2010年9月25日土曜日

奈良ウォーキングマップ其の参 10.自然溢れる 狭川の里コース

奈良ウォーキングマップ其の参 10.自然溢れる 狭川の里コースを歩いた。実りの秋を期待して一面稲穂の棚田の里を撮影したかったのだが、ほとんど稲刈りは終わっていて残念であった。しかしコース名からは想像できなかった木々に日差しが遮られ昼なお暗く、しかも時折滝となって水音の溢れる渓流沿いの山道を2Km近く軽快に歩けたので大満足であった。夏の暑い時期にも清涼感を求めるには非常にいいコースである。


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コースのスタートとゴールは須川バス停である。バスの本数は少ないのでマイカーが便利だし、駐車スペースにこと欠くことはない。コースをスタートしてまず須川大橋を渡り、須川ダム貯水池の水辺を少しだけ歩く。人口ダムとは思えないほど周囲の自然に溶け込んでいてとても落ち着いた雰囲気を醸し出していて素晴らしい。道は続いているのでもっと歩きたいのだが上水道用貯水池のため立ち入り禁止となっていてとても残念である。

次の光明寺までは県道33号を歩く。交通量は少ないので歩きにくくはないが退屈である。この後は安郷川支流沿いに歩きこれはこれは狭川の里らしくなってきたぞと感じていたら、県道33号を渡りかなり登っていくと木々に覆われて日陰になっている山道に入った。最初は谷の下の方を安郷川は流れていたのが徐々に高度差がなくなり、ついには道のすぐ隣を流れるようになりこんなやこんな渓流あんな渓流が目を楽しませてくれるのはもちろん豊富な水量が心地よい水音を耳に運んでくれて、間違いなく本コースのハイライトである。

山道を登り切った後、稲刈りを終えた田園風景へと出た。次の戸隠神社へは山道でなないがまだまだ登りが続く。この後県道33号に降りた所が南之庄バス停で、奈良パブリックゴルフ場バス停まで国道33号を歩いた後、奈良パブリックゴルフ場へと向かい、眺望の素晴らしいゴルフコースを抜けていく。最後は県道184号を歩き、戸隠神社に参拝した後須川バス亭へゴールするのだが、県道184号に降りた所も素晴らしい棚田の風景であった。

2010年9月18日土曜日

歩く・なら「馬見丘陵の古墳群と伝説を巡る」

歩く・なら馬見丘陵の古墳群と伝説を巡る」を歩いた。本コースは馬見丘陵公園バス停を共通のゴールとして、近鉄池部駅近鉄築山駅近鉄下田駅の3方向からゴールを目指すようになっている。歩く・なら「北葛城 馬見丘陵の古墳群を散策する」では近鉄池部駅をスタートして近鉄築山駅へゴールしたので、今回は歩いていない近鉄下田駅をスタートして前回とは逆向きに歩いて近鉄池部駅へゴールした。前回歩いた時は、第27回全国都市緑化ならフェア やまと花ごよみ2010のために奈良県馬見丘陵公園内が工事中で満足に歩けない部分があったので、やまと花ごよみ2010の開幕に合わせて本コースを歩いたのだが、奈良県馬見丘陵公園「やまと花ごよみ2010」に辿り着いた時には疲れてしまって、全国都市緑化ならフェアを楽しむことができなかったのが心残りである。


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近鉄下田駅をスタートしてまずは南下していくと狐井城山古墳があり、地蔵石仏を過ぎて直ぐに道を東にとる。マップに書かれている阿弥陀橋の石棺の位置が悪くて戸惑ったが、この後恵心僧都誕生之地を過ぎて、新池親水公園から北上し、十二社神社鋳鉄鳥居・燈籠を経て、近鉄五位堂駅へ辿り着く。近鉄五位堂駅構内を抜けてダウンスロープを降りた道を北上すると本コース前半のハイライトであるかつらぎの道に入る。

前回は香芝市立真美ヶ丘東小学校まで自転車・歩行者専用道「かつらぎの道」を歩いたので、これ以降は逆向きに辿ることになる。横峰公園まで来るとかつらぎの道の終わりが近いが樹木が多く木陰も多いので夏でも歩きやすい。この後、牧野古墳三吉石塚古墳新木山古墳と古墳巡りである。途中奈良県馬見丘陵公園から1kmほど離れている広陵町立図書館の前に第27回全国都市緑化ならフェア やまと花ごよみ2010のための駐車場が設けられており、実際に数十台の車が駐車していて盛況であることがわかった。

前回は広陵町立図書館の辺りで方向音痴になってしまい全く方向違いの道を歩いてしまったのだが、今回も讃岐神社と竹取翁で東進すればいい思ってと行ってみたら、訪れるつもりのなかった新家長福寺へ出てしまった。讃岐神社を参拝してから東進して、竹取公園学びの森へと出るのが正解であり、この後すぐ本コース後半のハイライトである奈良県馬見丘陵公園である。

公園内に入ってまず訪れるのははじまりは奈良ゾーンで、奈良県馬見丘陵公園館でもいけばな展が行われていた。未来の華ゾーンから乙女山古墳を一周するのが本来のコースであるが、途中コースが遮られていてコース通りに歩くことはできなかった。次の花の都ゾーンにあった金賞「深山と美林」が印象的であった。この後賑わいの広場ゾーン(飲食店あり)を抜けて、池上古墳を一周するのが本来のコースだが今度は古墳へ続く道が完全に遮断されており実に残念である。

