2016年3月26日土曜日

歩く・なら「ますます身近になる弘法大使 若き日の足跡を訪ねる~奈良市~」

歩く・ならますます身近になる弘法大使 若き日の足跡を辿る~奈良市~」を歩いた。三日前に桜の開花宣言が出たので楽しみに出かけたのだが、ほとんどの桜はまだ蕾のままで目を楽しませてくれるのは数えるほどしかなかった中、旧奈良県物産陳列所の枝垂が既に見頃を迎えていた。本コースは弘法大師の渡唐前の奈良の大学で勉学していた頃に所縁あろう史跡を巡るのだが、大安寺から北へ向かう他にはないユニークさを持つ。にもかかわらずならまちから奈良公園を抜けて最後は奈良きたまちまで歩く奈良市観光の壺を押さえる妙なるコースでとても良かった。


地図の作成方法 軌跡の取得方法


Picasaウェブアルバム

本コースのスタートである大安寺バス停は基幹道路にあり、バスの本数は近鉄奈良線並みにあるのだが近鉄奈良駅はバス乗り場が分散しているので下調べは必要だ。大安寺村役場跡を南に折れてまずは大安寺を参拝するがその手前の大安寺小学校で五分咲きに出会った。幸先良しである。この後少しだけ南へ足を伸ばし史跡大安寺塔趾を訪ねるのだが今まで歩いたコースの目的地になっていないのを不思議に思う立派な史跡である。周囲が更地になっていたのだが最近整備されたのだろうか。史跡に向かう途中の大安寺旧境内の向かいの桜が既に葉が出ているのでソメイヨシノではないが遠目には葉が見えず実に素晴らしい。この後はしばらくウォーキングを楽しみJR桜井線京終駅のすぐ北西を越えてならまちに入る。

史跡元興寺小塔院跡の西を北へ向かい中心部の奈良町資料館前を通り過ぎたら、奈良町にぎわいの家が目新しい。去年の四月にオープンしたならまちの新名所である。この後花見がしたいと思うほどの桜がある元興寺塔跡から元興寺極楽坊を巡るが硬い蕾のままだ。この後十輪院を参拝して西に向かった後北上して浮見堂から円窓亭を過ぎる。円窓亭の周りには梅林が広がっているのだがまだ咲き残りの梅があった。この後冒頭に書いた枝垂れ桜がある奈良国立博物館旧奈良県物産陳列所の東を北上し、東大寺南大門を潜ると東大寺大仏殿で一本見頃を迎えた桜に出会った。この後最後の目的地の東大寺戒壇堂を北に抜けて西に歩き、奈良女子大学のある奈良きたまちを南下して近鉄奈良駅へゴールする。