2009年3月28日土曜日

奈良ウォーキングマップ⑨佐保川まなびやコース

奈良ウォーキングマップ⑨佐保川まなびやコースを歩いた。このコースは奈良ウォーキングマップ①梅咲き誇る月ヶ瀬コース以上に季節を選ぶ。なぜなら佐保川の土手は両岸ともに桜並木となっているからだ。コースのコンセプトは佐保川での水遊びになっているが、子供連れでもないかぎり佐保川に降りて水遊びはしないだろう。おすすめは桜が満開の季節である。

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コースのスタートは近鉄新大宮駅(南側)で、ゴールは近鉄新大宮駅(北側)
である。コースの前半は佐保川を南下する。三笠中学校横大安寺西小学校横には、奈良ウォーキングマップに紹介されている通り、川の中に飛び石が敷かれていて「さかなの学校」となっている。両校の間にある2005年に開館した奈良県立図書情報館を紹介するためなのか佐保川の西岸を歩くようになっているが、西岸では川を見下ろせる川岸近くの散歩道はちょっとしかなく、車道をはさんだ歩道を歩くようになってしまう。東岸は車道もなく全編散歩道なので、断然東岸を歩くべきである。

まだまだ佐保川沿いの桜並木を歩きたいところだが、済生会病院の前を通り大安寺に向かうことになる。佐保川から大安寺までの道は「奈良歴史の道」とコースを共有している。

大安寺から奈良100年会館前の大通りまでは、細い道なのでコースを迷うかもしれないがまだ道はわかる。わからないのは再び佐保川へ出る前辺りの道である。どう見ても奈良ウォーキングマップ通りの道はない。とにかく再び佐保川出ればいいので細かいことは気にしないことにしよう。

奈良ウォーキングマップでは紹介されていないのが不思議だが、佐保川小学校「水辺の学校」が目に入るはずだ。写真を見てもらえばわかるが桜まつりが毎年開かれている。ただしまつりは桜が見ごろの土曜日(雨天の場合は翌日曜日)だけであり、2009年は4月4日に開催される。さくら祭りの日にこのコースを歩けばハイライトは間違いなくさくら祭りである。佐保川の落差が大きく水音が心地いいし、水辺の学校も新しいので、さくら祭りでない日でもハイライトは佐保川小学校「水辺の学校」辺りになるだろう。

2009年3月21日土曜日

奈良ウォーキングマップ②都祁の里めぐりコース

奈良ウォーキングマップ②都祁の里めぐりコースを歩いた。都祁村は奈良ウォーキングマップ①梅咲き誇る月ヶ瀬コースの月ヶ瀬村と時同じく、2005年4月1日に奈良市に合併しているが、このコースは、旧都祁村の「都祁 山の道巡り」をベースにしてというより、ほとんど一緒である。

コースのスタートは都祁交流センター(表玄関)、ゴールは都祁交流センター(裏玄関)で、のどかな田園風景を満喫しながら都祁の史跡巡りを楽しめる。JR奈良駅または近鉄奈良駅から都祁交流センター行きのバスが出ているが本数は午前午後一本ずつなので、マイカーを都祁交流センターに駐車するのがおすすめである。

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コースの最初の目的地は小治田安萬侶墓であるが、案内がなく行き過ごしてしまった。行き過ぎて戻ってくると案内は見えたので案内がないというのは正確ではない。本コースと逆に回るコースの案内があったのであった。ここも迷ったのであるが、都祁水分神社から来迎寺へ行く道にはまいった。奈良ウォーキングマップ⑫富雄川ゆったりコースにも書いたが、コースはとにかく最短になるようしている。今回は道はなくなって一般の民家に入ってしまい道が途切れているように見えた。しかし、コースを迂回して戻ってみると、民家の塀沿いに無舗装の細い道があったのであった。コースは曲がらないで直線で最短がいいのではあるが、コースを実際に歩いて少しぐらい遠回りでもわかりやすい道を選んで欲しいものだ。

来迎寺から国津神社への道は都祁 山の道巡りの道案内が残っており、道に迷うことはなかった。この後奈良ウォーキングマップでは、健脚者は都介野岳へ足を伸ばすように案内されている。のどかな田園風景を歩くだけでも充分に満足できるのであるが、本コースは坂道がなく体力的にも余裕ができるし、ここはアクセントをつけるために是非とも山登りをしておきたい。

山道は当然のことながら非常に細い道であるが、都祁 山の道巡り都介野岳山道入り口がしっかりと道案内をしてくれるので迷うことはない。都介野岳山頂へは登り20分下り15分程度であった。山頂は木々に覆われており眺めはそんなによくない。都祁 山の道巡りでは、三陵墓古墳群(西古墳・東古墳)の方に降りるようにコース設定されており、案内もあったのでこの案内の通りに行くのもいいだろう。

その三陵墓古墳群(西古墳・東古墳)が本コースのハイライトである。のどかな田舎の風景を楽しめるが山登りをしなければ単調なコースかと思っていたが、期待はいい方に裏切られた。ここの古墳は大和高原では最大級の前方後円墳なのだが、なんとその前方後円墳の上を歩けるのであった。特に西古墳は古墳そのものが公園のようになっており、古代ロマンを満喫できるのである。また西古墳後円の部分が一番の高台になっているが、そこからは360度のパノラマビューが楽しめ、ここから眺める東古墳はなかなかに風情を感じる。

