねて」

歩く・なら緑豊かな大和高原 山田道安ゆかりの郷をたずねて」を歩いた。ちょうど奈良ウォーキングマップ其の参 8.棚田広がる 米谷コース奈良を歩く ゆきめぐり「大和の高原文化をのんびり歩こう いにしえの道コース」の間を名阪国道の北側を中心に歩く。高原を歩くのにふさわしい季節は夏だが、アップダウンが激しく体力的にきつくならない紅葉の季節を選んだ。しかし前半は布目川沿いにほぼ平坦で、後半に長い登り坂となるがアップダウンすることはほとんど無く一度登り切ってしまえは名阪国道まで下り一辺倒になり、ロングコースだが体力的にはそんなに厳しくない。紅葉だけでなくススキも至る所に群生しているし、柿が実り栗が落ちている秋真っ盛りを満喫できて大満足だ。

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コースのスタートとゴールは国道福住バス停であるが、名阪国道では同じバス停ながら行きと帰りで場所が大きくかけ離れる。オプションコースになっている七曲り道にある氷室神社は帰りに寄り道することにして歩を進めると、氷室の里案内図があり、スタートしてすぐ右手に見掛けたお地蔵さんは尻冷し地蔵という奇妙な名であることがわかる。日本動物霊園から周回コースに入ると、最初の目的地のクサ地蔵の手前に天理市道標があった。八阪神社にも、そこから県道に戻った所にも天理市道標があり充実している。

ここから「山田道安ゆかりの郷」観光のメインディッシュで、道安の菩提寺である蔵輪寺を参拝した後、大仏の頭部修復に功績を残し東大寺が建てた「道安遺跡」の碑を巡り、昭和10年に建てられた元山田小学校の山田公民館を訪れる。布目川沿いに進むのは春日神社で終わり、面影も何もない索道跡(ロープウェイ)からいよいよ登り坂となる。八重桜カントリークラブを突き抜けた後名阪国道近くまで南下した天理市道標でも行き先はいこいの村大和高原で変わらず、コース一番の難所で退屈な山道が続くが自然を満喫できる。

八重桜カントリークラブの正面玄関を過ぎて、一本松で名阪国道を南へ抜けるといこいの村大和高原改め大和高原ボスコヴィラがある。この後再度名阪国道を潜りナパラゴルフクラブに出ると見事な紅葉だ。さらに名阪国道を南に抜けた後天理市道標から最後の名阪国道を北へ抜ける道が最高でわざわざ遊歩道を作ったのではないかと思わせると、抜けた後の天理市道標には道安の郷ハイキングコースの表示があった。復元氷室を過ぎて天理市道標とお別れし周回コースの起点に戻る。余力があればオプションコースの七曲り道も踏破しようと考えていたが、予想通り氷室神社のみ参拝して国道福住バス停へゴールした。

2012年11月3日土曜日

奈良県みどりをつなぐウォーキングマップ「奈良公園満喫コース」

奈良県みどりをつなぐウォーキングマップ奈良公園満喫コース」を歩いた。去年歩いた奈良ウォーキングマップベストセレクション 4.奈良公園見所たっぷりコースでは、紅葉を楽しむには季節が進み過ぎていたので今回は早目に訪れたのだが少し早過ぎたようだ。奈良公園は木々の種類が豊富で紅葉のシーズンも長く10月初旬から12月上旬まで見頃にはなっているのだが、やはり他の名所同様に11月中旬から下旬がベストシーズンなのだろう。尚本コースは奈良公園の中心部の春日野園地や飛火野を避け緑が美しい若草山沿いに進み高畑から「花のお寺」の異名を持つ白毫寺まで足を伸ばす、みどりをつなぐに相応しいコース設定になっている。

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コースのスタートとゴールは自然を利用した日本庭園である吉城園で、こちらもみどりをつなぐに相応しい。奈良県庁東の駐車場を利用するなら違和感はないが、コースは周回コースなので電車で行くなら興福寺を起点にすればいいだろう。この後東大寺戒壇院から東大寺大仏殿の西を抜けて、紅葉の名所の大仏池を半周するが紅葉はまだまだである。

