2009年9月26日土曜日

歩く・なら「斑鳩から飛鳥へ聖徳太子の往来道・太子道(筋違道)」近鉄八木西口駅~近鉄飛鳥駅

歩く・なら「斑鳩から飛鳥へ聖徳太子の往来道・太子道(筋違道)」法隆寺前バス停~近鉄黒田駅歩く・なら「斑鳩から飛鳥へ聖徳太子の往来道・太子道(筋違道)」近鉄黒田駅~近鉄八木西口駅に続き、歩く・なら斑鳩から飛鳥へ聖徳太子の往来道・太子道(筋違道)」の近鉄八木西口駅~近鉄飛鳥駅を歩いた。これで「斑鳩から飛鳥へ聖徳太子の往来道・太子道(筋違道)」を全て踏破したことになる。今回のコースの大半が飛鳥川沿いであり、同じく飛鳥川沿いにコース設定されている飛鳥葛城自転車道 大和高田~明日香と同じ道を歩くのだが、飛鳥川はやはり素晴らしい。


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近鉄八木西口駅から今井まちなみ交流センター華甍までは、歩く・なら「斑鳩から飛鳥へ聖徳太子の往来道・太子道(筋違道)」近鉄黒田駅~近鉄八木西口駅と同様に大和中央自転車道と道を同じくするが、大和中央自転車道と違って本コースはおふさ観音道標で飛鳥川沿いに戻る。そして国道165号越えると飛鳥川の西岸は飛鳥葛城自転車道になるのだが、本コースはそのまま飛鳥川の東岸を南下する。飛鳥葛城自転車道 飛鳥川~葛城川を歩いたときに飛鳥川をこのまま北上したいと思ったのだが、本コースではその空白地点を埋めてくれた。しかも途中散歩には最高の小径もあり大満足である。

その後500mほど行った後でやなぎ橋を渡り飛鳥葛城自転車道と合流し、合流した後1Km行った所のトトロの家歩く・なら「藤原京から平城京へとつづく古代の幹道・下ツ道」と交差する。この後500mほど行った飛鳥葛城自転車道標識から飛鳥葛城自転車道は車が入って来ない小径となり歩いていても楽しい。この後飛鳥葛城自転車道おやなぎ橋を渡って飛鳥川の東岸を進むのだが、本コースはしばらく飛鳥川沿いから離れることになる。飛鳥川沿いを歩く方が断然気分がいいのだが、本コースを行くと橿原市観光案内図があり、その先の道には明日香村の道路標識が見えた。飛鳥川沿いに行くと橿原市と明日香村の境界がわからないのだが、本コースを歩くとどこから明日香村なのかが明白にわかる。

その後新しくできた広い道のおはりだ橋を渡らずにいかづち橋を渡って飛鳥葛城自転車道に合流して飛鳥川沿いに進むと、国営飛鳥歴史公園甘樫丘地区が見える。そこからしばらく行った所に飛鳥葛城自転車道案内図があった。飛鳥葛城自転車道 大和高田~明日香に自転車道の始点と終点は観光地でにぎわっているのだから始点と終点には自転車道の道案内の地図を設置してもっとサイクリングロードを宣伝して欲しいと書いたのがここでも実現していてうれしかった。

この後本コースは橘寺境内を通るように設定されているので、聖徳太子御誕生所 天台宗橘寺の石段を登るため飛鳥葛城自転車道とはそこで袂を分かつ。橘寺案内板にもあるように聖徳太子の生誕地に奇跡が起こり伽藍を建てたある通り、太子ゆかりの地として参拝が必須ということだろう。二面石橘寺本堂(太子像)と黒駒像は見逃さないと思うが、天井画が素晴らしい往生院を訪れる人はほとんどいなかったので、是非見逃さずに見て欲しい。

橘寺境内を出た後は、飛鳥周遊歩道を進んでいることが飛鳥観光エリア周遊マップを見てわかった。周遊歩道は飛鳥周遊歩道道標があるが頻繁には立てられておらず地図は必須のようだ。地図があれば亀石鬼の俎鬼の雪隠と巨石の見所があるので迷うことはないだろう。この後も近鉄飛鳥駅まで周遊歩道を行くのかと思っていたら、この飛鳥周遊歩道道標からは一般道へコース取りされていた。どう見ても周遊歩道の方が雰囲気がいいのになぜこの道を取ったのかが全くわからない。近鉄飛鳥駅の前には飛鳥総合案内所である飛鳥びとの館があった。

