2009年7月25日土曜日

奈良ウォーキングマップ其の弐 7.公園緑地めぐり高の原西コース

奈良ウォーキングマップ其の弐 7.公園緑地めぐり高の原西コースを歩いた。西コースは自宅からの散歩圏内なので、コースのほとんどを歩き済みである。公園緑地めぐり高の原東コースでも凄い散歩道があったが、西コースにも散歩道は繋がっていた。高の原はウォーキングフェチにはたまらない街である。


より大きな地図で 奈良ウォーキングマップ其の弐 7.公園緑地めぐり高の原西コース を表示
Picasa ウェブ アルバム 地図の作成方法

公園緑地めぐり高の原東コース同様、スタートとゴールは近鉄高の原駅である。ここからコースの最西端までなんと歩行者専用道路を歩くのだが、歩行者専用道路がどう続いているか迷うかもしれない。まず西に向かって大きな階段を上がるとふれあい橋がある。そこを真っ直ぐ進むと南にサンタウンプラザ すずらん館見えるので、その前の赤い階段を登った所が色褪せてきているが赤い歩行者専用道路である。

この赤い歩行者専用道路は住宅街の細い道から車が入らないように車止めで車をシャットアウトし、主要道路は谷沿いに走っているのを陸橋で越えていくので全く車道を横断することなく快適に歩ける。この赤い道が途切れたかと思う所を北へ少し行った所が、神功一丁目緑地である。写真の奥に写っているがここに国の史跡名勝天然記念物に指定されている石のカラト古墳がある。

途切れたかのように見えた赤い道は北に向かってまだまだ伸びている。ちょうど石のカラト古墳が奈良県と京都府の境で、歩行者専用道路は京都府木津川市でも整備されているのである。いったいどこまで続いているのだろうか。コースは当然奈良市内に設定されているので、次に本コースのハイライトである万葉の小径を歩く。こちらは奈良県の施設なのだが万葉集に詠まれている草木を実際に植林して歌と草木を解説している。前回散歩で歩いた時に一番感動したのはであった。

万葉の小径の後は歩道のある主要道路を南下していくのだが、万葉の小径はその主要道路のを渡った西にもすこしだけ続いているので、最後まで見てほしい。万葉の小径の写真はその最後の所で撮っている。次の目的地の神功四丁目緑地緑いっぱいである。マップでは、神功四丁目緑地の北東側の道を歩くようになっているが、実際には緑地の中を抜けていくので注意が必要だ。

コースはその後、平城4号公園平城3号公園の二つの公園を通る。平城3号公園は少しだけ遊具があるだけの平凡な公園だが、奈良市平城プールが併設されているのが何よりの特長である。平城4号公園は見ての通り池一面に睡蓮が群生しており、しかも池の上に遊歩道が施設されているので、睡蓮のアップが簡単に撮れる。前回散歩したブログの平城4号近隣公園には、蓮と書いてしまったが睡蓮の間違いであった。もう少し季節が進んで多くの睡蓮が咲けば壮観かなと平城4号近隣公園に書いたので、前回よりも遅く訪ねたのだが睡蓮の花の量は壮観と言うほどには咲いていなかった。

最後は、奈良市北部会館の前を通ってゴールするのだが、駅前の主要道路はスタートと同様に陸橋を渡るので主要道路の方に降りないことがポイントである。平城4号公園の睡蓮を楽しむなら7月から8月がいいのだが、このとき万葉の小径は夏草がぼうぼうで見苦しい。夏草はいずれ奈良県が刈り取るのでそれが終わった秋に訪れるのがいいのかもしれない。

2009年7月18日土曜日

歩く・なら「山の辺の道(奈良~天理)」

歩く・なら山の辺の道(奈良~天理)」を歩いた。コースのほとんどが東海自然歩道であると書いたら、古事記にも登場する日本最古の道である「山の辺の道」に対して失礼である。もちろん東海自然歩道が「山の辺の道」をコースにしたのである。山の辺とは文字通り奈良盆地東側の山裾沿いに発達した道であり、天理から桜井のコースが有名であるが、奈良から天理までも豊かな自然を満喫することができる。


より大きな地図で 歩く・なら「山の辺の道(奈良~天理)」 を表示
Picasa ウェブ アルバム 地図の作成方法

コースのスタートは破石町バス停である。コース終盤の天理本通りまで、コース途中に食事できる所やコンビニはないし、破石町バス停近辺にもコンビニはないので、コースから離れずにコース中盤に食事を取りたくて、しかもバスで破石町バス停まで行くのならバスに乗る前に弁当は用意しておく必要がある。