次に、正倉院を4分の3周するがフェンスに遮られて退屈だ。4分の1周にショートカットしたいし、さらに整備工事中のため当面公開中止なのも残念だ。しかし東大寺大仏殿の裏から手向山八幡宮へ向かう何度歩いても飽きないお気に入りの東大寺裏参道が機嫌を直してくれると、続いて青々とした若草山が目に飛び込んできた。やっぱり季節が早過ぎる。

そして春日大社を参拝した後、巨木の樫の木であるイチイカシがあるなど緑に囲まれて静謐な空間を感じられるのがとてもいい上の禰宜道を下り、念仏踊りの一遍上人が長谷寺百日参りで隔夜宿泊した隔夜寺から東に道をとり、東海自然歩道道標通りに白毫寺を目指す。次の東海自然歩道道標も道標通りに西に道を返すが、緑山緑地にある道標で自然歩道をはずれるのは残念だし、人工池まであるきれいな緑山緑地をみどりをつなく本コースで紹介していないのは納得できない。

白毫寺道標から、白毫寺への道を往復して進路を北にとると新しい山の辺の道道標があった。奈良ウォーキングマップベストセレクション 7.山の辺の道 北コースにも記した通り整備が進んでいる。新薬師寺不空院を参拝した後は、志賀直哉旧居から紅葉を楽しむにはうってつけの浮見堂へ抜けるが、紅葉はイマイチどころかイマサンである。しかし最後に訪れた荒池辺りでは色づいた木々が多く溜飲を下げることができた。

2012年10月26日金曜日

奈良県みどりをつなぐウォーキングマップ「行者の道コース」

奈良県みどりをつなぐウォーキングマップ行者の道コース」を歩いた。近鉄下市口駅から北回りで近鉄福神駅まで西に辿る自然満喫コースである。天高く青空の中に飛行機雲がたなびく秋真っ盛りの中、緑に囲まれた山道や棚田に覆われた谷あいの道、鉄道沿いの稲穂を乾す田園風景は変化に富んていて大いに楽しませてくれた。たたなづく青垣は真に山こもれる 大和しうるはしである。

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スタート地点の近鉄下市口駅にはなかよしの案内マップがある。ここから南へ吉野の山を巡るのが定番だが本コースは大淀町文化会館の西をすり抜け北の高台にある本コース最高地点の大淀町平畑運動公園を目指す。高台と書いたのは周囲は平坦であるからで、住宅街を抜けた後の坂道は険しく完全に山の中である。しかし登った分だけ眺めは素晴らしく吉野の修験の峰々が険しいことを遠望することができる。次の交差点まで緑の中の平坦な道を楽しんだ後進路を西に取ると緩やかな下り坂で谷あいの棚田風景が広がり気分爽快だ。

今木区案内板まで下った後国道309号を超え309号沿いの細い田舎道を歩き、大淀町立西武幼稚園からふれあいバス今木大井手まで少しだけ国道を歩いた後、今度は今木川沿いに歩いて今木権現堂仁王門を訪ねる。蔵王権現堂内外石仏群も味わい深い。再び国道309号を超えると甲神社がある。コース通りに行くと阪合黒彦皇子墓の場所はわかりにくいが、大淀町道標からふれあいバス今木下垣内までかなりの間国道309号を歩くのだが、国道から眺める阪合黒彦皇子墓は美しく見失うことはないだろう。

近鉄吉野線吉野口第4号踏切道を渡るとすぐにJR和歌山線が横たわり、近鉄吉野線とJR和歌山線の間の田園風景は実りの秋を満喫させてくれる。素晴らしい。近鉄薬水駅を過ぎて、道と小川の両方を超えるとてつもなく哀愁のある近鉄吉野線レンガ製めがね橋をくぐると地名の由来となった薬水大師がある。裏には湧き水があり、蛇口をひねればポンプが弘法大師様空海が掘り当てた井戸水を汲んでくれる。この後も田舎道を歩いて近鉄福神駅を南から北へ駆け上がり、近鉄福神花吉野ガーデンヒルズ販売センター過ぎて、最後の目的地の福神中央公園を歩く。新興住宅街の公園は広大で遊具等も充実しているし、公園最上部からの眺望も見事だ。最後は近鉄福神駅に戻ってゴールする。

