2009年9月5日土曜日

歩く・なら「斑鳩から飛鳥へ聖徳太子の往来道・太子道(筋違道)」法隆寺前バス停~近鉄黒田駅

歩く・なら斑鳩から飛鳥へ聖徳太子の往来道・太子道(筋違道)」の法隆寺前バス停~近鉄黒田駅を歩いた。奈良県の多くの道や川はほとんんど南北もしくは東西に流れる筋となっている中、筋違道は多くの東西あるいは南北に流れていく筋を斑鳩から飛鳥まで真っ直ぐに越えていく道で、はるか遠く聖徳太子が通われた古道である。ほとんどの道が車の交通量が少ない狭い道を歩くのだが、現代のメイン道路ではないだけに一部わかりにくい道もあったし、どう見ても道がない所をマップがコースに設定している所が2ヶ所もあった。


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コースのスタートは法隆寺前バス停で、その写真に写っている建物が法隆寺iセンターでなのだが、その右前に奈良自転車道道標があった。奈良自転車道の終点は法隆寺南大門だと思っていたが、法隆寺前バス停が終点だった。その証拠に歩く・なら「藤原京から平城京へとつづく古代の幹道・下ツ道」に書いているが、大和中央自転車道の終点である近鉄橿原神宮前駅大和中央自転車道案内図があったように、法隆寺iセンターの左前に奈良自転車道案内図があった。飛鳥葛城自転車道に、自転車道の起点と終点の案内がなく、起点終点は観光地なのだがら自転車道を宣伝する案内図を設置したらと書いたのが、ここでも実現しているのはうれしかった。

この後、法隆寺南大門を抜け、法隆寺中門の前を右折して、法隆寺東門を抜けて、法隆寺夢殿と、法隆寺旧境内を歩く。旧境内を抜けた後800m東進した後、最初の筋である国道25号線を越えた所で太子ロマンの道道標を見つけた。太子ロマンの道法隆寺iセンターが制定している聖徳太子ゆかりの歴史を訪ね歩く約4Kmの周回コースである。

この後の見どころの調子丸古墳はあったが、駒塚古墳は見逃してしまった。この後飛鳥葛城自転車道のある富雄川を渡るのだが、その前に上宮遺跡公園を往復する。富雄川沿いに行ってもいい所をわざわざ別の道を行くのは、太子ロマンの道案内図聖徳太子伝説案内板が設置されているからだろう。この後飛鳥葛城自転車道道標で富雄川を越えて500mほど東進すると、今度はJR関西本線を越えた。

この後、善照寺広峰神社を巡っていくが、広峰神社へ向かうのにマップでは西進することになっているが、西進する道はなく一度南下して西進したのち北上しなければならなかったし、飽波神社の手前の道でも太子道道案内の通りに真っ直ぐ行く道しかないのに、マップでは無い道をルートに設定しているとしか思えない。

この後、西名阪自動車道高架下を通るとすぐに岡崎川を越えて、安堵中央公園体育館中窪田杵築神社常徳寺を巡っていくと、今度は新太子橋を渡ることにより大和川を越える。この辺りの大和川はとても雰囲気がよい。一度大和川沿いに歩いてみたいものだ。

この後、南陽禅寺杵築神社油掛地蔵尊を巡った後、田園風景の中を寺川まで南下した後寺川を行きつ戻りつ3回渡るのだが、1回目の渡る橋は大和中央自転車道大和中央自転車道標識があったし、2回目に渡った所には糸井神社があったし、3回目に渡った後には面塚があった。そして太子道道路標識の後に今回のハイライトである白山神社屏風杵築神社がある。白山神社には太子道を往く聖徳太子や太子が休憩した腰掛石があり、太子ロマンに浸ることができるだろう。

この後、忍性菩薩御誕生碑伴堂杵築神社(なぜ杵築神社が多いのだろう)、三宅の里見どころ散策MAP万葉歌碑田原本町道標を経て、近鉄田原本線を越える。近鉄黒田駅は踏切のすぐ向こうにあり、駅前には太子道(筋違道)案内板があった。近鉄黒田駅はコース上にあると言ってよく、コースを区切って踏破するには一番便利なので今日はここで旅を終えることにした。