2017年12月20日水曜日

歩く・なら「1泊2日で聖徳太子ゆかりの地を歩く」(JR法隆寺駅~近鉄信貴山下駅)

歩く・なら1泊2日で聖徳太子ゆかりの地を歩く」(JR法隆寺駅~近鉄信貴山下駅)を歩いた。コースは19Kmあるので二分したのだがまだ半分来ていない8Km程度でほとんど平坦なので楽勝であるが、後半は山道なので後が思いやられる。今回歩いた道は歩く・なら「龍田大社と廣瀬神社をつなぐ道 大和川の歴史をたどる」の前半とほぼ同じ道を逆向きに辿るのだが、歩く・なら「龍田大社と廣瀬神社をつなぐ道 大和川の歴史をたどる」を逆向きに歩いたので、完全に同じ道になってしまった。本コースは桜と紅葉の名所の竜田公園を歩くのでベストシーズンも自ずと決まるのであるが、天気さえよければ大和川河川敷を歩くのは実に爽快である。王寺駅でコースを区切るか迷っていたが文句なく大和川沿いを歩くのを止めることはできなかった。


地図の作成方法


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JR法隆寺駅をスタートして真っすぐ北へ法隆寺東院伽藍(夢殿)まで歩いた後西進する。もう片手に余るほど歩いているが、法隆寺東大門から法隆寺西大門へ歩き、歴史的町並み・西里を抜けると藤ノ木古墳が見える。ここから斑鳩町役場まで南下した後、龍田神社がある奈良街道と当麻街道(近世の道)を西進して、竜田川紅葉橋を渡る。ここから公園にもなっている竜田川から三室山の東を真っすぐ南下し、大和川沿いに西進する。大和川昭和橋を南へ渡り、大和川明治橋の手前から近鉄生駒線鉄橋までは河川敷を歩くが、クッション性のあるゴムチップ舗装が素晴らしい。しかし今年の台風21号でこの堤防を越える水が流れるとは信じられない。きれいに整備されているが高木にビニールがたくさん引っ掛かっているのが生々しく爪痕を残している。今回は大和川多聞橋を北へ渡り返した所でコースを二分し近鉄信貴山下駅へゴールした。

2017年11月23日木曜日

歩く・なら「聖徳太子ゆかりの寺院と歴史の変遷をたどる」

歩く・なら聖徳太子ゆかりの寺院と歴史の変遷をたどる」を歩いた。この季節は当然錦秋を期待してのウォーキングであったが吉野郡大淀町は杉が多い。山中の林道を歩くのかと想像していたらコースの半分以上が二車線の幹線道路も期待外れだ。しかし幹線道路を外れると住んでる人しか車を運転しない細道で滅多に車が通らない田舎道が風情もあって最高の散歩道だ。コースタイトルを一番感じられるのは、聖徳太子御手植え檀上桜なので、ベストシーズンはどうしても桜の季節になってしまう。バスの本数は極端に少ないのを理由にコースを逆向きに辿ったが、本音は逆向きの方が下りで楽だろうと考えたのだが、アップダウンが多くあまりメリットはない。アップダウンがあるのは幹線道路ばかりで歩きやすい細道はほとんど平坦なのもおもしろい。


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コースゴールの芦原バス停を出発して乗ってきたバス道を南へ下るとすぐ吉野路大淀iセンター道の駅がある。オプションコースにもなっている近鉄越部駅をゴールにしてもいいところだが、道の駅で時間つぶしに土産を買って欲しいためのコース取りだろう。朝早いのに実に盛況なのでそう感じるのか明るいいい雰囲気の道の駅だ。紹介したい気持ちはよくわかる。四車線道路を歩くとは思っていなかったのだが地域の幹線道路である国道169号なら当然か。四車線道路の国道の後まだ歩道もある二車線道路となるがいきなりかなりの急坂を東へカーブする。坂を下りながらなかなか見栄えのいい紅葉が見えたので一枚撮ろうとしていたらお誂え向きの被写体があったのが表題写真の吉野郡大淀町越部田園風景だ。ここからいよいよ幹線道路を離れて田舎道を←約3.5km高取城跡約0.1km安産の滝→上の道約2.7km世尊寺まで北上すると龍峯院護摩堂があった。目的地の安産の滝は少し峠越えの道に入る。この後大淀町木材工業団地まで細道が続き実に気分がいいのだが、その後がしばらく四車線なのは本当に驚いた。この四車線道路の少し南に入った所に妙楽寺がある。

