2008年9月27日土曜日

奈良自転車道 奈良~西の京

奈良歴史の道の磐之媛命陵の辺りで、「奈良・西の京・斑鳩自転車道」の道案内を見つけた。

路線名が奈良西の京斑鳩自転車道線という昭和58年に完成した奈良自転車道で、こちらは奈良県が整備している。まずは、奈良~西の京を散歩した。

奈良自転車道 奈良~西の京(全ての写真はこちら

より大きな地図で 奈良自転車道 奈良~西の京 を表示 地図の作成方法

起点は奈良駅であるが、旧ドリームランド前を過ぎて西に坂道を上がる所からサイクリングロードとして工事している。それまでは普通の一般道であるし、また途中の平城宮跡はどこでも走っていいよという意味か、宮跡に似合わない道案内は好ましくないという判断なのか、どこが自転車道なのか迷った。後は転害門前の交差点に案内がなくて迷ったのだが、それ以外はサイクリングロードとはっきりわかる道なので迷うことはない。

サイクリングしやすいということは、散歩もしやすい。旧ドリームランド前を過ぎて西に坂道を上がると山道がかなり続くのも気持ちがよかったし、平城宮跡の手前の古墳群と水上池を半周するところがハイライトだ。

2008年9月23日火曜日

奈良歴史の道(au地図ビューアー簡易ハンディGPS)

auの地図ビューアー簡易ハンディGPSの機能がある。これを使って、Googleマップに散歩の軌跡とその時に撮った写真を以下のように公開できる。公開記念として、奈良市観光情報センターの市内観光マップを片手に、「奈良歴史の道」を一周した。

奈良歴史の道 地図偏

より大きな地図で 奈良歴史の道 地図偏 を表示

軌跡のポイントや写真が多くなると、Googleマップは1ページでは表示できないのが欠点だ。道標が数多く整備されており、見つけた道標は全て写真に納めたので以下のGoogleマップにその写真を公開する。

奈良歴史の道 道標偏
奈良歴史の道 風景・燈篭偏

また、上図のルートも実際のGPSデータではポイント数が多くなるので、Googleマップの線の追加と編集を利用して作成しているが、実際のauの地図ビューアーに簡易ハンディGPSのあしあとデータを以下に公開する。使用機種はW51Hだが、どこを通ってどこで写真を撮ったがかなりの精度でわかるので非常に満足である。(道標がなくて迷ってしまう場所も一目瞭然。)

奈良歴史の道 西大寺~大安寺
奈良歴史の道 大安寺 ~東大寺
奈良歴史の道 東大寺~磐之媛命陵
奈良歴史の道 磐之媛命陵 ~西大寺

散歩をしているとどこを散歩したかを記録したくなる。そのために散歩しながら写真を撮り、以下のようにしてGoogleマップに記録していた。

a.Picasa の新機能: 画像にジオタグを付ける。(実際には場所を忘れるので、携帯でGPS情報を付加して写真を撮っていた)
b.Picasa の新機能: Google Earth で表示を行う。
c.Google Earthで場所を保存する。(KMLファイルではなく、KMLを圧縮してより小さいサイズになるKMZファイルを作成)
d.無料のホームページ(Google Sitesはリダイレクタのため使えない)に、KMZファイルを置いて、ネットワーク上でデータを共有する
e.;Googleマップの地図を検索欄に、共有したKMZファイルのurlを打ち込み、地図を検索する。
f.KMZファイルが写真付きで、Googleマップに表示されるので、写真のurl、名前、撮影時刻を新たなマップにコピー&ペイストとして、マイマップに保存する。(地図を検索した後にマイマップに保存をクリックしても読み込めませんとなってしまう)

この方法で不満なのが、GPS情報を付加して一枚一枚写真を撮るのが面倒である上に、操作性に加え写真の出来映えのためにはデジカメで写真を撮りたい。またネットワーク上のデータがGoogleだけで完結しないし、何よりマイマップの作成にはとんでもなく時間がかかってしまう。

GPSロガーを買えばデジカメにジオタグを付加できるし、散歩の軌跡を残せることは知っていたが、5000円以上出してまでログをとりたいとは思っていなかった、しかし去年の夏からauの携帯では、EZアプリの地図ビューアーがGPSロガーとして利用できていたのだ。またStandaloneGPS機能を利用するのでほとんどパケット通信料もかからない。。(Run&Walkは大々的に宣伝していたので、直ぐに飛び付いたが、GPSロガーにもならないし、パケット通信料も馬鹿にならないので、地図ビューアーを知った途端に利用を中止した。)

何とも太っ腹な機能であるがauにとってメリットがないためほとんど訴求していない。そのためこんなことができるとは露にも思っていなかったし、知っていればすぐ使ったのに何で教えてくれないのと憤懣たらたらである。使い方は以下になる。

