2014年4月26日土曜日

奈良県みどりをつなぐウォーキングマップ「榛原周遊コース」

奈良県みどりをつなぐウォーキングマップ榛原周遊コース」を歩いた。歩く・なら「伊勢本街道の難所越え・峠を越えて温泉にひたる」のスタートと奈良県みどりをつなぐウォーキングマップ「芳野川散策コース」のゴールは近鉄榛原駅であったが、榛原を周遊するのは初めてである。本コースは歴史街道から新興住宅地を抜けた後に自然にふれ合う変化に富んでいて実に楽しい。室生湖から平成榛原子供のもり公園を巡る道は圧巻だ。尚今回からGPSログのハードをIS01からSC-01Fに変更する。スマホは消費電力がでかいのが欠点だったが漸く持つようになってきた。IS01はGPSロガーとして名機だと思ってきたが、下記地図の軌跡を見ての通りSC-01Fはそれ以上に誤差が小さい。山中の感度に不安を残すが、携帯とパッドの2台持ちからは卒業し今後はスマホ1台に集約しよう。

より大きな地図で 奈良県みどりをつなぐウォーキングマップ「榛原周遊コース」 を表示
Picasaウェブアルバム 地図の作成方法 軌跡の取得方法

コースのスタートとゴールは宇陀市観光案内所がある近鉄榛原駅である。国道369号に出た後近鉄大阪線を北へ潜り、すぐにあるならクル(T-1)柳生↑から旧家が多い旧道を歩き宗祐寺を参拝する。旧道を北に折れるとやがて新興住宅街に入り小奇麗なひのき坂古墳公園があった。長安院の辺りは開発から免れていたが、総合老人福祉施設ゆあほうむ榛原を過ぎるとまた新興住宅街となる。見頃を迎えたハナミズキ並木が実に壮観だ。この時期に本コースを歩いたのは大正解である。

長く続いた登りも天満台公園で終わり今度は南に向かい、平行する国道165号と近鉄大阪線を越えるとまた少し登るのだが、振り返ると額井岳の雄姿が素晴らしい。ほどなく本コースのハイライトである室生湖へと出て、化粧直しした下戸橋の激し過ぎる赤に感動し、宇陀川と室生湖の境界にある室生ダムの水が送られる地域で奈良市にまで恩恵を植えていることに感心しつつ平成榛原子供のもり公園へ入る。

平成榛原子供のもり公園はキャンプ場やスポーツ広場だけでなく森の館まである総合レジャー施設だ。今回裏から入っているのだが表から入ると駐車場から立派なコンクリート製の森の大橋森の館の二階へエスコートする洒落た設計になっている。最後はならクル(T-13)曽爾高原←(T-13)宇陀(榛原駅)→から宇陀川沿いに進むとならクル(T-13)室生寺ルート室生寺15Kmがあり、墨坂神社宇陀川に別れを告げて、ならクル(T-14)曽爾高原ルート(T-13)室生寺ルート→に出れば周回終了だ。

2014年4月5日土曜日

歩く・なら「聖徳太子ゆかりの王寺・いかるがの里ウォーク」

歩く・なら聖徳太子ゆかりの王寺・いかるがの里ウォーク」を歩いた。花冷えの中、前回の奈良まほろばサイク∞リング 藤ノ木ルート(法隆寺→竜田公園)と同じく竜田公園を訪れたのは、去年奈良まほろばサイク∞リング 竜田川ルート(竜田川→三郷)を歩いた時に感動した桜溢れる三室山をまた堪能したいと思ったからだ。コースは周回コースなのでハイライトの三室山を最後に訪れるよう逆回りしたかったが、生憎天気予報は下り坂の予想で晴れている間に撮影するためコース通り歩いた。三室山の桜はやはり素晴らしい。奈良県内では吉野山と覇権を争う桜風景だ。「いかるが」と言えばどうしても法隆寺近辺を思い浮かべるのだが、本コースは大和川から竜田川を巡り最後は葛下川を歩く川巡りコースで、二度目に大和川を渡る大城橋は潜水橋で水面のすぐ上を歩く第二のハイライトだ。この細い橋を通る車などいないと橋の中央でのんびりしていたら車が来たので焦った。橋の幅は車とすれ違うスペースを許さない。急いで渡るのも嫌だなーと思っていた橋の材料と同じコンクリート製の出っ張りを見つけたのでそちらへ逃れた。出っ張りはまあままのスペースがあろのだが少し下にありなかなかの恐怖感を味わえる。

より大きな地図で 歩く・なら「聖徳太子ゆかりの王寺・いかるがの里ウォーク」 を表示 
Picasaウェブアルバム 地図の作成方法 軌跡の取得方法

コースのスタートは東西に近鉄王寺駅と近鉄新王寺駅があるJR王寺駅北口である。まずは大和川昭和橋を渡って、大和川第1緑地沿いに進み、神岳神社から三室山を縦断した後、竜田川西岸を北上する。紅葉の名所の紅葉橋で折り返して東岸を南下すると三室山の美景を楽しむ。散歩にはもってこいの竜田川沿いの遊歩道が終わるとほどなく岩瀬の森があった。この後大和川合流まで見晴らしのいい土手上の未舗装道を進むとそのまま大和川北岸も未舗装道の土手をJR関西本線まで歩ける。実に爽快だ。

この後冒頭にエピソードを述べた潜水橋を渡ると橋は傾いていると書かれている警告表示に慄くが、三室山と生駒山のツーショットを見ながらのんびりといかるがの里を進み気持ちがなごむ。西方寺を経て一旦大和川とJR関西本線まで北西に進むが、舟戸神社を参拝した後は南下し、気をつけていないと頭をぶつけるほど小さい近鉄田原本線地下道を潜る。白鳳女子短期大学を過ぎると今度は奈良県道36号天理王寺線地下道を潜り、まるで迷路を歩いているようで面白い。実際この辺りは細い道をうねうね行くので迷いやすい。

弘法大師ゆかりの薬井で道を東にとり、葛下川薬王橋を渡ってJR和歌山線を越えるとようやく聖徳太子自ら達磨像を刻んだのが始まりとの逸話が残る達磨寺に到達する。聖徳太子の愛犬である雪丸塚は愛らしく必見だ。この後北に向かい再び奈良県道36号天理王寺線高架下を抜け葛下川を西へ下る。王寺の町を探検だ!ハイキングマップ和の鐘が鳴るまち王寺がありこのまま西下して行きたいところだが、葛下川達磨橋を渡ってほどなく道を北にとりJR王寺駅南口へゴールする。