四車線が終わるとまた激しいアップダウンで下りきった所に→吉野方面(千股・龍門)↓約2.1km柳の渡し←約2.8km安産の滝があり、比曽寺跡は目の前だ。コースタイトル通りにこのお寺は江戸時代に世尊寺に名を変える。由来にはなぜ名を変えたのか書かれておらず興味をそそられたが何度か荒廃を繰り返したようだ。したがって奥庭にある聖徳太子御手植え檀上桜 芭蕉の句碑の桜は聖徳太子とは縁も所縁がなくても何の不思議もない。この後のアップダウンが本コース最大の難所で、最急傾斜に加えて歩道がないどころか歩測帯もほとんどない。唯一の救いは車の交通量が少なく右側を歩いて後ろからの車をやり過ごし、前から車が来たら左側に余裕で渡ることができる。最後は奈良まほろばサイク∞リング 芋ヶ峠ルート(飛鳥→吉野) とよく似た川沿いの細道を南下する。少し東の道なので地形が似ているのは当たり前なのだが凄く雰囲気がいい。その南下する前の交差点から東に見える道が吉野郡大淀町中増急坂で、交差点に向かって坂を下っている時は目を疑った。もっと急勾配の坂はあるだろうがこれだけ長く続く急登は初めてだ。近鉄吉野線を潜り、水分神社の前の伊勢南街道を少し東へ歩いて吉野川に出るとすぐにコーススタートの近鉄大和上市駅だ。

2017年10月7日土曜日

精華町の散策コース「学研のみち」

精華町の散策コース学研のみち」を歩いた。先月の3連休同様あいにくの空模様である。午前中は京都に用事があったので異例では有るが初めて全編奈良県外のコースを歩いたが、東大寺や法隆寺に歩いて参拝した身にはけいはんな学研都市は完全に徒歩圏内である。よく車では通るのだが歩いてみると歩道の広さにぶっ魂消てしまった。見ると歩くのでは大違いである。午後からは傘を差すほどの雨はほとんど降らなかったので大正解だ。元々自然豊かな土地へ平成になってからできた新興都市は整備されていてスーパーやレストランも多く住みやすさは間違いなくいいだろうと思わせてくれるのが歩いていて気持ちいい。有名会社の研究施設はおしゃれなデザインの建物で目を飽きさせないし、けいはんな記念公園はそんじょそこらの子供の遊び場だけの公園と違い、ちょうど観月の夕べが開かれることが案内されていて完全な日本庭園を保持している。期待していた通りのいや期待以上のウォーキングを堪能できて大満足だ。


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コースのスタートとゴールであるJR祝園駅・近鉄新祝園駅から西に向かうと右の視界にせいかガーデンシティおおきく飛び込んでくる。一目精華町のメインストリートだと判断した。精華聖マリア幼稚園から南へ道をとり、建立が記紀神話の時代に遡る稲植神社をお参りするとすぐ住宅街の精華台に入り、精華大通り歩道を西に歩くと冒頭に述べた通りぶっとい歩道に唖然とするがよく見ると歩道の真ん中に車の側道があった。京奈和自動車道を越えると左手ののけいはんなオープンイノベーションセンターが何の施設かと興味をそそられる。次に広大なけいはんな記念公園を歩くと、小川には四分六分石の復元があり芝生広場を回って再び精華大通りに出ると歩道は広さを保ったまま車の側道の代わりに川が流れていた。これだけ広いと歩道ではなく広場と呼んだ方がいいかもしれない。

本コースはけいはんなプラザを訪ねて裏通りを引き返すが、広い歩道に誘われて参考コース通りNICTユニバーサルコミュニケーション研究所があるブロックまで来ると広い歩道も終わりだ。折り返して裏通りへ北へ向かう際の左手にこのご時世に巨大な建物を建設中なのに驚き後で調べると日本電産株式会社生産技術研究所である。裏通りを東に戻ると目に付いた建物はKEC関西電子工業振興センターぐらいだ。次に京奈和自動車道ニレの木橋を渡り道を北へとると緑の散歩道になり、精華町立精華台小学校まで下りてきてさらに急坂が続きいつこんなに登ったかと不思議に思う。蓮台寺からは旧い町並みの細道を抜けると滅多に見ることのない稲架風景に感激すし、最後は立派な精華町役場から祝園駅前西側の歩道を歩きJR祝園駅・近鉄新祝園駅へゴールするがこの歩道も川が流れていて同じくらい広い。