2012年10月13日土曜日

奈良県みどりをつなぐウォーキングマップ「矢田の森自然満喫コース」

奈良県みどりをつなぐウォーキングマップ矢田の森自然満喫コース」を歩いた。みどりをつなぐにふさわしいその名の通りの自然満喫コースである。矢田山遊びの森の歴史の道は、生駒の散歩道「松尾山コース」(矢田山遊びの森 矢田越えの道)大和郡山市観光モデルコース「自然豊かな矢田丘陵」で歩いたがいずれも帰り道であったのに対し本コースは矢田寺東明寺を表参道から参拝することができる。大和民俗公園に下る道も静謐な林道を抜けた後、絵に描いたような田舎道でリラックスすることこの上ない。

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コースのスタートとゴールは大和民俗公園花菖蒲園なので、ベストシーズンは5月だ。もちろん奈良県立民俗博物館はシーズンフリーだが大和民俗公園が広大で自然豊かなのには驚いた。この後中門にプロペラが飾られている飛行機の守り神として有名な矢田坐久志玉比古神社を参拝した後、バス通りの横山口へ出て大和郡山市総合公園を訪れる。見事にコスモスが揺れていた熊澤蕃山先生遺址を通り過ぎた後、矢田寺山門からの石階段は相当な難所だ。一日で四国霊場を巡れる矢田寺本堂を参拝した後、わかりにくいが少し戻って、聖天尊の西の小道から矢田山遊びの森の歴史の道となる。すぐ近畿自然歩道道標があるのだが、法面が崩壊していて迂回路へ回らされると結構登り降りすることになる。

この後一度に降りた後用水路沿いに登り、次の別れ道から二度目の難所で乗り入れ禁止の道標まで急坂は続く。東明寺も急坂の途中にあり、東明寺前から矢田山遊びの森案内板まで続く。県立矢田自然公園峠池を四分の三周して矢田山遊びの森案内板からしばらく行くと高低差が全くなく陽射しが届かないほど生い茂った林道を歩きすこぶるご機嫌だ。矢田山遊びの森道標の辺りは意識して体重を後ろにかけないと危ないほどの急坂だが、降り切った後は夢の様な素敵な田舎道が続き、邪馬台国想定地道標を左に折れ最後は大和民俗公園を歩く。

2012年9月29日土曜日

奈良県みどりをつなぐウォーキングマップ「大和川古墳めぐりコース」

奈良県みどりをつなぐウォーキングマップ大和川古墳めぐりコース」を歩いた。奈良県の二つの浄化センターは奈良盆地を北に流れる多くの川が西に流れる県下最大の大和川に合流する地点に立地しており、ともに広大な土地を利用してスポーツ施設が併設されている。その二つの浄化センターをつないだ本コースは合計6本の川を巡るのだが、以外に川沿いに歩くことが少ない。しかしほとんどの道が車通りが少なくとても歩きやすい小さな道で快適に歩くことができた。
 
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コースのスタートは浄化センター公園が目の前の近鉄ファミリー公園前であり、駅を出た所に大和中央自転車道案内がある。この案内図通りに道を南にとると大和川杉ノ木橋大和中央自転車道起点があるが、大和中央自転車道は歩かず大和川杉ノ木橋を南に渡り土手を東に少しだけ歩いて大和川とはお別れだ。この後南に進路をとり一度近鉄橿原線を潜ると正念寺があり、近鉄結崎駅まで本コース最大の繁華街を南下する。近鉄結崎駅には観世の里川西見どころ散策MAPがあるのは歩く・なら「青き山々に抱かれた国・古代風景と磯城の古墳を訪ねて」で確認済みだ。

