2009年2月21日土曜日

奈良ウォーキングマップ③奈良公園見所たっぷり中級者コース

奈良ウォーキングマップ③奈良公園見所たっぷり中級者コースを歩いた。奈良ウォーキングマップとしては、奈良公園ははずせないコースであり、マップの中では唯一中級者と上級者の二つのコースがある。

コースは近鉄奈良駅をスタートして、奈良市車道のメインストリートである369号線を東へ向かう。普通に奈良を観光すると369号線の南側を歩く人が多いと思うが、奈良県庁がある北側を歩く方が最初の交差点をスムーズに左折できるので、近鉄奈良駅は奈良県庁方面出口から出るのがベストである。

その最初の交差点を左折すると、奈良自転車道 奈良~西の京道案内があり懐かしく感じた。コースの次の目的地の依水園の文字も見えている。

自転車道を歩くのは距離的に大変であるがウーキングマップのコースでは少し短い。コースを2周するぐらいが丁度よく、2周目は1週目とは逆に回るのが楽しい。当たり前だが景色は違うし、時にはこんなものがあったかとびっくりするほど、見えなかったものが見えてくる。

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依水園の次は、正倉院であるが休日は見ることができない。コンクリート角棚の隙間からわずかに見えるが、建物が3棟見えるので一度実際に見て正倉院の位置を知らないとどれが正倉院かはわからないだろう。正倉院を見て一番驚くのはその大きさである。実に大きい。まあ奈良時代とはいえ、国宝を保管したのだからこれぐらいの大きさは必要になるといえば当たり前なのだが。10月から11月にかけては、本コース6番目の目的地である奈良国立博物館で正倉院展が行われるが、この時は休日でも見ることができる。またこの辺りは奈良歴史の道とコースが同じである。(道標 知足院~般若寺 道標 正倉院~般若寺 道標 大仏殿~正倉院

このコースは観光の名所である東大寺の南大門を通らず、東大寺大仏殿の裏を通り二月堂へと向かうが、この二月堂裏参道が本コースのハイライトである。裏参道から見上げる二月堂がよく、よく絵を描いている人を見かけるのだが、裏参道そのものが石畳でできており実に雰囲気がいい。

二月堂の後若草山の手前辺りが一番静かで、鳥のさえずりを楽しむことができる。上級者コースはこの後若草山から春日大社へと観光の名所を通るが、中級者コースは観光者はほとんど通らない車道となる。今回初めて歩いたのだが、丘の上にフランス料理店があるのには驚いた。結婚式場もあり名前もそのままずばりザ・ヒルトップテラス奈良であった。とても閑静な場所であり間違いなく繁盛しているようだ。

次の目的地は奈良県新公会堂である。この辺りは車道を通るのではなく、車道とは別に散歩道が設けられているので、車の騒音以外は気持ちよく歩ける。その後コースは大仏前交差点を渡り、奈良国立博物館を横切る。奈良国立博物館は本館と新館があり奈良ウォーキングマップに書かれている奈良国立博物館は新館の方である。

コースの最後は興福寺の境内を通るのだが、1998年から興福寺創建1300年である2010年(平城遷都1300年祭も行われる)まで、創建当初の中金堂を再建工事が行われているので、コース通りには歩けない。興福寺を抜けた後は369号線の南側を歩いて近鉄奈良駅の興福寺方面出口がゴールである。