破石町バス停のから一本北の大きな道を東に向かい、奈良市道標で南下するのだが、奈良ウォーキングマップ⑥ならまち散策コースとなっている一本南の黄土色のアスファルトの細い道の方が断然風情がある。ここらへんは迷うかもしれないがいたる所に新薬師寺への案内が出ているのでそれに従えばよいし、その後は白毫寺案内が出ている。白毫寺案内の奈良市道標に歴史の道の表示があったが、この道標は新しく立てられたようで歴史の道の表示がある杭を使う場所を明らかに間違えている。

この後八阪神社手前の東海自然歩道道標から、東海自然歩道を歩く。合流するのが奈良ウォーキングマップ其の弐 2.広大自然豊かな京終・帯解コースよりも遅いのは予想外だった。東海自然歩道の厳選22コースの16番目の旧柳生街道(滝坂の道)のスタートは白毫寺で、破石町バス停が最寄の交通機関になっているのだから、旧柳生街道(滝坂の道)のスタート地点から東海自然歩道に合流して欲しかった。

東海自然歩道道標は充実しているので迷うことはないと書きたい所だが、山の辺の道道標には助けられた。この訳は奈良ウォーキングマップ其の弐 2.広大自然豊かな京終・帯解コースを見て欲しいし、奈良ウォーキングマップ其の弐 2.広大自然豊かな京終・帯解コースで撮った東海自然歩道道標は今回は撮っていないので、他の東海自然歩道道標も、奈良ウォーキングマップ其の弐 2.広大自然豊かな京終・帯解コースを見て欲しい。

この後、白山神社崇道天皇陵円照寺参詣道まで、東海自然歩道を辿るが、円照寺参詣道から東海自然歩道をはずれて、円照寺参詣道を歩く。奈良ウォーキングマップ⑤のどか田園帯解コースにも書いたが、円照寺参詣道は本当に素晴らしい。さらにこの後歩きたくてしょうがなかった大師堂案内の道を大師堂まで行く。この道はすぐ終わってしまうが、円照寺参詣道はわざわざ東海自然歩道からはずれるコース取りをしていることを十二分納得させてくれるコース前半のハイライトである。

この後東海自然歩道道標から東海自然歩道石上神社まで辿る。この間の東海自然歩道を歩くのは初めてなので、目についた東海自然歩道道標は全てカメラに収めた。また奈良市精華地区案内板には古くて奈良市ホームページには何も情報がない五聖地めぐりの道が表示されている。五聖地めぐりは奈良ウォーキングマップ⑪柳生剣豪ゆかりの地コース五聖地めぐり道標を見つけて以来気になっている道である。

東海自然歩道道標は充実しているので迷うことはないのだが、弘仁寺マップのコースが二手に分かれているのが不思議だったのだが、荘厳な本堂を持っている弘仁寺を参拝してその理由は分かった。どうやら東海自然歩道弘仁寺の境内を通るようになっている。弘仁寺は入山料200円を取っているので、入山料を払わずに歩こうとすると別の道を歩く必要があるということのようだ。

コース後半のハイライトは古墳公園白川ダムの辺りだろう。人工湖だからこそかもしれないが深い水面は青く美しく、水の風景は目を十分に和ませてくれるだろう。
この後名阪国道をくぐってしばらく山道を入るのだが、この山道は竹で覆われているのもなかなかに風情があった。

布留の高橋は橋としては特にたいしたことはないように見えるが、その名のごとく高く橋が架かっている。すなわち布留川の谷底が深いということになるのだが、川底まで10mもないようなので川底を覗いてもそんなに怖くはない。この後石上神社を裏から抜けると、表に人麻呂万葉歌碑があった。

この後は市街地に入るが、天理市としても「山の辺の道」は大々的にアピールしており、舗道に大和・山の辺探訪物語を埋め込んでいるし、ゴールのJR・近鉄天理駅前広場に、山の辺の道てくてくマップを掲げている。

コースの最後は天理本通りで、約1kmのアーケード街を歩く、その手前に天理教本部神殿があり、天理教の法被を着た人が多く行きかっていた。天理教関係のお土産も多いのだろうが、できて新しいのか改装したてなのか、奈良市のアーケード街に比べてハイカラで明るい雰囲気である。多分道幅が広いのが好印象につながっているのだと思う。