ウォーキングマップではこの後近鉄橿原線沿いに南下することになっているがそんな道はなく、その後寺川沿いに未舗装の道を歩くのだが草茫々の上に実りの季節で大変であった。この後も寺川沿いに歩くのだが雑草の背が高く水面が見えずに気分が晴れなかったのだが、本当に車が通らないのには感心した。寺川宮前橋の手前には糸井神社が渡ると面塚があり、その後島の山古墳を巡るのは歩く・なら「青き山々に抱かれた国・古代風景と磯城の古墳を訪ねて」と同じだ。

飛鳥川唐院橋を渡る前に唐院運動公園を訪れるが、川西町ふれあいセンタにはなかなかよくできた川西町全図がある。飛鳥川唐院橋を渡ると大和中央自転車道とクロスするがここでも飛鳥川沿いに進む大和中央自転車道を歩かない。曽我川小柳橋葛城川桜橋を越えてすぐの奈良県第二浄化センタには飛鳥葛城自転車道道標があり、高田川沿いにを飛鳥葛城自転車道案内まで飛鳥葛城自転車道を歩く。

この後右に左に折れて本コースでは一番わかりにくい道を春日神社を経由して、川合大塚山古墳から中良塚古墳(高山塚一号古墳)高山二号墳を巡る。ゴールの近鉄池部駅の北側の道は初めて歩くから楽しみにしていたら、歩く・なら「大和川・竜田川・富雄川と水辺をめぐる、龍田大社~廣瀬神社をつなぐ道」川合大塚山古墳から近鉄池部駅まですでに歩いていたのだった。

2012年9月22日土曜日

奈良県葛城市名所旧跡ウォーキングガイド「二上山コース」

奈良県葛城市名所旧跡ウォーキングガイド二上山コース」を歩いた。二上山歩く・なら「大津皇子が眠る二上山と葛城の里」歩く・なら「悲劇の皇子を悼む、二上山の頂へ」で2回登ったのだが、いずれも雌岳から雄岳を歩くすなわち北から登って南へと下ったのだが本コースは逆に辿る。歩く・なら「悲劇の皇子を悼む、二上山の頂へ」は論外のハードコースだったので、歩く・なら「大津皇子が眠る二上山と葛城の里」と比較すると北側がのんびり登れるのに対して南側は急斜面で体力が奪われて大変である。どうも北から登る人が多いようだ。健脚でない私を追い抜いていった人は一人で、追い抜いたのはまだ歩けない幼子を連れた夫婦一組だけであった。歩く・なら「悲劇の皇子を悼む、二上山の頂へ」に続いてもう山登りはこりごりの気分になったのだが、歩く・なら「大津皇子が眠る二上山と葛城の里」の頃より加齢よりも加重した体が体力を無くしていないのかとても気になる。
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コースのスタートは奈良県葛城市名所旧跡ウォーキングガイド「當麻寺コース」の続きのように近鉄二上神社口駅である。まずは大和高田バイパスを越えて真っ直ぐ西に向かうが葛城市道標で南下する。ここから傘堂までの田舎道が池も多くてご機嫌だ。途中二上山ふるさと公園に立ち寄るが歩く・なら「悲劇の皇子を悼む、二上山の頂へ」でとんでもない目にあった456段の石段は登らずに引き返すと道の駅「ふたかみパーク當麻」の右前に前回は気づかなかった近畿自然歩道案内図があった。近畿自然歩道開設時にまだ葛城市はなかったのには驚きだ。

葛城市新在家案内板近畿自然歩道道標と辿り、傘堂から進路を西にとりいよいよ登り坂が始まる。逆から回ると本当に景色が変わり次の近畿自然歩道道標からすぐにある當麻山口神社を参拝した。今回は鳥谷口古墳は遠くから眺めるにとどめて、公園だと思っていた緑の砂防ゾーン創出事業「初田川」を歩いてその次の近畿自然歩道道標に出た。この登り坂は前の2回とも軽快に下ったのだが登るとなるとえらい急坂だ。裏向不動明王を過ぎて祐泉寺から山道になるがすぐに青息吐息になった。ここから馬の背までの道が一番の難所だろう。