1.デジカメの時刻を携帯の時刻に合わせる。
2.地図ビューアを立ち上げる。(最近の機種は最初から入っているが、入っていない場合はダウンロードが必要)
2.簡易ハンディGPSを選択し、散歩しながらデジカメで写真を撮る。(約3分間連続して受信できない場所にいるとGPS情報取得に失敗しました画面が出たままになり、その後受信できる場所に移動してもGPS情報を記録しないので、受信しにくい場所の場合は時々動作確認が必要)
3.GPS測位間隔は「10秒/回」で、あしあとの保存は最大1000件なので、2時間46分毎にメインメニューのあしあと設定から、あしあとデータを保存する。(休憩中等は軌跡がいびつになるので、地図ビューアーを中断するとデータ記録も中断できる。)
4.あしあとデータを保存した後も継続してあしあとを記録する場合は、あしあとの初期化を行う。(初期化しないと次にあしあと保存を行った時に、前回保存したあしあとを含めて保存してしまう)
5.記録を終了する時はあしあと保存してから、地図ビューアーを終了する。(その他EZアプリを使う等のために地図ビューアーを終了するとデータも消えるので、必ずあしあと保存を行ってから地図ビューアーを終了する。逆に地図ビューアーを立ち上げてすぐあしあとデータを記録する場合はあしあとの初期化は不要)
6.あしあとデータはテキストフォルダにあるので、これをマイクロSDカードに移動しパソコンに取り込む。(あしあとデータをEメールにファイル添付してもよいが、その分パケット通信料がかかる)
7.あしあとデータをALPSLAB routeにルートを投稿し(投稿したルートを後で削除する場合は編集キーを設定しておく)、投稿したルートのKMLとGPXをクリックして変換されたKMLデータとGPXデータをダウンロードする。(あしあとデータコンバーターでも変換できるが、経度と緯度しかないあしあとデータに、ALPSLABの地図データから標高を付けてくれるので、混んでいてなかなか使用できないこともあるがALPSLABを使用している)
8.Jpeg GPX Mergerで、撮った写真のフォルダとALPSLABからダウンロードしたGPXデータを指定して、写真のExifデータにジオタグを付加する。(多機能で有名なGMM2でもよりのだが、単機能のJpeg GPX Mergerがとても簡単)

書いてみるとなかなか大変である。ログの取れるGPS内蔵デジカメがあれば、簡単に散歩の軌跡とジオタグ付き写真が撮れるのに、非常に残念である。逆にここまできたら後は簡単にGoogleマップに散歩を記録できるのである。

「Google Earth で作成した KML ファイルを Google マップで読むことができますか。」には、KMLファイルをウエブサイト上に置くしかないと信じて疑わなかったのだが、「Google マイマップを最も簡単に作る方法はインポート!!」に簡単にKMLファイルをGoogleマップに読み込めるではないか。このことはGoolgeマップのヘルプ等にも一切記載されていない。今度はGoogleさん何で教えてくれないのである。

また、Picasaウエブアルバムには、写真をマップ: EXIF データを利用して、Picasaウエブアルバム内で写真をマップ表示できるのを知っていたが、写真をマップ: Google Earth で表示を利用すれば、Picasaウエブアルバムにアップロードしている写真に紐付けされたKMLデータを作成ダウンロードできるのである。プログラムが立ち上がるのに非常に時間のかかるGoogle Earthで表示してもしょうがないと思って試してなかったし、Picasaウエブアルバムの写真に紐付けしてくれるとは夢にも思わなかった。PicasaではGoogle Earth で表示を多用していたのに、これは完全に失敗である。(上の奈良歴史の道の全ての写真はPicasaウエブアルバムにアルバム名を「奈良歴史の道」として、公開している)

Google Earth で表示とあるが、実はKMLファイルをダウンロードするだけなら、Google Earthを立ち上げなくてもよく、以下のように簡単にGoogleマップに散歩の軌跡と写真を記録できるのである。(記録するデータを大きく編集する場合は、Googleマップで編集するとデータが自動保存されたりレスポンスが遅かったりするので、Google EarthでKMLファイルを編集した方がいい)

9.写真とビデオのアップロード: Picasa の使用を利用して、8でジオタギングした写真をPicasaウエブアルバムにアップロードする。(必要に応じてPicasaかPicasaウエブアルバムで写真に説明を加える)
10.Picasaウエブアルバムで、Google Earth で表示を右クリックして、KMLファイルをダウンロードする。
11.Googleマップのマイマップから、新しい地図の作成をクリックすると、完了ボタンの左にインポートがあるので、これをクリックして、9でダウンロードしたKMLファイルをインポートする。
12.もう一度インポートをクリックして、7でダウンロードしたKMLファイルをインポートして、完了ボタンを押す。(必要に応じて、題名や公開/非公開を設定)

今までの苦労は何だっただろうかと考えてしまう程簡単である。GPS内蔵デジカメはNikonのフラグシップ機のCOOLPIX P6000がある。しかしExifにジオタグを記録してくれるが、散歩の軌跡は記録してくれないし、フラグシップ機だけに値段も大きさ重量ともに相応である。もう少しコンパクトに持ち運びできるデジカメに散歩の軌跡と写真にジオタギングしてくれるGPSを搭載して欲しい。