2011年10月8日土曜日

大和郡山市観光モデルコース「自然豊かな矢田丘陵」

大和郡山市観光モデルコース自然豊かな矢田丘陵」を歩いた。矢田山遊びの森の矢田の道と歴史の道のほとんどを歩く。標高から言って矢田山系でいいじゃないかと思うのだが、矢田丘陵と言われる由縁は、矢田の道はまるでなだらからな丘を行くが如く高低差の少ない遊歩道が続くからだろう。矢田の道は歩く・なら「世界遺産へとつづく自然と歴史の回廊・矢田丘陵と斑鳩の里」で、矢田越えの道は生駒の散歩道「松尾山コース」(矢田山遊びの森 矢田越えの道)で矢田丘陵の素晴らしさを堪能していて、歴史の道を歩くのは初めてであったが、まるで山の辺の道を歩いているようで楽しかった。矢田丘陵は四季折々の自然を満喫できて、何度訪れても飽きることがない。


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コースのスタートは松尾寺口バス停である。近鉄大和郡山駅とJR大和小泉駅を往復するバスが1時間に3本はあるので便数に問題はないのだが、バス停の名前に似合わず松尾寺までとてつもなく長く急な坂道が続く。途中杵築神社を参拝するのだが、本数は少ないが時間を合わせて矢田寺前バス停までバスで行き、矢田丘陵を一周して、帰りは時間により矢田寺前バス停横山口バス停からバスに乗る方がより楽しいだろう。

松尾寺本堂へ続く長い階段を登る気力も失せて、矢田山遊びの森散策ルートからいよいよ矢田丘陵の森に入り、まずは歴史の道を行く。しばらく登りが続くが近畿自然歩道道標から矢田丘陵の本領を発揮する遊歩道が始まり、矢田山遊びの森散策ルートの後すぐにある国見台展望台はその名の通り奈良盆地を一望できる素晴らしい眺望を満喫できる。

次の矢田山遊びの森散策ルートからは矢田の道へ入り、次の矢田山遊びの森散策ルートまでは一本道だが、その次の矢田山遊びの森散策ルートでは西に向かう道もあるので注意が必要だ。そしてその次の矢田山遊びの森散策ルートから平行して二つの道があるが、今回は矢田の道を進んだ。矢田の道は隣の遊歩道に比べて細く少し険しく山道らしくなっている。

頂上展望台からは360度のパノラマ風景が楽しめるが、ほとんど下界を見下ろせることはできずわずかに生駒山への眺望が開けるだけである。次の矢田丘陵遊歩道道標は「こどもの森」ではなく「榁ノ木・南生駒駅」の方へ進む方が矢田の道であり、すぐに小笹の辻がある。ここから県立矢田自然公園まで長い下りとなり、矢田の道の終わりにも矢田山遊びの森散策ルートがあった。

この後歴史の道を歩くのだが、近畿自然歩道道標が充実しているのでこれを追って行けばよい。まずは風光明媚な峠池の間の道を歩き、少し登ると本コースでは最後の矢田山遊びの森散策ルートがある。この後歴史の道にふさわしい古い道標の隣にある近畿自然歩道道標を過ぎてしばらく行くと東明寺だ。東明寺を過ぎると、近畿自然歩道道標を右折してすぐ近畿自然歩道道標を左折するとすぐにまた近畿自然歩道道標があり、本当にきめ細かい。

次の近畿自然歩道道標を道標通りに右に道をとると、その次の近畿自然歩道道標辺りからは心地良い水音がして、その次の近畿自然歩道道標では用水路と共に下る。そしてその次の近畿自然歩道道標でその用水路とは分かれると、その次の近畿自然歩道道標では一旦人里に出るが、またすぐに山道へ戻りその次の近畿自然歩道道標とその次の近畿自然歩道道標では山と里の境界を歩いて、本コース最後の近畿自然歩道道標を抜けると、矢田寺本堂の前に出た。

