2012年6月2日土曜日

歩く・なら「建国伝承地の陵墓を歩く」

歩く・なら建国伝承地の陵墓を歩く」を歩いた。橿原市の古墳を訪ねるコースとしては歩く・なら「橿原・明日香 明日香・藤原京へと都の歩みをたどる」(橿原コース)歩く・なら「葬るかたち・宮都「飛鳥藤原」西方の古墳を訪ねて」(近鉄橿原神宮前駅~近鉄飛鳥駅)を歩いており、その両者のコースがよく似ているのに対し本コースはそれらを補完しており、畝傍山をほぼ一周するのでいろんな方向から眺められるのも楽しい。地元観光ボランティアガイドおすすめらしい隠れた散歩道が素晴らしく大満足だ。


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コーススタートの近鉄畝傍御陵前駅から東には何度も歩いたのだが、本コースはまず西に向かいに大和中央自転車道飛鳥葛城自転車道のコースになっている県道161号に出る手前を右折して北に向かうとすぐに大窪寺がある。第二代綏靖天皇陵大和中央自転車道から西へ入った所にあり、初代神武天皇陵橿原観光案内図から入った所にある。この後県道161号には戻らずに山本山大師堂を目指して西進するのだが、そこへ向かう森の小径が秀逸だった。

この後畝傍山を左手に見ながら南下するのだが東向きに望むのは初めてで新鮮だし、南向きが多い天皇陵にあって次の第三代安寧天皇陵が東向きで西方向へ参拝するのが興味深い。次の第四代懿徳天皇陵で御陵巡りは一区切りとなり、橿原神宮西参道を左手にさらに築坂邑伝承地石碑まで南下した後、宣化天皇陵を訪れるために少し県道133号を西へ進む。

宣化天皇陵のすぐ南にある倭彦命墓を訪ねるのに、Googleマップは間違っているし訪ねた後に次へ向かうpdfマップの写真解説を倭彦命墓向かう道だと勘違いしてしたので無茶苦茶迷ってしまった。しかしその後の田舎道が正に蝶が舞い鳥がさえずる桃源郷のような心地がして大満足だ。歩く・なら「古墳に彩られた、「初期ヤマト政権」誕生の地へ」に地相学的に最高だと書いた三輪山の裾野に広がる珠城山古墳群から景行天皇陵へ向かう道に優るとも劣らない。

この後東に向かい鳥屋近隣公園から落ち着いた高取川沿いを歩き、近鉄岡寺駅前の牟佐座神社を抜けて、丸山古墳を訪れる。丸山古墳の巨大さを堪能するには歩く・なら「橿原・明日香 明日香・藤原京へと都の歩みをたどる」(橿原コース)のオプションコースがはずせない。植山古墳植山古墳春日神社鳥居から眺めてもその概要は全くわからない。最後は孝元天皇陵まで北上した後西進して近鉄橿原神宮前駅へゴールするのだが、この辺りの古墳巡りには新しく地図付のく橿原市道標がとても便利だ。