この後一番見晴らしのいい雄岳を登り降りした後、さらに雌岳まで登れば後は下りである。目と鼻の先にある大津皇子の墓を訪ねた後下りの山道がひどく長い。葛城市道標まで来たところでもう山道はすぐ終わると思っていたら全く終わらない。山道が終わったところにある倭文神社は最初に進路を南にとった葛城市道標とは本当に目と鼻の先である。この後は元来た道を辿り、近鉄二上神社口駅へゴールする。

2012年9月15日土曜日

奈良県みどりをつなぐウォーキングマップ「津風呂湖散歩コース」

奈良県みどりをつなぐウォーキングマップ津風呂湖散歩コース」を歩いた。ほぼ自然満喫オンリーで、津風呂湖とは目と鼻の先にある吉野運動公園を拠点にする周回コースである。湖上のボートを楽しめるので避暑にもいいのだろうが広い湖に漕ぎ出している人は皆無なのに対し、魚が豊富なのか太公望の方が以外に多く専用の桟橋を設けて商売になっているようだ。湖畔には桜並木が多いのでベストシーズンは桜の季節になるだろう。
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スタートとゴールは吉野運動公園で、吉野町案内図から案内通りに津風呂湖を目指さず、まずは北に道をとり菅生寺を参拝すると次に吉野北小学校が目に飛び込んできた。さすが昔から吉野の桜と歌われた世界遺産の町は財政が豊かなのだろうと思わせる素晴らしいデザインである。この後竜門川沿いに吉野川まで下るのだが、南東岸にある車道とは別に北西岸の緑いっぱいの山道は9月なのに真夏を思わせる陽射しの中で清涼感のある風を感じて実に気持ちいい。

妹山樹叢の麓には大名持神社があり、その門前には伊勢湾台風痕跡水位の碑がある。この後津風呂湖案内板からまた山道に入り下った分だけ上るわけだが、津風呂湖温泉までは緩やかでほとんど上りを意識しない。この間はマップでは本当に川沿いすぐの道を歩くようになっているのだがそんな道はなく一本南の道を歩いたのだが、こちらも緑いっぱいでちょうど日も陰ったこともあり実に爽快である。津風呂湖温泉からコミュニティセンターつぶろまでが本コース最大の難所でつらい上りが続くが、この後いよいよコース名に冠せられている津風呂湖周遊である。

まず津風呂ダムの上を歩き目で落差を楽しんだ後周遊道路を歩くが、平尾橋までは大して視界が開けておらずかなり湖畔の形が複雑で曲がりくねっていてまるで山道を歩いているようだ。近畿自然歩道道標から吉野町案内図の案内に出ていた道と合流し、次の近畿自然歩道道標から本コースのハイライトでまず両側がオープンで下が薄い板で本格的な吊橋のみかえり橋を渡る。止まっていると大きく揺れてとても怖いので一気に歩いたのだが、人とすれ違うのに端によるのも怖い。この吊橋は近畿自然歩道になっているだけでなく、サイクリングロードにもなっているのだがとても自転車をよけるスペースはないというよりここを自転車に乗って渡れる人はそんなにいないだろうと思うドキドキの吊橋である。

この後すぐにある近畿自然歩道道標近畿自然歩道とは別れて今度は視界の開けた周遊道路を山口吊橋まで歩く。こちらは両サイドは閉じているし下はぶ厚い木で少し広くあまり揺れない。この橋を渡った後周遊道路とはおさらばして森の中の道を抜けると津風呂湖周辺案内図に出る。ここから普通の田舎道が吉野運動公園まで続き炎天下の直射日光がたまらない。もうすぐ彼岸だというのに真夏の暑さだ。最後は吉野運動公園を歩くがこちらは競技施設しかないようだ。体力のあるうちに津風呂湖を楽しむにはバスでも行けるコース上最も標高が低い津風呂湖口を基点にするのがベストだろう。