2017年9月16日土曜日

歩く・なら「大化の改新02乙巳の変、そして大化へ」

歩く・なら大化の改新02乙巳の変、そして大化へ」を歩いた。台風18号が近づきあいにくの空模様ではあるが、3連休しかブログの更新がままならないため強行する。雨では当然歩いていて楽しめる分けがないので、何度も歩いている飛鳥を選んだ。前回梅雨の時期に歩く・なら「恋する万葉集01飛鳥ルート」に歩き別の顔を見せてくれたので、雨の飛鳥がまた違った顔を見せてくれないかと期待したが実りの季節には秋の晴天が似合うようだ。しかし大化の改新で滅んだ蘇我氏の無念に思いを馳せるにはいい天気だったかもしれない。いや雨が敗者へ気持ちを持って行くよう感情移入させたのだ。晴れていたら勝者のことしか思考しなかっただろう。


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1時間でも2時間でも雨が降らないうちに歩きたいので早く出かけたが、近鉄岡寺駅を出発する時にはすでにシトシト降っていた。歩道のしっかりある奈良県道155号多武峰見瀬線を西に向かうと道路沿いには川原寺跡しかない。明日香村役場を過ぎて北へ左折すると乙巳の変のメインステージである伝飛鳥板蓋宮跡である。もう十指に余るほど訪れているが、入鹿がここで斬殺されたかと思うとまた違った感慨になる。次の目的地の飛鳥寺西門跡蘇我入鹿首塚までの道が本コースのハイライトだ。明日香村岡田園風景に黄金色に実る稲穂の波が広がり秋の晴天ならさぞかし見栄えがするだろうが、今回は低山に霧雲がかかるのを楽しむことができた。

中大兄皇子が造営した飛鳥水落遺跡を訪ねた後、飛鳥坐神社から主人公の母である大伴夫人の墓小原の里もある大原の里-藤原鎌足の誕生地-を往復すると怖れていた雨が本降りになってきたが山沿いは降雨量が多いだけで事なきを得た。次に飛鳥資料館から山田寺跡を往復する。何故山田寺跡まで足を伸ばすのか案内板を読んでもわからなかったが、乙巳の変のバイプレーヤーである石川麻呂の発願だった。この後は西進するが飛鳥石板地図の辺りも明日香村の穀倉地帯が広がり眺望の良い絶景ポイントだがまあ仕方ない。この後飛鳥川雷橋を渡り定番の和田池から石川池(剣池)を巡り近鉄橿原神宮前駅にゴールするが、剣池案内板が平家物語の「おごれる人も久しからず」を思い起こすのも涙雨の恩恵だろう。

2017年8月10日木曜日

歩く・なら「360度パノラマ明神山ハイキング」

歩く・なら360度パノラマ明神山ハイキング」を歩いた。山の日を明日に迎え登山コースを選んだのだが、全篇山道とは呼べない車も通れる(実際にはもちろん通行制限されている)コンクリート舗装の道で、急登もほとんどないゆるやかな坂道だった。山に登るぞと構えていたのに拍子抜けだ。この季節曇っている方が暑くなくていいのだが本コースに限っては勝手が全く違う。360度パノラマと言っても大したことないと高を括っていたら、見通しがいいのも特徴で何と明石海峡大橋まで望めるのだがいかんせん天気が悪い。施設も充実していて展望デッキが3つもある。季節によらずそこそこ雨が降った翌日の快晴の天気が本コースを珠玉に輝かせるだろう。


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コーススタートの明神四丁目バス停は開発されて住宅街のスーパーマーケットに有ってロータリーになっている。したがって王寺駅からの便数もまあままある。早速美しケ丘集会所 王寺町雪丸のお出迎えだ。かなり最近鎮座いやお立ちになってみたいだ。頂上目指して登りが続くのだが本コースは少し下って史跡畠田古墳を訪れるが、車道から外れる→史跡畠田古墳からの自然道が秀逸だ。適度な柔らかい土が歩きやすくしかも丁寧に草抜きがされていて実に気分がいい。当然至極古墳も整備されていて恐るべし王寺町の観光立町だ。この後大きな鳥居のある明神山↑ハイキングコースまで道を返していよいよ登山の開始だ。

明神山ハイキングコースコース入り口(山頂まで1.66km)までは住宅街だがかなりの急勾配がしばらく続きどうなるかと思っていたら、この後急勾配はほとんどなく普通の散歩道で行き交う人も両手に余るほどすれ違った。明神山山頂まで←1000m明神山山頂まで←400m亀の瀬地区地すべり対策と標識があるごとに少し急勾配があるのが面白い。頂上は明神山自然の森案内図となっていてまずは明神山水神社を参拝する。明神山からの展望-「十国国見台」-に少し感動すると、明神山展望台(標高273.6m)北明神山展望台(標高273.6m)悠久の鐘明神山展望台(標高273.6m)南を思いっきり楽しむことができた。