奈良盆地では多くの幹道が東西か南北に造られている中、東西の道とも南北の道とも交差するよう斑鳩から飛鳥まで斜めに往来した太子道を歩くのは思いの他楽しかった。南北に歩くと東西の道とはクロスするが当然筋違いの南北の道とクロスすることがないが、斜めの道は両方の道にクロスするし、太子の歩いた道を辿るロマンも感じることもできたからだ。最後の橘寺は小さなお寺だが見所が多いので時間に余裕を持って歩いて欲しい。

2009年9月19日土曜日

歩く・なら「斑鳩から飛鳥へ聖徳太子の往来道・太子道(筋違道)」近鉄黒田駅~近鉄八木西口駅

歩く・なら「斑鳩から飛鳥へ聖徳太子の往来道・太子道(筋違道)」法隆寺前バス停~近鉄黒田駅に続き、歩く・なら斑鳩から飛鳥へ聖徳太子の往来道・太子道(筋違道)」の近鉄黒田駅~近鉄八木西口駅を歩いた。法隆寺前バス停~近鉄黒田駅は道もわかりにくく思いの他時間がかかってしまったが、近鉄黒田駅~近鉄八木西口駅はコースの大半が大和中央自転車道 大和郡山~田原本~橿原と同じなので、スムーズに歩くことができた。


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近鉄黒田駅の前の道が本コースで、すぐに孝霊神社となる。そのあと少し行くと筋違道(太子道)案内板があった。近鉄黒田駅の前後計2Kmが筋違道が顕著に残っており、太子ゆかりの地も多く本コースのハイライトである。東西あるいは南北に通る道を斜めに交わる道なら筋交い道で、筋違いなら他の筋とは交わらないのに筋違道と名付けるのは筋違いじゃないかと思っていたら、筋違道は「すじかいみち」と読むのであった。これは完全に反則じゃないかと思うのだが、逆に日本語は奥が深いと感慨に耽る方が興趣を呼び覚ますことができるのだろう。

奈良県健康づくりセンターで、国道24号線バイパスの高架道をくぐった後、保津の環濠集落へと出た。この後東に左折した後の南下する道の一部が人一人しか歩く幅しかない畑道だったのでかなりわかりにくかった。このあと南薬王寺第2公園大和中央自転車道に出るのだが、そこへ出る道は感動的であった。なぜ感動的なのかは知らない人に同じ感動を味わって欲しいので秘密にしておこう。大和中央自転車道のこの辺りは飛鳥川沿いにコース設定されており、この辺りの飛鳥川はほぼ真北に流れているので筋時道ではなく南北に真っ直ぐな道となる。

自転車道は県営福祉パークの横を通るようここで飛鳥川の東岸から西岸へ道を換えるのだが、本コースはしばらく東岸を進む。進むというより完全に多神社を参拝するよう多神社の山内がコースとなっている。多座弥志理都比古神社案内板にあるように多氏にが祀った由緒正しい神社であるので、しっかりとお参りしよう。このあとすぐ飛鳥川を渡り大規模自転車道案内図で再度自転車道と道を同じにする。

このあと大和中央自転車道標識耳成西小学校西飛鳥川高架橋の間を自転車道は東岸を進むが、本コースはずっと西岸を南下する。この辺りの自転車道は自転車道と飛鳥川の間に飛鳥川沿いの車道があるので、より飛鳥川を楽しむには車道を左側通行する方がよい。車道は舗装されていない田舎道でほとんど車は通らない。

近鉄大阪線を越えた所で自転車道は専用道路から一般道となってしまうが、まだまだ飛鳥川沿いを進む。大和郡山・田原本・橿原自転車道線では川辺にベンチが多く設けられており近所の人にもいい散歩道だろう。このあとJR桜井線まで進んで今日の散歩は終えた。そこから近鉄八木西口駅まで100mもなく、コースを区切るには便利だ。