2012年9月8日土曜日

奈良県みどりをつなぐウォーキングマップ「西の京の寺社と緑地でやすらぐコース」

奈良県みどりをつなぐウォーキングマップ西の京の寺社と緑地でやすらぐコース」を歩いた。コース前半の秋篠川は地元でありとてもいい散歩道だ。、奈良ウォーキングマップ其の弐 9.ならやま横断秋篠川沿いコースでコース通り歩いたし、コース後半も奈良歴史の道でさんざん反時計回りに歩いているのでコースとは逆向きに歩いたのだが、奈良歴史の道を歩くことはほとんどなかった。コース名通りに歴史と自然の両方を楽しめるミドルコースで秋篠川桜並木は本当に素晴らしい。
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コースのゴールの近鉄西ノ京駅薬師寺の門前駅で、まずは観光客でごった返すメインストリートを唐招提寺まで歩くのだが、夏休み明けの週末はほとんど人がいない。奈良歴史の道垂仁天皇陵の環濠沿いに設定されているが、本コースはわかりやすい車道を歩き、喜光寺からは奈良歴史の道の一本西の菅原神社へ通じる道を近鉄奈良線を超えてすぐある十五所神社まで北上する。途中西大寺南門から西大寺北門へ抜けるといい。

この後西奈良県民センターまでほぼバス通り沿いにコース設定されていて、秋篠寺を出て平城中山バス停からは秋篠川沿いを歩く。本コースハイライトの遊歩道となっている秋篠川桜並木龍王神社から始まり、秋篠川桜並木だけでなく秋篠川ヘイケボタルプロジェクトも繰り広げられるなど自然豊かで、今回は青鷺が見事なポーズを決めてくれた。

西奈良県民センター大渕池公園(東地区)大渕池公園(西地区)大渕池のほとりにあり、コーススタートの近鉄学園前駅からはなぜかバス通りを避けて非常にわかりにくい道にコース設定されている。コース通り歩くならPARADISパラディ学園前の前の通りを西に向かい、奈良女子大学附属小学校付属幼稚園案内板の次の交差点を北に折れることになる。

2012年9月1日土曜日

奈良県みどりをつなぐウォーキングマップ「曽我川めぐりコース」

奈良県みどりをつなぐウォーキングマップ曽我川めぐりコース」を歩いた。コース前半は古墳巡りで新沢千塚古墳群歩く・なら「橿原・明日香 明日香・藤原京へと都の歩みをたどる」(橿原コース)歩く・なら「葬るかたち・宮都「飛鳥藤原」西方の古墳を訪ねて」(近鉄橿原神宮前駅~近鉄飛鳥駅)で訪れているので、前回の奈良県みどりをつなぐウォーキングマップ「馬見丘古墳めぐり西コース」同様にコースを逆向きに辿った。コース後半の曽我川は初めて歩いたのだが車の交通量も少なく一部未舗装の車が入れない田舎道もあり、川面を見ながらゲリラ豪雨で水量の豊富な水音を聞きながらのウォーキングは実に気分爽快であった。土手には桜並木も多かったのでベストシーズンはやはり桜の咲く季節になるだろう。
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コースのゴールは近鉄真菅駅で西に向かうとほどなく最後の目的地の曽我川治水緑地だ。じゃぶじゃぶ池が素晴らしいし、上海井戸跡が出迎えてくれた。曲川大橋を渡ると本コースのハイライトで、未舗装の土手を歩く。水音が出るようわざわざ石を埋めているのが心憎い。未舗装の道はそう長くあ続かないがJR桜井線を潜り、次の目的地の橿原運動公園のある大和高田バイパスまで川面を楽しむことができる。