登った道をそのまま下った後は乗ってきたバス道を歩くが、交差点に緑の環状道路王寺町太子3丁目 があった。しばらく行くと明神山駐車場があり至れり尽くせりである。 永福寺から 王寺町畠田今池を抜けて←杵築神社近畿自然歩道道標に出て、尼寺廃寺跡白山姫神社を巡り、↑JR畠田駅近畿自然歩道道標でバス道を北へ渡り乳垂地蔵を訪ねる道は歩く・なら「記紀・万葉のロマン満喫 聖徳太子ゆかりの王寺の里」 で歩いた。最後はJR畠田駅近畿自然歩道道標→JR畠田駅近畿自然歩道道標奈良まほろばサイク∞リング 中将姫ルートで歩いたならクル(C-17)中将姫ルート三郷5KmJR畠田駅←→近畿自然歩道道標を辿り、JR畠田駅へゴールする。乳垂地蔵の位置が間違っていてコース上にないのはご愛嬌だろう。

2017年7月15日土曜日

歩く・なら「大和郡山の魅力再発見~大和郡山の今昔を巡る~」

歩く・なら大和郡山の魅力再発見~大和郡山の今昔を巡る~」を歩いた。夏だ。祭りだ。金魚すくいだ。と言う訳でもないが振り返ると郡山の金魚田を歩くのはいつも暑い夏だ。まあ真冬には全く似合わないのだが次回はもう少しいい季節に歩きたい。今回の目的地は前回歩いた大和郡山市観光モデルコース「戦国武将の夢 三つの城めぐり」で訪れているがコースがコンパクトにまとめられていて東西の道は交通量の多い基幹道路だが、南北に歩く道は秀逸でウォーキングには最適だ。距離的にはも7kmちょっとで暑い季節にはベストチョイスになってしまうのが面白い。


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近鉄郡山駅から南に向かい車が入れない細い路地を抜けると早速金魚田に出る。郡山金魚資料館が見えたら、近鉄橿原線大和郡山市新木町踏切を西へ越えて、細い坂道を上がるまで西進したら再び南下するが、石ころだらけではくきちんと舗装されているが車量がほとんどない田舎道で実に癒される。大迫ダム(川上村)から87.3kmに吉野川の水がここまで来てるのと驚かされた後、豊浦八幡神社を参拝するため真っ直ぐJR関西本線郡山~大和小泉間No.7北川踏切を渡る。この後二車線道路を西へ向かうが歩道もしっかりありうるさいだけで歩く分に困ることはない。この辺りの関西本線は斜めなのですぐにJR関西本線郡山~大和小泉間No.8豊浦踏切があるのだが、踏切が東向きの道と西向きの道の両方に別れているのがとても珍しい。大きな踏切一つより小さい踏切二つのほうが安いとは思えないので元々は片側一車線の道が二車線道路に拡幅されたのだろう。

椿寿庵を南に向かうとコッコちゃんのたまごハウスもあり再びのんびりした田舎道だ。次に牛の宮を訪ねるため一度JR関西本線郡山~大和小泉間No.11南井踏切を渡り、引き換えした後の八幡神社跡地から九頭上池公園へ北西に向かう道も気分のいい細道である。富雄川富雄橋を渡ると奈良自転車道↑飛鳥・葛城自転車道飛鳥方面→奈良自転車道法隆寺方面で、ならクル(C-7)飛鳥←もある。慈光院を散策した後三度南下するのは雰囲気のいい旧街道で途中一国一宇庚申堂がある。最後はならクル(C-7)飛鳥→(C-7)平城宮跡←に出て富雄川小泉側道橋を渡り、JR大和小泉駅へゴールする。

2017年6月9日金曜日

歩く・なら「西ノ京 歴史再発見」

歩く・なら西ノ京 歴史再発見」を歩いた。西ノ京のメインストリートである唐招提寺と薬師寺をつなぐゴールデンルートをはずして奥の院を訪ねるとても渋いコースで、車が入ることが全く不可能な細道も辿るとても楽しい約7.5Kmのお手軽コースだ。入江泰吉の「宵月薬師寺伽藍」が有名な奈良を歩く ゆきめぐり「西ノ京の世界遺産を訪ねて」を歩いた時に撮影した薬師寺の東塔と西塔の間に若草山を眺望する絶景ポイントがあるのだが、いかんせん薬師寺東塔は解体工事中でメッシュシートを使った大きな覆屋で囲まれいて絶景が台無しなのは残念である。


