2014年4月5日土曜日

歩く・なら「聖徳太子ゆかりの王寺・いかるがの里ウォーク」

歩く・なら聖徳太子ゆかりの王寺・いかるがの里ウォーク」を歩いた。花冷えの中、前回の奈良まほろばサイク∞リング 藤ノ木ルート(法隆寺→竜田公園)と同じく竜田公園を訪れたのは、去年奈良まほろばサイク∞リング 竜田川ルート(竜田川→三郷)を歩いた時に感動した桜溢れる三室山をまた堪能したいと思ったからだ。コースは周回コースなのでハイライトの三室山を最後に訪れるよう逆回りしたかったが、生憎天気予報は下り坂の予想で晴れている間に撮影するためコース通り歩いた。三室山の桜はやはり素晴らしい。奈良県内では吉野山と覇権を争う桜風景だ。「いかるが」と言えばどうしても法隆寺近辺を思い浮かべるのだが、本コースは大和川から竜田川を巡り最後は葛下川を歩く川巡りコースで、二度目に大和川を渡る大城橋は潜水橋で水面のすぐ上を歩く第二のハイライトだ。この細い橋を通る車などいないと橋の中央でのんびりしていたら車が来たので焦った。橋の幅は車とすれ違うスペースを許さない。急いで渡るのも嫌だなーと思っていた橋の材料と同じコンクリート製の出っ張りを見つけたのでそちらへ逃れた。出っ張りはまあままのスペースがあろのだが少し下にありなかなかの恐怖感を味わえる。

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コースのスタートは東西に近鉄王寺駅と近鉄新王寺駅があるJR王寺駅北口である。まずは大和川昭和橋を渡って、大和川第1緑地沿いに進み、神岳神社から三室山を縦断した後、竜田川西岸を北上する。紅葉の名所の紅葉橋で折り返して東岸を南下すると三室山の美景を楽しむ。散歩にはもってこいの竜田川沿いの遊歩道が終わるとほどなく岩瀬の森があった。この後大和川合流まで見晴らしのいい土手上の未舗装道を進むとそのまま大和川北岸も未舗装道の土手をJR関西本線まで歩ける。実に爽快だ。

この後冒頭にエピソードを述べた潜水橋を渡ると橋は傾いていると書かれている警告表示に慄くが、三室山と生駒山のツーショットを見ながらのんびりといかるがの里を進み気持ちがなごむ。西方寺を経て一旦大和川とJR関西本線まで北西に進むが、舟戸神社を参拝した後は南下し、気をつけていないと頭をぶつけるほど小さい近鉄田原本線地下道を潜る。白鳳女子短期大学を過ぎると今度は奈良県道36号天理王寺線地下道を潜り、まるで迷路を歩いているようで面白い。実際この辺りは細い道をうねうね行くので迷いやすい。

弘法大師ゆかりの薬井で道を東にとり、葛下川薬王橋を渡ってJR和歌山線を越えるとようやく聖徳太子自ら達磨像を刻んだのが始まりとの逸話が残る達磨寺に到達する。聖徳太子の愛犬である雪丸塚は愛らしく必見だ。この後北に向かい再び奈良県道36号天理王寺線高架下を抜け葛下川を西へ下る。王寺の町を探検だ!ハイキングマップ和の鐘が鳴るまち王寺がありこのまま西下して行きたいところだが、葛下川達磨橋を渡ってほどなく道を北にとりJR王寺駅南口へゴールする。