巨大なスライダープールが特徴の橿原市総合プールの前は飛鳥葛城自転車道で二度歩いたのだが、公園内を歩くのは初めた。実に広大で公園を抜けるとすぐ近鉄南大阪線だ。さらに次の目的地の橿原市千塚資料館まで南下する。残念ながら資料館は工事中だったが次の目的地の新沢千塚古墳群も抜けていくことができる。歩道橋を登ると、史跡新沢千塚古墳群を左に抜けて階段を登ると第173・178号墳で、そこから道なりに東へ向かえば新沢千塚126号墳を経て第139号墳で行き止まるが、この季節草茫々で足元が見えないが何とか南へ下り少し西に戻れば南の住宅街へ出られる。

次の目的地の橿原神宮へは高取川鳥屋橋を渡り、近鉄南大阪線を再び北に越えて、西参道から深田池を半周し、南神門から参拝した後表参道へ抜けるのだが、最初の目的地の県立橿原公苑をコーススタートの近鉄橿原神宮前駅から橿原公苑陸上競技場へ歩いて公苑を抜けると橿原神宮北参道に出るので、こちらをコースに設定してもよかったのではないかと思う。

2012年8月18日土曜日

奈良県みどりをつなぐウォーキングマップ「馬見丘古墳めぐり西コース」

奈良県みどりをつなぐウォーキングマップ馬見丘古墳めぐり西コース」を歩いた。南北に遊歩道が続きウォーキングには最適の馬見丘陵公園は、歩く・なら「北葛城 馬見丘陵の古墳群を散策する」歩く・なら「馬見丘陵の古墳群と伝説を巡る」で2回歩いている。本コースはその馬見丘陵公園を歩いた後西へ進路をとるのだが、この季節は終盤は疲れて楽しむどころでなくなるので経験済の馬見丘陵公園を後で歩くよう逆向きに歩いた。結果体力のある前半に自然豊かな田舎道を存分に楽しむことができて大満足である。
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コースゴールのJR志都美駅は香芝市にあり、駅を出ると香芝あんないマップがあった。まずは葛下川東岸を南下するが、遊歩道が整備されているのは少しだけで車の交通量も多く何とか歩道スペースのある川面が見れない左側を歩くことになる。この後東に向かいゆるやかな坂道が始まるとすぐに最後の目的地の浄安寺だ。ここから次の目的地である庚申塚までの田舎道が素晴らしい。雨が降ってぬかるんでいると大変だが未舗装の道もあり気分最高だ。

次の目的地の牧野史跡公園(牧野古墳)は住宅街のど真ん中だ。なかなか真っ直ぐに歩けない住宅街を北へ抜けたら次の目的地のほのぼの公園からまた気持ちいい田舎道が始まり、見所はあまりないがすぐに次の目的地の佐味田宝塚古墳過ぎて、奈良県馬見丘陵公園まですぐそこの河合町文化財案内図まで交通量のほとんどない田舎道が続く。奈良県馬見丘陵公園の最南部は広陵町で広陵町観光案内図があった。

この後馬見丘陵公園をずっと北上するのだが、訪れる古墳の中では最大のハイライトであるナガレ山古墳はすぐにある。馬見丘陵公園館を過ぎてさらに進むと最後は平城遷都1300年の道を歩く。途中馬見二ノ谷遺跡もあるが、道には奈良の歴史を著したパネルが埋められており、最後のパネルは2010年全国都市緑化ならフェア開催だった。馬見丘陵公園を抜けるとスタートの近鉄池部駅はすぐそこで傍らにはかわいコミュニティーマップがあった。

2012年8月15日水曜日

歩く・なら「明治維新前夜・維新の魁「天誅組」五條代官所襲撃の日」

歩く・なら明治維新前夜・維新の魁「天誅組」五條代官所襲撃の日」を歩いた。歩く・なら「奥吉野に散る太刀の血煙・明治維新の魁「天誅組」最後の日(終焉の地)」(蟻通~鷲家)の続きのコースかと思っていたら時系列的には本コースの方が先になる。天誅組が挙兵したとして明治維新の発症の地だけでなく、紀州街道(江戸時代)の面影を残し国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている五條新町を巡る歴史耽溺コースであるが、コース中盤には田舎道をのんびり歩いて機微に富んでおり大満足だ。