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近鉄大和西大寺駅を出発してまずは西大寺南大門を西に向かい、突き当たりの八幡神社から野神神社まで北上した後再び西進して西大寺奥の院体性院を訪ねる。閑静な異空間が広がり改めて西大寺の大伽藍を彷彿させてくれかなり感激する。同じ道を戻りさらに南下して菅原天満宮喜光寺を参拝すると、歴史の道←垂仁天皇陵→菅原神社に出てここからは奈良歴史の道と同道だ。←垂仁天皇陵→菅原神社 歴史の道奈良市の手前は先月歩く・なら「伊勢本街道・暗峠越えハイキング」で歩いた国道308号だ。国道308号はほんの少しだけで、この後垂仁天皇陵を半周する。広大な前方後円墳の手前に印象的な小島が何なのか不思議に思っていたが、田道間守命塚であった。さらに歩を進めると田道間守と橘の木が涙を誘い実に味わい深い。

この後近鉄橿原線を東に渡ると西ノ京のメインストリートなのだが、本コースは西に道をとり唐招提寺奥の院西方院を訪ねる。ここから薬師寺奥の院龍蔵院へ抜ける道が車道を見下ろす細道で実に楽しい。この後瑠璃宮趾まで西進した後野々宮天神社まで南下すると、冒頭に述べた奈良県景観資産 薬師寺、若草山が眺望できる大池湖畔がある大池が視界に入ってくる。その名の通り大きい。薬師寺と若草山は大池越しに狙うので絶景を収めるには望遠レンズは必須だ。最後に三松寺を参拝するのだが、これに向かう道にも細道が有り興趣を覚える。ゴールの近鉄九条駅へは近鉄橿原線九条駅北を東に渡るのだが、近鉄橿原線まで東進する道は歩道のある幹線道路だ。

2017年5月3日水曜日

歩く・なら「伊勢本街道・暗峠越えハイキング」(近鉄南生駒駅~近鉄尼ヶ辻駅)

歩く・なら伊勢本街道・暗峠越えハイキング」を歩いた。コースを二分し前半は歩く・なら「伊勢本街道・暗峠越えハイキング」(近鉄枚岡駅~近鉄南生駒駅)で歩いている。今回の後半は生駒の散歩道「矢田山 遊びの森コース」 を参考にコースが新設されたのかと思うほど全く一緒なので逆向きに歩こうかとも思ったが、逆向きも奈良まほろばサイク∞リング 三条ルート(ならまち→中町)で半分近く歩いているし、何よりコース前後半で向きを換えるのは旅の継続性が無くなるので素直に正向きに歩いた。結果は大正解で一回しか歩いていない道は印象的なポイントポイントのみの記憶しかなく細道が続く酷道308号を十二分に楽しむことができた。何と言っても第二阪奈有料道路を潜る方ではなく越える方の辺りが最高に面白い。


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ならクル(C-15)竜田川ルート生駒3Km近鉄南生駒駅をスタートし国道308号竜田川を南下し直ぐ国道308号近鉄生駒線を渡り東進するといきなり酷道の洗礼だ。大瀬ふれあい公園までは道幅まあまああるがコンクリート舗装の急坂だ。一旦国道308号到県立矢田自然公園まで急坂を下り←矢田山遊びの森 ならクル地域内ルート歓喜之湯あと400m←までは両側歩道付きの幹線道路をしばらく歩き、歓喜之湯(足湯)までは緩やかな上り坂の両側歩道付きの観光道路が続く。越えてきた暗峠もよくわかる生駒山眺望が素晴らしいのだがこの後は林間の細道となり、←子ども交流館←矢田丘陵歩道100m先左折→矢田寺・松尾寺→南生駒駅 矢田丘陵遊歩道の手前はコンクリート舗装の急坂細道で息が上がる。←南生駒駅1.7km→矢田山遊びの森1.0km↑東生駒方面3.2km←矢田丘陵歩道100m先左折 矢田寺・松尾寺→子ども交流館1.0km 矢田丘陵遊歩道矢田山遊びの森 散策ルートがある榁木山弘法大師堂まで来ると登りのピークを迎え、郡山警察犬訓練所まで来れば下りも一段落となる。

この後奈良県立矢田自然公園矢田山遊びの森を周囲を歩くのだが、歩く・なら「世界遺産へとつづく自然と歴史の回廊・矢田丘陵と斑鳩の里」 で辿った矢田山遊びの森道標が無くなっていた。追分神社まで来れば人里となり、↑矢田山遊びの森(駐車場)近畿自然歩道←矢田山遊びの森(子どもの森・峠池)→霊山寺がある追分本陣村井家住宅の前には追分梅林記念碑があり、奈良ウォーキングマップ其の弐 6.梅香る追分梅林コースで訪ねた通り梅の名所だ。次は地図を見ながらでないと308号を見失う冒頭に述べた最高に面白い細道だ。大和田配水池に入って行くようにしか見えない細道を行って第二阪奈有料道路←出口中町を渡ると、第二阪奈有料道路中町ランプ近辺まで下る細道も凄すぎる。この後はほぼ平地で富雄川下鳥見橋を渡るとならクル(C-2)三条ルート奈良公園8Kmならクル(C-13)大和郡山←(C-13)生駒→があり、目の前がならクル(C-2)奈良公園↑砂茶屋ならクル(C-2)生駒↑国道308号だ。