2009年7月4日土曜日

奈良ウォーキングマップ其の弐 7.公園緑地めぐり高の原東コース

奈良ウォーキングマップ其の弐 7.公園緑地めぐり高の原東コースを歩いた。近鉄高の原駅の東と西に2つのコースが設けられている。近鉄高の原駅までは散歩圏内なので西コースのほとんどを歩いたことがあるのだが、さすがに駅の東側は歩いたことがなかった。駅の西側はショッピング街が開けており、東側は何にもないと思っていたのだが素晴らしい遊歩道があった。おそるべし高の原である。


より大きな地図で 奈良ウォーキングマップ其の弐 7.公園緑地めぐり高の原東コース を表示
Picasa ウェブ アルバム 地図の作成方法

東コースも西コースともスタートとゴールは、近鉄高の原駅である。東側に足を踏み入れるのは初めてなのだが、いきなりきれいに装飾された歩行者専用道路になっているのにまず驚いた。この後少し京都府木津川市の並木道を歩きそのまま音浄化ヶ谷公園に入ってしまう。音浄化ヶ谷公園から奈良県奈良市であるが、歌姫史跡公園とはつながっているようで境目がわからない。奈良市の公園には朱雀1丁目緑地のように看板がかかっているのが普通なのだが、音浄化ヶ谷公園は写真の石標しかなく、歌姫史跡公園にいたっては公園名の表示は全くなかった。

この後も遊歩道が続き、一度車道は渡るがこの遊歩道はうたひめのみち道標まで続く。「うたひめのみち」は遊歩道で県道木津平城線に沿ってを南に続くのだが、コースは東へ左折して奈良市総合福祉センターに向かうが、ここからは遊歩道ではなく幹線道路の歩道を歩くことになる。総合福祉センターの隣には残念ながら今年の1月で閉園した野鳥の森がある。まだ看板がかかっていたので、記念に写真撮影した。この後もうしばらくいくとけいはんな学研都市の一つであるならやま研究パークがあり、住宅街だけでなくいろいろと施設も多い。

次は、平城1号公園だが、この公園はテニスコートと多目的グラウンドだけのスポーツ公園であった。平城2号緑地は完全に山で、コース上からは緑地に入る入り口は見えなかった。ここまで歩道のある幹線道路だったのだが、この後幹線道路から住宅街の中に入ってこのコースでは唯一車が通る道を歩く。歩道のある幹線道路沿いに行くこともできるのに何故ここだけ、歩道のない車道をコースにしたのか不思議だったのだが、住宅街を抜けて県道木津平城線に降りたところにうたひめのみち道標があった。「うたひめのみち」は次にこのコースで県道木津平城線を越えるうたひめのみち道標まで続いている。うたひめのみち道標を見つけて欲しいがために住宅街の中へコース取りしたとしか思えない。

そう思うと「うたひめのみち」をに歩かずにはいられなくなり、実際に歩いてみて感動した。なんとうたひめのみちは人口の小川がある遊歩道であった。県道木津平城線に沿っているのでかなり車の騒音がうるさいのだが、それを除けば絶好の散歩道である。なぜ本コースに入れていないのか全く理解できない。本コースを巡る際はうたひめのみち道標うたひめのみち道標の間を往復して欲しい。「うたひめのみち」が必ず本コースのハイライトになるだろう。

次の朱雀1丁目緑地にも驚いた。昔は平城3号緑地の名前だったのだろうか。二つの看板がかかっている。ひょっとすると平城3号公園と間違えるので改名したのかもしれない。何が驚いたのかと言えば本コースはこの緑地内を歩くのだが、これは山登りであった。まさかこのコースで山登りをするとは思っていず、心の準備が出来ていないと体力的にもこたえてしまったし、こんな道を歩く人はほとんどいないので登りきった後、どちらに降りるのかかなり迷ってしまった。そのため入り口と降り口の2枚も写真を撮ってしまった。

本コースの最後の目的地は平城第2号公園で、何故2号だけ第がつくのか不思議なのだが、公園を入るとまずテニスコートが目に入り、次に野球場があったのでここも平城1号公園と同様にスポーツ公園かと思ったが、自然しかない音浄化ヶ谷公園歌姫史跡公園とは違い、子供が遊ぶ遊具や写真のように人工池もあり奈良県立大渕公園にも匹敵する総合公園だった。

この後は団地の中の遊歩道を平城浄化センターアピール下水道まで歩いて、本コースの一周が終わる。後はスタート時に歩いた写真のようにきれいに装飾された歩行者専用道路を戻るのみである。再び繰り返すが本コースのハイライトは本コースでは歩かない「うたひめのみち」である。是非道標を頼りに「うたひめのみち」を往復することを本コースを歩く際には組み入れて欲しい。