2011年3月19日土曜日

奈良を歩く ゆきめぐり「ようこそ月ヶ瀬へ」

奈良を歩く ゆきめぐりようこそ月ヶ瀬へ」を歩いた。月ヶ瀬は梅の名所なので、この季節を選んだのだが失敗であった。梅を楽しむなら奈良ウォーキングマップ①梅咲き誇る月ヶ瀬コースを歩くべきである。本コースのハイライトは何と言っても月ヶ瀬湖(名張川)沿いを歩く月ヶ瀬遊歩道なのだが、この遊歩道にほとんど梅はない。しかし紅葉が素晴らしいらしく、それは落ち葉の豊富さからも想像できる。またお茶の名産地でもあるので茶畑の風景を楽しむとともに、龍王の滝は涼しいので涼を求めて夏場に訪れるのもいいだろう。


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コースのスタートは桃香野口バス停で、まずは案内に従って菊家家住宅を目指して坂を登る。そこからすぐ何とも不思議な千体磨崖仏群があり、その後の下り坂で素晴らしい月ヶ瀬湖(名張川)の眺望を楽しむことができる。八幡神社もなかなか雰囲気のあるお社であった。自然風景編ばかりだと想像していただけに、ここまでの全ての目的地が歴史文化編なのは驚きである。

龍王の滝の手前に樹齢六百年の桃仙の梅があった。まだまだ満開には程遠く来週も冷え込むそうだから見頃は4月になって桜と同時期に楽しめるのではと思ったが、梅が遅れたら桜も遅れるのだろう。湖畔の里つきかぜには樹齢五百年の白髪の梅がある。弁当持参でないなら本コースではここで食事するのがいい。

八幡橋を渡る際に対岸の梅林が素晴らしかったのだが、桜の季節はここからの眺めが絶景らしい。そして月ヶ瀬梅渓(健脚)ハイキングコース道標から本コースのハイライトである月ヶ瀬遊歩道が約1Km続く。この後奈良ウォーキングマップ①梅咲き誇る月ヶ瀬コースで歩いた月ヶ瀬梅渓を巡るとばかり思っていたら、本コースは月ヶ瀬観光案内図まで幅の広い車道を登る。

ロマントピア月ヶ瀬の手前の誤変換した(字が違う)のだろうとつっこみたくなる掘出地蔵が愛くるしい。尾山代遺跡を訪れた後、ゴールは梅の郷月ヶ瀬温泉からはどこにあるかわかりにくい梅の郷月ヶ瀬温泉バス停である。ご覧の通りバスの本数は極端に少なく、9時のバスで来て15寺のバスで帰るしかない。梅の郷月ヶ瀬温泉は駐車場完備なので、今回はその駐車場に車を停めて10時のバスで桃香野口バス停へ向かった。健脚なら本コースを逆に辿り帰りはゴールが同じ奈良ウォーキングマップ①梅咲き誇る月ヶ瀬コースを歩くのがおすすめである。

2011年3月5日土曜日

奈良を歩く ゆきめぐり「追分梅林と隠れ古社寺めぐり」

奈良を歩く ゆきめぐり追分梅林と隠れ古社寺めぐり」を歩いた。2009年の2月下旬から3月中旬に訪れた奈良ウォーキングマップ⑫富雄川ゆったりコースの後半と奈良ウォーキングマップ其の弐 6.梅香る追分梅林コースの後半を繫げたようなコースである。去年の同じ日にも歩く・なら「世界遺産へとつづく自然と歴史の回廊・矢田丘陵と斑鳩の里」を歩いたのはもちろん追分梅林の梅見が目的であり、去年はもう散り始めていたのが今回はちょうど見頃であった。来週の週末は満開を迎えて天気さえよければ最高の花見ができるだろう。


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コースのスタートは近鉄富雄駅でしばらくは富雄の住宅街を歩くが交通量の少ない細い道なので散歩には適している。最初の目的地の添御懸坐神社まで歩けば、結構のどかな田園風景である。しかしその次の目的地の大和国鹿島香取本宮の間に開発された住宅地を抜けるのによく似た道が続いて方向を取り違えてしまった。でも高台にあるので登り下りの際には見晴らしがいい風景を楽しむことができる。

その次の目的地の霊山寺県立矢田自然公園区域図があった。松尾寺までのハイキングコースが紹介されているが、前述した法隆寺まで足を伸ばす歩く・なら「世界遺産へとつづく自然と歴史の回廊・矢田丘陵と斑鳩の里」がおすすめである。ここからハイライトの追分梅林までの道は近畿自然歩道道標を頼りに歩くのだが少し込み入った道なので迷い易く注意が必要だ。

追分梅林の西南の角にあるのが追分本陣村井家住宅であり、その前を東西に伸びる道は大阪と奈良を最短で結ぶ暗峠奈良街道で現在は国道308号となっており、生駒の散歩道「暗峠コース」生駒の散歩道「矢田山 遊びの森コース」で堪能した。今回は丸山古墳を訪れた後国道308号を西に向かう。最後に赤膚焼窯元 大塩玉泉・大塩昭山赤膚焼窯元 大塩正人・古瀬堯三で焼物を観賞した後、バス停赤膚山がゴールである。

近鉄学園前駅へのバスの本数は多く、バス停赤膚山は始発のバス停なので間違いなく座れるのだが、前述の奈良ウォーキングマップ其の弐 6.梅香る追分梅林コースの最後にも書いたが、西ノ京駅にゴールするのもおもしろい。余裕があれば大池に出て、奈良を歩く ゆきめぐり「西ノ京の世界遺産を訪ねて」も同時に巡ってしまうのはどうだろう。