2018年3月9日金曜日

歩く・なら「ますます身近になる弘法大使 今も残る伝説を訪ねる~五條市~」

歩く・ならますます身近になる弘法大使 今も残る伝説を訪ねる~五條市~」を歩いた。歩く・なら「ますます歩きたくなる五條新町」など五條の歴史と文化に触れるコースを多く歩いてきたが、今回は五條市中心部から南の高台に広がる農村地帯をのんびり歩く10km強のミドルコースである。傘を差すほどではないが時折小雨がぱらつくあいにくの天気であったが、昨日の大雨で水量の増した川の流れを楽しむこともできたし、思いがけず広大な梅林にも巡り会えて感激した。


地図の作成方法


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JR五条駅を出発していつもの道ではなく小路に入る。迷いながら歩くのも楽しく、統神社から国道24号を南へ渡り、最初の目的地の桜井戸を訪ねる。どうせ井戸の跡だけだとたかをくくっていたら屋根付き水槽に鯉まで泳いでいてびっくりした。何故か国道24号本陣交差点地下道を抜けて国道24号を一度北に渡り、常楽院を過ぎてから再び国道24号を南へ渡ってそのまま南下すると寳満寺を経由して旅番組に再三登場する餅商一ツ橋へ出る。ここから歴史探索コースなら新町通りを西へ向かうが本コースは東へ少しだけ新町通りを歩いて国道168号に出て国道168号を南下すると吉野川大川橋を渡る。いつもはお盆に花火大会が開かれる東側を渡るのが今回は西側を渡ると人工河床に水飛沫が上がってとてもきれいだ。

南大和広域医療企業団五條病院までは商店街を歩いて再び国道168号と合流する。このまま国道168号を歩くのがわかりやすいが本コースは一山登って御霊神社を参拝する。急坂を降りるとノスタルジーを感じる丹生川五條市丹原町を渡る。老朽化のためか車止めがある。なかなかの急流で迫力があるがさらに橋脚には去年の台風21号の爪痕だろうか、痛々しく流木が張り付いている。ここから先は田畑が広がる田舎道が続き、2番めの目的地である吉祥寺を訪れるため、柴水山開運坂を往復する。名前を付けたくなるのがよくわかる急坂だ。もうしばらく行くと折り返しになるが折り返した後が本コース最大の難所の急坂である。折り返し地点には思いがけず梅林が広がっているのには驚いた。見頃には少し早いようだがその手前の白梅は満開だった。

急坂を登った後も山が続くと思っていたらうそのように高原が広がり、光仁天皇皇后井上内親王宇智陵まで田園風景が続く。田園風景は一度急坂の山道を下った後も続く。高原を下った後はわかりやすい二車線道路と進み流れが穏やかな吉野川御蔵橋を渡り国道24号に出た後は3番目の目的地である犬飼山転法輪寺まで国道24号を西へ辿る。ここからは奈良県みどりをつなぐウォーキングマップ「五條の町並み周遊コース」 を逆に辿り、JR和歌山線犬飼川橋りょうを潜った後、最後の目的地の寄足山生蓮寺へ足を寄せる。本コースはJR大和二見駅へゴールするが、電車は1時間に1本なので時間合わせが大変だ。JR五条駅では電車の停車時間も長く時間を惜しむならコースを逆向きに辿る方が、電車の待ち時間をつぶすにも好都合だろう。