2009年3月21日土曜日

奈良ウォーキングマップ②都祁の里めぐりコース

奈良ウォーキングマップ②都祁の里めぐりコースを歩いた。都祁村は奈良ウォーキングマップ①梅咲き誇る月ヶ瀬コースの月ヶ瀬村と時同じく、2005年4月1日に奈良市に合併しているが、このコースは、旧都祁村の「都祁 山の道巡り」をベースにしてというより、ほとんど一緒である。

コースのスタートは都祁交流センター(表玄関)、ゴールは都祁交流センター(裏玄関)で、のどかな田園風景を満喫しながら都祁の史跡巡りを楽しめる。JR奈良駅または近鉄奈良駅から都祁交流センター行きのバスが出ているが本数は午前午後一本ずつなので、マイカーを都祁交流センターに駐車するのがおすすめである。

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コースの最初の目的地は小治田安萬侶墓であるが、案内がなく行き過ごしてしまった。行き過ぎて戻ってくると案内は見えたので案内がないというのは正確ではない。本コースと逆に回るコースの案内があったのであった。ここも迷ったのであるが、都祁水分神社から来迎寺へ行く道にはまいった。奈良ウォーキングマップ⑫富雄川ゆったりコースにも書いたが、コースはとにかく最短になるようしている。今回は道はなくなって一般の民家に入ってしまい道が途切れているように見えた。しかし、コースを迂回して戻ってみると、民家の塀沿いに無舗装の細い道があったのであった。コースは曲がらないで直線で最短がいいのではあるが、コースを実際に歩いて少しぐらい遠回りでもわかりやすい道を選んで欲しいものだ。

来迎寺から国津神社への道は都祁 山の道巡りの道案内が残っており、道に迷うことはなかった。この後奈良ウォーキングマップでは、健脚者は都介野岳へ足を伸ばすように案内されている。のどかな田園風景を歩くだけでも充分に満足できるのであるが、本コースは坂道がなく体力的にも余裕ができるし、ここはアクセントをつけるために是非とも山登りをしておきたい。

山道は当然のことながら非常に細い道であるが、都祁 山の道巡り都介野岳山道入り口がしっかりと道案内をしてくれるので迷うことはない。都介野岳山頂へは登り20分下り15分程度であった。山頂は木々に覆われており眺めはそんなによくない。都祁 山の道巡りでは、三陵墓古墳群(西古墳・東古墳)の方に降りるようにコース設定されており、案内もあったのでこの案内の通りに行くのもいいだろう。

その三陵墓古墳群(西古墳・東古墳)が本コースのハイライトである。のどかな田舎の風景を楽しめるが山登りをしなければ単調なコースかと思っていたが、期待はいい方に裏切られた。ここの古墳は大和高原では最大級の前方後円墳なのだが、なんとその前方後円墳の上を歩けるのであった。特に西古墳は古墳そのものが公園のようになっており、古代ロマンを満喫できるのである。また西古墳後円の部分が一番の高台になっているが、そこからは360度のパノラマビューが楽しめ、ここから眺める東古墳はなかなかに風情を感じる。

史跡めぐりの定番は神社仏閣であるが、逆に見慣れているので新鮮味がない。しかし古墳の上を散策できるのには興奮した。のどかな田園風景を楽しむだけでも十分リラックスできる上に古代ロマンを感じることができる本コースは素晴らしい。