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コースのスタートは新興住宅街にある田園一丁目バス停でその住宅街のゆるやかな坂道を抜けるとすぐに天誅組が挙兵前に集結した岡八幡宮となる。この後オプションルートの市立五條文化博物館(安藤忠雄建築)へと足を伸ばすためさらにゆるやかな坂道を登るとすぐに近畿自然歩道道標があった。

市立五條文化博物館(安藤忠雄建築)には5万人の森公園が併設されていて、奈良五條自然と柿の里ファーム・森のカフェもあり、子供連れなら丸一日楽しめそうだ。この場合は園内に南大和乃国ドライブマップもある通り車が足になるが。この後さっきの近畿自然歩道道標まで戻り、近畿自然歩道「金剛山ろく文化をめぐるみち」を歩く。今度は下り坂で見晴らしがよく車がほとんど通らない田園風景の中を行く。早稲と晩稲が混在していて面白い。

バス道の近畿自然歩道道標と奈良県立五條高等学校がバックの近畿自然歩道道標を通り過ぎた後、JR五条駅に向かうために左折する近畿自然歩道道標でお別れして、真っ直ぐ南下するとJR和歌山線の手前に乾十郎之墓が、超えてから西へ進み五條市営極楽寺霊苑(五條代官鈴木源内墓所)を過ぎてから再び南下するとすぐ五條代官所跡(五条市役所)井澤宣庵墓・岡田禮以墓がある。

この後西へ進むと井澤宣庵宅趾があり、天誅組の全てがわかる民俗資料館(長屋門)で引き返して国道24号を南に歩道橋を渡ればいよいよ本コース最大のハイライトの五條新町(重要伝統的建造物群保存地区)だ。まずは右折して本コースではオプションルートの西へ進むと五條新町の礎を築いた松倉豊後守重政之碑があった。時間がない(JR和歌山線は1時間に1本の電車)ので、二見神社で折り返す。

まちなみ伝承館まちや館(木村篤太郎生家)を東進し、大通りを渡った森田節斎宅址までが五條新町(重要伝統的建造物群保存地区)だ。その後も天誅組を偲ぶ史跡は続き、乾十郎宅址から国道24号線を超えてすぐの櫻井寺には天誅組本陣跡がある。時間がなくてあまり味わえなかったが最後もなかなかに風情のある街並みを歩いてJR五条駅にゴールする。

2012年8月11日土曜日

奈良県葛城市名所旧跡ウォーキングガイド「當麻寺コース」

奈良県葛城市名所旧跡ウォーキングガイド當麻寺コース」を歩いた。中将姫伝説所縁の當麻寺歩く・なら「大津皇子が眠る二上山と葛城の里」で、石光寺歩く・なら「悲劇の皇子を悼む、二上山の頂へ」で訪れたが、花の寺としても有名な両寺を一度に参詣するのが最大の特徴となるショートコースである。ボタンが咲く4月中旬から5月上旬がベストシーズンになるだろうか。
 
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コースのスタートは近鉄当麻寺駅で傍らに葛城市観光マップ「花と文化財の里當麻」がある。駅から観光道路だと一目瞭然となる黄土色の彩られた道を行くと、當麻蹶速塚葛城市相撲館だ。ここからすぐの国道165号には近畿自然歩道道標がありここからこの道標を辿ることになる。

通り雨を平田春日神社でやり過ごしてしばらく行くと、當麻寺仁王門(東大門)の前にも近畿自然歩道道標があった。日本最古の文字が誇らしい當麻寺梵鐘を過ぎて、當麻寺本堂の手前を右に折れて當麻寺黒門(北門)を抜けてしばらく行くとお地蔵さんの傍に近畿自然歩道道標があった。

二上山を望む視界が開けた次の近畿自然歩道道標で道標とはお別れで、こちらも日本最古の文字が踊る石光寺(白鳳弥勒石仏の寺)を参拝する。石仏だけでなく中将姫染の井糸掛け桜は必見だ。最後は二上山を望みながら国道165号の歩道を歩き、近鉄二上神社口駅へゴールする。