再び花の都ゾーンに戻ると馬見公苑で「せんとくん」の撮影会が行われていた。集いの丘ゾーンの後は遊歩道である平城遷都1300年の道で、道には奈良の歴史を刻んだ石板が埋められており、最後はもちろん2010年全国都市ならフェア開催であった。奈良県馬見丘陵公園「やまと花ごよみ2010」を出るとゴールの近鉄池部駅はすぐそこである。

2010年9月11日土曜日

奈良を歩く ゆきめぐり「西大寺、秋篠寺から御陵の森を訪ねて」

奈良を歩く ゆきめぐり西大寺、秋篠寺から御陵の森を訪ねて」を歩いた。歩く・なら「佐紀路・西ノ京 佐紀盾列古墳群と西ノ京の国宝探訪」(佐紀路コース)で、佐紀盾列(ささたたなみ)古墳群は奈良歴史の道や、奈良ウォーキングマップ⑧佐保路コース奈良ウォーキングマップ其の弐 4.奈良らしい古墳寺社めぐり佐紀コースでさんざん歩いたと書いたのだが、佐紀盾列古墳群はまだまだ懐が深く本コースではまた新たな古墳を巡ることができた。コースのゴールは平城宮跡バス停なので、本コースを歩いた後平城遷都1300年祭を楽しむのがお薦めである。


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コースのスタートは近鉄大和西大寺駅で、西大寺東門から西大寺北門へ抜けた後は山上八幡神社東南の奈良歴史の道道標まで奈良歴史の道を辿る。奈良歴史の道は道標が充実しているのでこれを辿っていくことになる。野神神社から道を西から北にとりほぼ一直線に歩いていくと、秋篠寺南門に辿り着く。この後秋篠寺東門を出た所で最初に奈良歴史の道を歩いた時に右往左往してしまった通り、古い街並みの小路で迷いやすい。マップにもポイントが紹介されているが、秋篠町テニスコートに道標がないのが一番迷う原因である。

この後、瀟洒な館の奈良大学附属高等学校の裏門から田園風景をのんびりと歩き、ハイツ歴史の道を右手に見た後左折すると、仲哀天皇神功皇后狭城盾列池上陵ある。ここで一旦奈良歴史の道から離れて、雰囲気のある神功皇后陵の石畳の道を歩く。山陵八幡神社からまた奈良歴史の道に戻り、本コースのハイライトである成務天皇陵日葉酢媛命陵と御陵の森を歩くが、猛暑日では静謐な小路もかなり台無しである。山上八幡神社を過ぎた後の奈良歴史の道道標奈良歴史の道と別れを告げて、山上八幡神社東南の池から、瓢箪山古墳を目指す。

最初に奈良歴史の道を歩いた時は本コースとは逆向きに歩いたのだが、先ほどの奈良歴史の道道標は倒れていて見つけられずに、瓢箪山古墳まで迷い込んだこともあり非常に懐かしい。この後塩塚古墳、由緒正しい添御縣座神社を訪ねた後、ハジカミ池から今度は奈良歴史の道を逆向きに歩き、平城宮跡最北に出て、平城天皇陵を訪ねた後、平城宮跡バス停がゴールである。

2010年9月4日土曜日

奈良を歩く ゆきめぐり「江戸・明治時代の町並みを今に伝える ならまちじっくり3時間コース」

奈良を歩く ゆきめぐり江戸・明治時代の町並みを今に伝える ならまちじっくり3時間コース」を歩いた。ならまちは奈良ウォーキングマップ⑥ならまち散策コース歩く・なら「奈良公園周辺 奈良の神社仏閣、国宝満載」(新薬師寺コース)で歩いたが、この2コースはウォーキングとして十分な距離をとるためならまち以外も歩くのだが、本コースはならまちだけを歩く観光目的のショートコースである。その変わり他の2コースはならまちを通過する形になるのに対して、本コースはならまちを一周するのでならまちをきめ細かく歩くとともに古い町並みをより一層楽しむことができるだろう。


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本コースのスタートとゴールは近鉄奈良駅で、東向き通りから、興福寺南円堂裏を抜けて猿沢池へと出る。この後、奈良市ならまちセンターの前の道を南下するのだがこの道は車道なのでまだならまちの雰囲気を楽しむことはできない。この後ならまちの元になった元興寺を訪ねた後も、名勝大乗院庭園文化館まで車道を歩く。大乗院庭園は広大な庭園で散策する価値が十二分にあり、次の今西家書院からいよいよならまち界隈となり古い町並みを楽しむことができる。

この後のコースが少し変わっていて、興善寺の境内を抜けて十輪院へ出る。この辺りはお寺が密集しており完全に寺町の風情だ。御霊神社の北側にある元興寺塔跡はならまちが元興寺の境内跡に発展したことを実感するためにもはずせない。この後最南端のならまち格子の家を訪れて引き返していると、歴史体験工房「楽古」を見つけた。勾玉作りや埴輪ストラップ作りが楽しめてなかなかおもしろそうだ。

ここからは、庚申堂奈良町資料館時の資料館杉岡華邨書道美術館とならまちの目抜き通りを歩きなら工藝館を訪れた後、もちいどの通りから東向き通りとアーケード街を抜けてゴールする。