この後も基本細道でならクル(C-2)生駒↑左側通行からならクル(C-2)奈良公園↑左側通行ならクル(C-2)生駒↑左側通行を辿りならクル(C-2)奈良公園↑左側通行ならクル(C-2)生駒↑左側通行を過ぎると奈良を歩く ゆきめぐり「追分梅林と隠れ古社寺めぐり」 で訪ねた赤膚窯元だ。ならクル(C-2)奈良公園↑左側通行ならクル(C-2)三条ルート生駒6Kmならクル(C-2)三条ルート奈良公園7Kmに有り、第二阪奈を潜る前にならクル(C-2)生駒↑左側通行ならクル(C-2)奈良公園↑左側通行が有り、潜った後にならクル(C-2)奈良公園↑左側通行ならクル(C-2)生駒↑が有る。ならクル(C-2)生駒↑左側通行ならクル(C-2)奈良公園↑からならクル(C-2)生駒↑左側通行ならクル(C-2)奈良公園↑左側通行を過ぎて、ならクル(C-2)生駒↑左側通行の後ならクル(C-2)三条ルート生駒7Kmとなるが、宝来町新池までは極端に狭く普通車がすれ違えない。

ならクル(C-2)奈良公園↑左側通行↑国道308号尼辻駅ならクル(C-2)生駒↑交差点にはならクル(C-2)奈良公園↑ならクル(C-2)生駒↑ならクル(C-2)奈良公園↑左側通行がある。ならクル(C-2)奈良公園↑左側通行からならクル(C-2)生駒↑左側通行ならクル(C-2)奈良公園↑を経てならクル(C-2)奈良公園↑左側通行へ至る。ならクルの道標が多過ぎて他の道標を撮る気にならない。わかりやすい道なのでもう少し減らしたらと思ってしまう。ならクル(C-2)三条ルート奈良公園5Kmからは交通量も半端なく多くなり、ならクル(C-2)生駒↑左側通行を過ぎてならクル(C-2)生駒↑左側通行ならクル(C-2)奈良公園↑左側通行からは道幅も狭くなり近鉄橿原線の踏切も相まって渋滞が頻繁に発生する。ならクル(C-2)奈良公園↑左側通行を過ぎればゴールの近鉄尼ヶ辻駅は目の前だ。この後国道308号は両側歩道付きの四車線道路へと再整備された道となり酷道ではなくなる。

2017年4月29日土曜日

歩く・なら「伊勢本街道・暗峠越えハイキング」(近鉄枚岡駅~近鉄南生駒駅)

歩く・なら伊勢本街道・暗峠越えハイキング」を歩いた。暗峠は旅番組にもよく取り上げられる全国区の名所で、生駒の散歩道「暗峠コース」 で歩いた。ご覧の通りに石畳の国道としても超有名で国道特集の番組では欠かせない迷所でもある。この国道308号は旧暗越奈良街道で旅番組で取り上げられる大阪側だけでなく、奈良側もとても面白いのは生駒の散歩道「矢田山 遊びの森コース」 に書いたが、本コースの後半に当たる。大阪側も歩きたいと思っていたら本コースが開設されたのはタイムリーだったのだが、楽しみは後に取っておく方だし、本コースは17Kmのロングコースの上2度の山越えがある超ハードコースなので今GWまで寝かせてしまった。今回は前半の近鉄枚岡駅から近鉄南生駒駅を歩いたが、大阪側は本当に酷い酷道であった。全編大型車が通れない急坂でコンクリート舗装の細道だ。


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境内も広くウォーキングにも適している枚岡神社の門前駅である近鉄枚岡駅をスタートして、本コースは酷道308号を最初から楽しむべくまずは近鉄奈良線沿いに進む。見ての通りいきなりの急坂細道のコンクリート舗装なのだがこれが頂上まで続くとは夢にも思わなかった。勧成院と松尾芭蕉句碑を過ぎるとN-8椋ヶ根橋北←暗峠奈良街道↓近鉄額田駅↑梅林・近鉄枚岡駅N-14長持石前←暗峠奈良街道↓近鉄額田駅→椋ヶ根橋があり、まだまだ広大な枚岡公園が続きウォーキングコースが目白押しだ。を楽しむ人が多い。続いてN-18豊浦橋北←暗峠奈良街道↓近鉄額田駅↑なるかわ園地→椋ヶ根橋N-19額田東口←暗峠奈良街道↓生駒山上・あじさい園→椋ヶ根橋の後に大社之瀧楔行場の後一般国道308号八土-100で大台を超えた。

