2017年6月9日金曜日

歩く・なら「西ノ京 歴史再発見」

歩く・なら西ノ京 歴史再発見」を歩いた。西ノ京のメインストリートである唐招提寺と薬師寺をつなぐゴールデンルートをはずして奥の院を訪ねるとても渋いコースで、車が入ることが全く不可能な細道も辿るとても楽しい約7.5Kmのお手軽コースだ。入江泰吉の「宵月薬師寺伽藍」が有名な奈良を歩く ゆきめぐり「西ノ京の世界遺産を訪ねて」を歩いた時に撮影した薬師寺の東塔と西塔の間に若草山を眺望する絶景ポイントがあるのだが、いかんせん薬師寺東塔は解体工事中でメッシュシートを使った大きな覆屋で囲まれいて絶景が台無しなのは残念である。


地図の作成方法


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近鉄大和西大寺駅を出発してまずは西大寺南大門を西に向かい、突き当たりの八幡神社から野神神社まで北上した後再び西進して西大寺奥の院体性院を訪ねる。閑静な異空間が広がり改めて西大寺の大伽藍を彷彿させてくれかなり感激する。同じ道を戻りさらに南下して菅原天満宮喜光寺を参拝すると、歴史の道←垂仁天皇陵→菅原神社に出てここからは奈良歴史の道と同道だ。←垂仁天皇陵→菅原神社 歴史の道奈良市の手前は先月歩く・なら「伊勢本街道・暗峠越えハイキング」で歩いた国道308号だ。国道308号はほんの少しだけで、この後垂仁天皇陵を半周する。広大な前方後円墳の手前に印象的な小島が何なのか不思議に思っていたが、田道間守命塚であった。さらに歩を進めると田道間守と橘の木が涙を誘い実に味わい深い。

この後近鉄橿原線を東に渡ると西ノ京のメインストリートなのだが、本コースは西に道をとり唐招提寺奥の院西方院を訪ねる。ここから薬師寺奥の院龍蔵院へ抜ける道が車道を見下ろす細道で実に楽しい。この後瑠璃宮趾まで西進した後野々宮天神社まで南下すると、冒頭に述べた奈良県景観資産 薬師寺、若草山が眺望できる大池湖畔がある大池が視界に入ってくる。その名の通り大きい。薬師寺と若草山は大池越しに狙うので絶景を収めるには望遠レンズは必須だ。最後に三松寺を参拝するのだが、これに向かう道にも細道が有り興趣を覚える。ゴールの近鉄九条駅へは近鉄橿原線九条駅北を東に渡るのだが、近鉄橿原線まで東進する道は歩道のある幹線道路だ。