2009年6月13日土曜日

奈良ウォーキングマップ其の弐 2.広大自然豊かな京終・帯解コース

奈良ウォーキングマップ其の弐 2.広大自然豊かな京終・帯解コースを歩いた。マップの印象とは違ってかなり山道もあり、広大かどうかは疑問が残るが確かにのどかな田園や山里の風景を楽しみ自然を満喫することができる。奈良ウォーキングマップ⑪柳生剣豪ゆかりの地コースと同様に、コースの半分以上を東海自然歩道と共有するのだが、国(環境庁)がやっているとはいえよくこんな道を東京から大阪までつなげたものだと感心する。


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コースのスタートはJR京終駅で、コースの前半は奈良ウォーキングマップ⑥ならまち散策コースの前半と全く同じ奈良歴史の道なので、そちらを参照して欲しい。奈良歴史の道とは奈良県立高円高等学校で別れを告げるが、奈良県立高円高等学校を境に風景は一転する。奈良県立高円高等学校の北と南では空気が違うと感じるほど、簡単に言えば南では田舎のにおいがする。これはとてもいいコースではないかと胸に期待が膨らむような山里の風景である。最初の目的地である八阪神社の手前は完全に山道であった。このまま帯解近くまでずっと山道かと思ったのだが、そうではなかった。

マップには東海自然歩道の道標のある場所を、東海自然歩道に入る所ととてもわかりにくい自衛隊藤原宿舎の辺りだけを星印で記しているが、もちろん道標はこれだけでは歩道を辿れるはずもなくもっと多くの道標がある。見つけた道標は全て写真に撮ったのだが、もっとも見つけにくいのはこちらの道標である。山の辺の道の道標が見えたので左に曲がるのだろうとはわかったが、これでは道標の役目を果たさないし、コースを逆から辿ってきた人は間違いなくこの細い山道を見過ごしてそのまま道なりに車道を歩いて迷ってしまうだろう。

東海自然歩道はどこもとてもいいのだが、特にこの道標辺りの小川沿いの道が一番よかった。やはり川のせせらぎの音は格別である。コースの次の目的地は嶋田神社であるが、その手前に白山比咩神社があった。こちらのほうが立派に見え、なぜコースの目的地に入れないかと思うほど小奇麗な神社である。

次の崇道天皇陵奈良ウォーキングマップ⑤のどか田園帯解コースでも訪ねた場所である。その時に東海自然歩道の道標はいつもいっぱいあるのにこの道標だけしかないのは疑問に思ったのだが、奈良ウォーキングマップ⑤のどか田園帯解コースは東海自然歩道を本当にかすめただけであることがよくわかった。この後のどかな帯解の田園の中を歩くが、本コースは舗装された車道を歩くのに対し、奈良ウォーキングマップ⑤のどか田園帯解コースは舗装されていない農道をのんびり歩くことができる。もちろん歩くには農道の方が断然いい。

最後に帯解寺を訪ねて、ゴールがJR帯解駅となるのは、奈良ウォーキングマップ⑤のどか田園帯解コースと全く同じである。総じて奈良ウォーキングマップ其の弐の方が、コース設定もこなれてきたのかユニークな変化に富んだコースが多いのだろうか。本コースもJR京終駅からJR帯解駅までの間の東海自然歩道を歩くおもしろいコース設定である。