左手には清流が流れて心地いいはずなのだが、体力が追いつかず青息吐息である。←国道308号線-暗峠-↓・ぬかた園地約2.3km・生駒山上約2.5km→国道308号線-枚岡駅・額田駅-↑・神津嶽経由で枚岡駅約2.6km・らくらくセンターハウス約3.1kmがあるようにさらに広大な府民の森なるかわ園地が続き、奈良県民の森とは人出が違う。弘法の水と笠塔婆まで来ると急坂は終わり一息つくことができたが、生駒縦走歩道→なるかわ園地・休憩所←ぬかた園地・あじさい園の手前からまた急坂となり一般国道308号八土-148を迎える。暗越奈良街道と暗峠から一般国道308号八土-162の県境まで国道308号暗峠石畳は数十メートルに過ぎない。石畳は風情があって断じて酷道ではない。ここまで全編コンクリート舗装の急坂細道が酷い酷道なのだ。

奈良側の下りは一気に視界が開け、国道308号生駒市西畑町1091−1国道308号生駒市西畑町739からの棚田風景が素晴らしい。本コースのベストシーズンは稲穂棚引く9月中旬辺りだろうか。←暗峠↑鬼取方面→南生駒駅とくらがり峠 旅行く芭蕉を過ぎて←暗峠枚岡公園↑宝山寺生駒駅→南生駒駅矢田自然公園までは足を踏み締める急坂が多い。しかし大部分が二車線道路の普通の国道だったが、↑暗峠←南生駒駅の指し示す方向が怪しい。歩いている二車線道路の直角方向だ。振り向くと国道308号←車止めが目に飛び込んできた。普段自動車が通れないかなりの酷道である。この酷道はすぐ終わるのだがその間に目的地の石造阿弥陀如来立像があるのには参った。ぼーっと歩いているとかなりの確率で目的地を見逃してしまう。

暗超奈良街道 暗峠まで約2粁を過ぎて石仏寺の辺りは奈良側も酷道の本領を発揮しコンクリート舗装の急坂細道が生駒市萩原町西池まで続く。ならクル地域内ルート(I-6)三郷→からはアスファルト舗装だが細道が続き最後は↑この先一方通行につき進入禁止←左へ廻って下さいとなる。今回は竜田川を渡り近鉄南生駒駅へゴールしたが橋の手前は奈良まほろばサイク∞リング 竜田川ルート(東生駒→竜田川)で歩いた時には無かった ならクル(C-15)竜田川ルート三郷16Kmがあった。月一のウォーキングになっているなまくらの体ではこの後矢田丘陵を越えて10Kmも歩くのは甚大な損傷を体に受けることになる。本当は時間をかけて奈良街道を一気に歩きたかったのだが分けて正解だった。

2017年4月8日土曜日

奈良県みどりをつなぐウォーキングマップ「大和川の歴史文化と自然にふれるコース」

奈良県みどりをつなぐウォーキングマップ大和川の歴史文化と自然にふれるコース」を歩いた。大和川沿いに点在するしきのみち はせがわ展望公園を巡る自然満喫コースである。桜の季節がベストシーズンとなるコースが多い中、桜満開の日にこのコースを歩いたのは、ウォーキングマップにあるしきのみち はせがわ展望公園 花見広場しきのみち はせがわ展望公園 さくら広場に誘われてのことだったがかなりのがっかりである。しかし結果オーライでもう一つのメインディッシュである唐古・鍵遺跡は宴会にはあまり適さないが隠れた桜の名所で多くの花見客で賑わっていて大満足だ。今回は本コース設定より長くウォーキングトレイル大和・山の辺探訪物語水の辺ゾーン唐古・鍵ゾーンを踏破したので約17kmのロングコースになってしまったが、ウォーキングトレイルは勿論のことだが歩くために整備されているので、季節を問わず歩いて楽しいご機嫌のコースだった。


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近鉄ファミリー公園前駅をスタートして、まずは大和中央自転車道の起点にもなっているまほろば健康パークの桜を楽しむ。ちょうど見頃だ。しばらくは奈良まほろばサイク∞リング 物部ルートと同じ道を辿り、ならクル(C-8)物部ルート天理6Kmならクル(C-8)法隆寺←からならクル(C-8)天理→(C-3)平城宮跡←ならクル(C-3)平城宮跡↑(C-8)法隆寺←を経てならクル(C-8)天理←ならクル(C-8)天理↑で袂を分かつ。大和川下永橋を渡り対岸に桜を見ながら大和川南岸を東進し京奈和自動車道を潜る。大和川天神橋からは一昨年も歩いた下ツ道を南下し、下ツ道天理市嘉幡はまだ記憶に新しい。次の伊勢降神社からは初めて歩く道で、常寶寺から伊勢降神社を参拝して大和川大中橋へ戻る。伊勢物語に思いを馳せられたのには驚いたのではあるがここは素直に大和川を上るコース設定がよかった。