2009年9月5日土曜日

歩く・なら「斑鳩から飛鳥へ聖徳太子の往来道・太子道(筋違道)」法隆寺前バス停~近鉄黒田駅

歩く・なら斑鳩から飛鳥へ聖徳太子の往来道・太子道(筋違道)」の法隆寺前バス停~近鉄黒田駅を歩いた。奈良県の多くの道や川はほとんんど南北もしくは東西に流れる筋となっている中、筋違道は多くの東西あるいは南北に流れていく筋を斑鳩から飛鳥まで真っ直ぐに越えていく道で、はるか遠く聖徳太子が通われた古道である。ほとんどの道が車の交通量が少ない狭い道を歩くのだが、現代のメイン道路ではないだけに一部わかりにくい道もあったし、どう見ても道がない所をマップがコースに設定している所が2ヶ所もあった。


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コースのスタートは法隆寺前バス停で、その写真に写っている建物が法隆寺iセンターでなのだが、その右前に奈良自転車道道標があった。奈良自転車道の終点は法隆寺南大門だと思っていたが、法隆寺前バス停が終点だった。その証拠に歩く・なら「藤原京から平城京へとつづく古代の幹道・下ツ道」に書いているが、大和中央自転車道の終点である近鉄橿原神宮前駅大和中央自転車道案内図があったように、法隆寺iセンターの左前に奈良自転車道案内図があった。飛鳥葛城自転車道に、自転車道の起点と終点の案内がなく、起点終点は観光地なのだがら自転車道を宣伝する案内図を設置したらと書いたのが、ここでも実現しているのはうれしかった。

この後、法隆寺南大門を抜け、法隆寺中門の前を右折して、法隆寺東門を抜けて、法隆寺夢殿と、法隆寺旧境内を歩く。旧境内を抜けた後800m東進した後、最初の筋である国道25号線を越えた所で太子ロマンの道道標を見つけた。太子ロマンの道法隆寺iセンターが制定している聖徳太子ゆかりの歴史を訪ね歩く約4Kmの周回コースである。

この後の見どころの調子丸古墳はあったが、駒塚古墳は見逃してしまった。この後飛鳥葛城自転車道のある富雄川を渡るのだが、その前に上宮遺跡公園を往復する。富雄川沿いに行ってもいい所をわざわざ別の道を行くのは、太子ロマンの道案内図聖徳太子伝説案内板が設置されているからだろう。この後飛鳥葛城自転車道道標で富雄川を越えて500mほど東進すると、今度はJR関西本線を越えた。

この後、善照寺広峰神社を巡っていくが、広峰神社へ向かうのにマップでは西進することになっているが、西進する道はなく一度南下して西進したのち北上しなければならなかったし、飽波神社の手前の道でも太子道道案内の通りに真っ直ぐ行く道しかないのに、マップでは無い道をルートに設定しているとしか思えない。

この後、西名阪自動車道高架下を通るとすぐに岡崎川を越えて、安堵中央公園体育館中窪田杵築神社常徳寺を巡っていくと、今度は新太子橋を渡ることにより大和川を越える。この辺りの大和川はとても雰囲気がよい。一度大和川沿いに歩いてみたいものだ。

この後、南陽禅寺杵築神社油掛地蔵尊を巡った後、田園風景の中を寺川まで南下した後寺川を行きつ戻りつ3回渡るのだが、1回目の渡る橋は大和中央自転車道大和中央自転車道標識があったし、2回目に渡った所には糸井神社があったし、3回目に渡った後には面塚があった。そして太子道道路標識の後に今回のハイライトである白山神社屏風杵築神社がある。白山神社には太子道を往く聖徳太子や太子が休憩した腰掛石があり、太子ロマンに浸ることができるだろう。

この後、忍性菩薩御誕生碑伴堂杵築神社(なぜ杵築神社が多いのだろう)、三宅の里見どころ散策MAP万葉歌碑田原本町道標を経て、近鉄田原本線を越える。近鉄黒田駅は踏切のすぐ向こうにあり、駅前には太子道(筋違道)案内板があった。近鉄黒田駅はコース上にあると言ってよく、コースを区切って踏破するには一番便利なので今日はここで旅を終えることにした。