史跡めぐりの定番は神社仏閣であるが、逆に見慣れているので新鮮味がない。しかし古墳の上を散策できるのには興奮した。のどかな田園風景を楽しむだけでも十分リラックスできる上に古代ロマンを感じることができる本コースは素晴らしい。

2009年3月14日土曜日

奈良ウォーキングマップ⑫富雄川ゆったりコース

奈良ウォーキングマップ⑫富雄川ゆったりコースを歩いた。奈良ウォーキングマップ其の弐 6.梅香る追分梅林コースとほんの少しだけではあるがコースが同じで、富雄川の西岸を南下する。対岸の車の交通量が多くゆったりとは歩けても、車の騒音がやかましく気分よくは歩けないと思っていたが、奈良ウォーキングマップ其の弐 6.梅香る追分梅林コースより南では、無粋なガードレールがない所が多く本当に川沿いの道を歩いているんだという満足感にひたれる。後半は富雄川右岸の山の手を帰るのだが、こちらはアップダウンが多く、しかもこの道でいいのかこれは人の家の庭の中ではないのかと思うほどの細い道をドキドキしながら歩くことになるので、おすすめはコースを逆に辿り前半は道に迷いながらせかせか歩き、後半はのんびり富雄川を上った方がいいかもしれない。

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スタートは近鉄富雄駅で、大差はないが西口から降りれば目の前に富雄川が見える。とにかく富雄川を左手に見ながら歩けばいいので迷いようがない。このコースの圧巻は霊山寺の辺りで、対岸の車道ともかなり距離があり、のどかな川景色を満喫できる。

次の大和国鹿島香取本宮からは丘の登り下りが多く、さらに添御縣坐神社からは、わざわざ一番細い道を選んだとしか思えないようなとんでもない道を行く。だいわ通りに出た所で格好の目印があったので、それを撮影している。その後大きなマンションに突き当たるのでどちらに行くのか迷ってしまったが、マンションに突き当たる前の道を見逃していた。

ここから多聞院までの道もある意味本コースの圧巻である。人が通った跡があるので道には違いないとは思うのだが、舗装されてなくその道と人家の庭に境目が全くない道を通る。ほんの少し大回りすれば普通の道があるので、コース設定に当たって実際にコースを歩いたのか疑ってしまうほどである。また多聞院の写真はコース上で撮ったものである。すなわち本コースは多聞院の境内を通る。奈良ウォーキングマップで境内にコース設定しているのはめずらしいのではないかと思う。写真の向こうが山門になるが、そこには愛くるしい「たもんちゃん」が迎えてくれる。

最後はスタート地点でもあるゴールの近鉄富雄駅へ向かうのであるが、駅に向かう道も一筋縄ではない。近鉄富雄駅東口前のバス乗り場を通るのではなく、わざわざ裏通りを通るようにコース設定されており、なんとも楽しいウォーキングコースである。

2009年3月8日日曜日

奈良ウォーキングマップ①梅咲き誇る月ヶ瀬コース

奈良ウォーキングマップ①梅咲き誇る月ヶ瀬コースを歩いた。奈良ウォーキングマップ其の弐 6.梅香る追分梅林コース同様に季節を選ぶコースである。追分梅林ほど梅林の密度は高くないがコースの全編で梅を楽しむことができる。また月ヶ瀬はお茶の産地であり茶畑の風景も新鮮だ。

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スタートはJR奈良駅もしくは近鉄奈良駅から石打(柳生、梅の郷月ヶ瀬温泉)行のバスに1時間以上揺られ、バス停月瀬橋で降りてバスの進行方向へ少し歩けば県道82号線から梅林道である。急な坂道である代官坂入口の案内があるのですぐわかる。マップの案内には急な登り坂と書かれているが、九十九折りの坂道で完全に山登りである。代官坂にはほとんど梅はないが、10~15分程度できつい山登りは終わり、天神神社の辺りから土産物屋や食事処があり完全に観光地だ。道も狭く観光客が多い季節ではゆっくりとしか歩けない。

真福寺を抜けた所で観光地の雰囲気はなくなり、田舎の風景を楽しむことができる。わざわざ茶畑の中を歩いて下さいとばかりに、茶畑の中に2m程度のスペースが設けられているのには感激した。天神神社から、ロマントピア月ヶ瀬まで至る所に梅林があり、正に梅の名所である。

ロマントピア月ヶ瀬から、八王神社までの道は、車道の脇の歩道を歩くことになるが、八王神社から、ゴールの梅の郷月ヶ瀬温泉までは、また田舎道を楽しむことができる。

ゴールの梅の郷月ヶ瀬温泉には、行きに乗ってきたバスの終着のバス停があるので、そこからバスに乗って帰ればいいのだが、問題はバスの便数が非常に少ない。行きは時間を合わせて行けばいいのだが、帰りは時間調整に苦しむことになる。温泉が好きな人は早めにゴールして、温泉に浸かっていればいいのだが。

おすすめは車で来てコースを往復することである。スタート地点近くに有料の駐車場はあるのだが、ゴールの梅の郷月ヶ瀬温泉または隣の月ヶ瀬福祉センターだと無料で駐車できる。ただし駐車場はそんなに広くなく、シーズン中はすぐに満杯になるので、10時までには到着したい。