大和川と言えば東西に流れる大河のイメージしかなかったのだが、ここでは南北に流れていて規模も同様に南北に流れている寺川や飛鳥川と同規模である。しきのみち はせがわ展望公園はこの南北に流れる大和川の東西両岸に点在し、西岸はウォーキングトレイルの大和・山の辺探訪物語 水の辺 田原本町になっていて、西岸を南下するとまずは出会いの広場を訪ねることになる。そのまま南下するとメイン広場のながめの丘があり、展望台からの眺望は格別だ。この後奈良県フットボールセンター旧志貴高等学校の敷地を一周して大和川法条橋を渡り東岸を南下したのだが完全に失敗である。ウォーキングマップをよく見ると「自転車の方はこちらの道です。」を歩いてしまっているではないか。コース意図は当然ウォーキングトレイルをそのまま辿り西岸の大和・山の辺探訪物語 水の辺ゾーンを南下なのだが後の祭りだ。

冒頭に桜はがっかりとは書いたがネーミングが詐欺まがいになってるだけで公園の各広場にはそれなりに桜はあり十分に目を楽しませてくれる。本来なら北上する東岸を南下するとひとやすみの丘の後にはグラウンドゴルフ場があるえのき広場だ。本コースは次の大和川天王橋を渡って折り返すのだが今回は桜鑑賞が目的なので名前に誘われてさらに南下するとよりみち広場には桜並木があり期待は膨らむが、やなぎの広場は文字通り柳ばかりで、花見広場は支流合流点の三角地にあり遠慮なく宴会ができるがいかんせん桜は2本しかない。花見広場とさくら広場を繋ぐ橋を渡ると、ウォーキングトレイルの大和・山の辺探訪物語 水の辺ゾーンの終着点でならクル(C-23)桜井↑でもあった。さくら広場も名ばかりで他の木の方が多い。この後水の辺 大和・山の辺の大和川西岸を北上すると多彩な広場が目白押しだ。

森と泉の広場ならクル(C-23)法隆寺↑ならクル(C-23)桜井↑もあるすいせんの丘からスケボーも楽しめるげんき広場やゲートボール場もあるひょうたん広場と続く。ならクル(C-10)法隆寺↑(C-10)柳本→ならクル(C-10)法隆寺→(C-23)桜井←ならクル(C-23)桜井↑(C-10)柳本←から池坐朝霧黄幡比賣神社のあるならクル(C-10)法隆寺←ならクル(C-10)柳本→まではならクル(C-10)太子道ルートである。ここからは水の辺から離れて細長く散歩道のあるみちくさ広場を歩いてながめの丘に戻る。この後は大和・山の辺探訪物語 唐古・鍵ゾーンに移り西に道をとり唐古・鍵遺跡 唐古池を一周する。唯一のモニュメントの唐古・鍵遺跡の楼閣(復元)は池の対角にあり池の周りは桜で埋め尽くされているので一周しないと気が済まない。初めて歩く唐古・鍵 大和・山の辺も、ならクル(C-10)柳本↑(C-5)橿原神宮→ならクル(C-10)法隆寺↑(C-5)橿原神宮←まで来れば通い慣れた道となる。

奈良まほろばサイク∞リング 南下ツ道ルートとは道を逆に辿り、ならクル(C-5)柳本→ならクル(C-5)橿原神宮→からならクル(C-5)柳本↑ならクル(C-5)橿原神宮↑へと寺川安養寺橋を渡り安養寺を参拝する。ならクル(C-5)橿原神宮←ならクル(C-5)南下ツ道ルート橿原神宮10Kmならクル(C-5)柳本→を抜けると首切地蔵尊があり、疲れているので大和・山の辺探訪物語案内板のすぐ横にある鏡作神社はとばす。最後は本誓寺浄照寺を訪ねて近鉄田原本町へゴールすると、駅前の観光ステーション磯城の里の場所が変わっていて驚いた。唐古・鍵遺跡の楼閣(復元)は非常に魅力的でどうして中国風の楼閣があるのかとても興味をそそられるのだが、何故唐古・鍵 考古学ミュージアムをウォーキングトレイルの大和・山の辺探訪物語 唐古・鍵ゾーンに組み入れなかったのか不思議でしょうがない。