この後矢田寺の急で長い階段を降りて矢田寺山門をくぐるとすぐに矢田寺前バス停があるが、1時間に1本あるかないかなので横山口バス停まで歩くことになり、途中熊澤蕃山先生遺址があった。ただし気をつければならないのは矢田寺前バス停から歩いて来た道にある横山口バス停ではなく、次の交差点を右折して大和郡山矢田郵便局前の横山口バス停でバスを待たないとバスの本数は増えない。場所が違うのに同じ名前のバス停があるのはとても紛らわしい。生駒の散歩道「松尾山コース」(矢田山遊びの森 矢田越えの道)ではその次の矢田東山バス停まで歩かないとバスの本数が増えないと書いてしまった。

2011年10月1日土曜日

歩く・なら「青き山々に抱かれた国・古代風景と磯城の古墳を訪ねて」

歩く・なら青き山々に抱かれた国・古代風景と磯城の古墳を訪ねて」を歩いた。奈良盆地の中央に位置する磯城郡全ての町を巡り奈良盆地の広大さと平坦さを実感できるコースである。田原本町は歩く・なら「藤原京から平城京へとつづく古代の幹道・下ツ道」歩く・なら「太安万侶を輩出した多氏の故郷へ」で訪ねて旧くから開けた土地で名所旧蹟が多いことを身を持って知っていたが、三宅町は古墳の宝庫であり、川西町には天皇陵かと見紛うほど立派で周濠のきれいな島の山古墳があった。古墳時代の風景を色濃く残した磯城の里は歴史ロマンを満喫させてくれるだろう。


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コースのスタートは近鉄田原本駅で、歩く・なら「太安万侶を輩出した多氏の故郷へ」の終盤と同じ道を辿るかと思っていたが、観光ステーション磯城の里を訪ねた後は、歩く・なら「太安万侶を輩出した多氏の故郷へ」では訪れなかった、津島神社浄照寺本誓寺を巡る。いずれも本格的か特長のある寺社仏閣でなぜ歩く・なら「太安万侶を輩出した多氏の故郷へ」のコースに入っていないのか不思議だ。平野氏陣屋跡から安養寺までは、歩く・なら「藤原京から平城京へとつづく古代の幹道・下ツ道」と同じ道を辿り、鏡作神社の近くでは下ツ道と中街道があった。

この後進路を北から西に変更しいよいよ広大で平坦な奈良盆地を実感できる風景の中の古墳巡りが始まる。まず最初に笹鉾山古墳があり、次に近鉄橿原線を越えてすぐ坊主山古墳がある。その次の黒田大塚古墳法楽寺の辺りは道が入り組んでいてわかりにくかったが、天王塚の後進路を再び北にとり、近鉄田原本腺を近鉄但馬駅のすぐ西で越える辺りから、大和中央自転車道に合流し道に迷うことはなくなった。

大和中央自転車道案内図の後、再び飛鳥川を渡り大和中央自転車道と別れを告げると、三宅の里見どころ散策MAPがあった。三宅の里見どころ散策MAPには三宅古墳群の解説があり、この後もひょうたん山古墳アンノ山古墳高山古墳茄子塚寺の前古墳と古墳の目白押しだ。そして最後の島の山古墳が巨大できれいなのには正直驚いた。これまで巡った古墳との落差が大きい分感動も大きいのだろう。島の山古墳の北西にある比売久波神社を参拝し、結局島の山古墳を3/4周して進路を西にとる。

次に寺川を渡るのだがその手前には面塚が、渡ってすぐに糸井神社があった。ここからは目的地もなくゴールの近鉄結崎駅まで歩道があるので歩きにくいことはないが交通量の多い退屈な車道を歩く。途中川西町役場前に観世の里川西見どころ散策MAPがあり、観阿弥世阿弥の故郷であることがわかる。面塚は、歩く・なら「斑鳩から飛鳥へ聖徳太子の往来道・太子道(筋違道)」法隆寺前バス停~近鉄黒田駅で訪ねた記憶はあったのだが、寺川を今回と同じ橋を渡り、糸井神社も参拝していたのだった。