2010年3月6日土曜日

歩く・なら「世界遺産へとつづく自然と歴史の回廊・矢田丘陵と斑鳩の里」

歩く・なら世界遺産へとつづく自然と歴史の回廊・矢田丘陵と斑鳩の里」を歩いた。世界遺産の法隆寺を参拝するのに矢田丘陵を横断する壮大なコースである。矢田山遊びの森は山道だとばかり思っていたが、急な坂道もほとんどなく歩きやすい遊歩道であった。矢田山と呼ばずに矢田丘陵と呼ぶのは正解だろう。矢田丘陵はオールシーズン季節の変化を楽しむために何度でも訪れる価値がありそうだ。


より大きな地図で 歩く・なら「世界遺産へとつづく自然と歴史の回廊・矢田丘陵と斑鳩の里」 を表示
Picasa ウェブ アルバム 地図の作成方法

コースのスタートは霊山寺で、マップでは富雄駅からバスに乗るようになっているが、奈良ウォーキングマップ⑫富雄川ゆったりコースの前半のように、富雄川の西岸を歩くのがおすすめである。この後追分梅林までは、近畿自然歩道道標を頼りに歩くことになる。この季節にこのコースをしかも小雨の中を歩いたのは、奈良ウォーキングマップ其の弐 6.梅香る追分梅林コースを歩いたときに追分梅林が素晴らしかったからなのだが、ここのところの雨で散り始めており見頃を過ぎてしまっていて残念であった。

次に追分本陣村井家住宅で近畿自然歩道とは別れを告げ、追分神社を通り過ぎて、矢田山遊びの森道標から、いよいよ本コースのハイライトである矢田山遊びの森に入る。ここから子ども交流館までは本当の山道であった。途中の矢田山遊びの森道標で真っ直ぐつつじが丘休憩所にの方に行かなければならなかったのを、間違えて常緑樹の森の方へ行ったので遠回りをしてしまった。子ども交流館前の池を高所から眺めた景色はどこかのリゾート地かと思うほど素晴らしかったので、間違えたのもよしとしよう。

次に矢田丘陵遊歩道道標に沿って歩くが、矢田山遊びの森は道が多いので、矢田山遊びの案内板が数多く設置されていたし、矢田山遊びの森道標が地図付きなのには感心した。ほとんどが車でも通れそうな幅広い遊歩道で快適に歩けるし、天気がよければ頂上展望台からの眺望は素晴らしいだろう。国見台展望台の後、松尾寺矢田寺道標まで、また近畿自然歩道道標に沿って進むが、この後出た舗装道路を右に登るか左に降りるか道標もなく先も見通せないので非常に困った。お寺はやはり低いほうにあると結論して降りていったところに矢田山遊びの森案内板がありほっとした。

松尾寺のルールに従うと松尾寺東の本コースは一方通行なので、松尾寺北惣門の石段を登り、松尾寺本堂を参拝することになる。ここで山道は終わりかと思ったら、ここから法隆寺カントリー倶楽部まで下りる道は松尾寺参道なのだが完全に山道であった。途中分岐点があったが山田町古道保存会案内板がとても役に立った。

斑鳩の里は自然散策うるおいの道道標に沿って進み、仏塚古墳の後新しい奈良自転車道道標を見つけた。ここから法隆寺東大門までほんの少しだが奈良自転車道と同じ道を進み、法隆寺中門から法隆寺参道を抜けてゴールのJR法隆寺駅と向かう。JR法隆寺駅への道は高々1km程度しかないが単調な街中の道で疲れた体にはなかなかつらい。世界遺産の法隆寺見学で時間調整してバスに乗るのも悪くない。