2007年9月2日日曜日

杵築神社の遥拝所

なぜ穴が開いているのだろう。
石碑の文字も古い書体で書かれているので読めない。


ここは近鉄富雄駅から富雄川沿いに北へ2Km程度行った東側にある杵築神社である。「きねつき神社」ではない。「きずき神社」と読む。奈良の都わすれさんによると、祭神は主神が素盞鳴命すさのをノみことで、相殿に天忍穂耳命あめノおしほみみノみことと市杵島姫命いちきしまひめノみことである。気づかなかったが役行者の石像もあるとのこと。


家に帰ってきてから何て書いてあるのか写真をじっくり見ていたら遥拝所ではないかと思い付き、遥拝を辞書で調べたら、「遠く離れた所から神仏などをはるかにおがむこと」であった。これで穴が開いている理由もわかった。この穴は神仏を拝む方向を指し示しているわけだ。遥拝所は本殿の南側で、穴の方向も南の方角だったと思うがうろ覚えだ。穴が開いている理由はわかったが一体何を拝むのだろうか。新たな疑問である。役行者の石像も見たいのでもう一度行くしかないか。


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