2009年11月21日土曜日

歩く・なら「持統天皇行幸の道」(近鉄大和八木駅~石舞台古墳)

歩く・なら持統天皇行幸の道」(近鉄大和八木駅~石舞台古墳)を歩いた。橿原市から明日香村へ向かうのは飛鳥葛城自転車道 大和高田~明日香歩く・なら「斑鳩から飛鳥へ聖徳太子の往来道・太子道(筋違道)」近鉄八木西口駅~近鉄飛鳥駅で歩いたが、いづれも飛鳥川を上る道であった。今回は藤原京から明日香村の名所遺跡を巡る歴史ロマンを存分に味わうことができてとても新鮮であった。


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コースのスタートは近鉄大和八木駅八木まちなみ案内板まで東進した後、藤原京までは歩く・なら「藤原京から平城京へとつづく古代の幹道・下ツ道」と同じ道を逆向きに辿る。おふさ観音寺までの南北へ連なる道は古代の幹道・下ツ道であり、途中八木 札の辻もあるなど風情のある旧い町並みであり、歩く・なら「藤原京から平城京へとつづく古代の幹道・下ツ道」でもハイライトの一つであり、歩いていて実に楽しい。ただしマップでは八木 札の辻はJR桜井線を越えてからになっているが、実際にはJR桜井線を越える前の東側にあるので、見逃さないで欲しい。

おふさ観音寺から橿原市藤原京資料室まで東進した後は藤原宮跡内を歩く。藤原宮跡では季節毎に花を植えており今回はコスモスが大歓迎してくれた。春に訪れた時はひばりが大歓迎してくれ大感激したのに比べると少しさびしい秋である。この後また奈良文化財研究所都城発掘調査部まで東進した後南下する。しばらく行くと香具山観光トイレがあった。きれいな施設なので見逃すことはないと思うがマップに書かれている位置よりは少し北にあるので注意して欲しい。

天岩戸神社を抜けた後、しばらくわかりにくい道を行くがマップの道案内が充実しているので迷うことはない。道に埋め込まれた道路標識の手前から薄茶色の舗装道になっており既に明日香村の飛鳥周遊歩道になっているようだ。ここから大官大寺跡石神遺跡飛鳥水落遺跡飛鳥寺蘇我入鹿首塚伝飛鳥板蓋宮跡伝飛鳥板蓋宮跡飛鳥観光である。途中わかりにくい所もマップの案内通り明日香村道標を左折し岡寺参道鳥居を右折すればいい。

この後国営飛鳥歴史公園石舞台地区を抜けて、国営飛鳥歴史公園祝戸地区へ向かうが、国営飛鳥歴史公園石舞台地区飛鳥葛城自転車道案内図があった。「斑鳩から飛鳥へ聖徳太子の往来道・太子道(筋違道)」近鉄八木西口駅~近鉄飛鳥駅で飛鳥川沿いに飛鳥葛城自転車道案内図を見つけてうれしかったのだが、起点の石舞台古墳にも設置されているか心配だったのは杞憂に終わった。飛鳥葛城自転車道 大和高田~明日香で飛鳥葛城自転車道の起点がわからないのは困ると書いたのだが、やはり思っていた所が起点のようで非常にすっきりした気分である。

マップでは、コースを3分割するなら石舞台からバスで帰るのがよいと書いてあったのだが、距離的には最初の1/3の短くなるので、マップに書いてあるコミュニティバス稲淵まで足を伸ばしてみた。コミュティバスの時間を調べて行けばよかったのだが、時間が合わなければ近鉄飛鳥駅まで歩くつもりで行ったのが失敗で、結局約1時間かけて近鉄飛鳥駅まで歩くことになってしまった。マップによると案山子ロードで有名な稲渕棚田の辺りにバス停があるはずなのに、男綱まで行ってもバス停がないのである。仕方ないので近鉄飛鳥駅まで車道を歩いて帰ったのだが、この車道は遠回りな上、名所遺跡は全くない無味乾燥の道であった。コース取りは非常にいいのだが地図が間違っているのは困りものである。