社殿の向こうに鳥居が見える。参道を入る前にももちろん鳥居はあった。
この社殿はおもしろい造りである。お参りするのに通るのだが、こんな社殿を通ってお参りする神社はめずらしい。ちなみに左の机の上で参拝の記帳ができる。
二つ目の鳥居を抜けていよいよ本社殿であると思ったら違っていた。
本社殿はさらに大きな社殿で覆われているのであった。
ここは
押熊八幡神社である。近辺には旧家が多く古くから栄えていたのでろう。素晴らしいお社である。
しかし全国の八幡神社は全て応神天皇をお祀りしているとは知らなかったし、応神天皇が神功皇后の子供であることも知らなかった。応神天皇は仲哀天皇と神功皇后の子供であるが異母兄に
忍熊皇子と籠坂皇子がおり、後継者争いがあったようだ。
近くに二人の皇子の旧蹟地があり、質素ではあるが塚が祀られている。
押熊町は忍熊皇子ゆかりの地ということのようだ。
御岳教といい、歴史どころか神代の御代の痕跡を垣間見ることができるなんて、さすがやまとまほろばである。
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