2010年8月14日土曜日

奈良を歩く ゆきめぐり「茶畑が広がる山里「田原」を訪ねる」

奈良を歩く ゆきめぐり茶畑が広がる山里「田原」を訪ねる」を歩いた。奈良ウォーキングマップ其の弐 3.麗しの茶畑田原コースで存分に緑鮮やかな美しい茶畑を楽しんだ身としては、先週歩いた奈良ウォーキングマップ其の参 7.山里めぐり 正暦寺・田原コースでは田原の里に辿り着くだけで茶畑だけを楽しむには物足りない。本コースは稲穂が頭を垂れ始めた稲田の緑と茶畑の緑のコントラストが素晴らしく目を潤してくれたし、その田園風景の中をのんびりと歩けば癒されること間違いない。


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コースのスタートはバス停田原大野で、バスを降りるとすぐ十輪寺がある。そのままバス道を行くと、喫茶軽食グリーンとんねるに、今回は確認できなかったが、河瀬直美監督が第60回カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞した「殯の森」の舞台となったグループホームの案内があった。この後すぐ山里の田舎道へと入っていくが、最初の目的地の今井堂天満神社は本コースから少し坂道を登った所にあり、奉納されている絵馬も印象的だが社務所もとても雰囲気のある佇まいである。

最初に茶畑に巡り合えるのは田原東雲共同製茶工場で、工場の裏山には素晴らしい茶畑が広がる。この後次の目的地の北浦定政顕彰碑と次の次の目的地の光仁天皇陵を巡って一旦来た道へ引き返し白砂川を渡った所に道標があった。同様の道標が次の交差点にもあったが、本コースで見かけたのはそれだけで、当然太安万侶墓・須山町へ進路をとる。

川音を楽しみながらのんびりと行くと、次の茶畑の中に太安萬侶墓道標がある。ここから茶畑の中の急坂を登っていくと次の目的地の太安萬侶墓がある本コースのハイライトだ。半端じゃない坂で登るのに苦労するがその苦労は登った斜面を見下ろした途端に報われる。目の前の登ってきた茶畑でなく川の向こうにも素晴らしい茶畑が連なる茶畑の絶景を満喫できるだろう。

この後広い道となる所を南に左折してのんびり歩き、さらに奈良市消防団田原分団和田班ポンプ庫で左折してバス通りに出て、のんびり山里を歩くのはここで終わりとなる。バス通りを渡った所には田原公民館があり、バス道にある茗荷郵便局を通り過ぎた後、次の目的地の松本邸を訪れるため本コースでは唯一バス道の南側をほんの少しだけ歩きすぐバス道へと戻る。戻った所はバス停茗荷で、バス道の北側には田原ブルーベリー園が広がる。

この後バス通りにある北側の舗道を奈良市内の方へ西進すると、次の目的地の田原ふる里ほっとステーションが北側に、さらに進むと南側のバス停矢田原口には緑の道標「大和路田原」があった。そこには歴史街道ルートマップがあり、緑の道標は結構数多くあることがわかる。この後も歩を進めて行くと田原春日野町茶畑春日宮天皇陵東田園風景が広がり、ゴールのバス停田原御陵前を過ぎてすぐ最後の目的地の春日宮天皇陵となる。参道は山を切り崩して左右両方の壁を石垣となっていてとてもユニークな道でおもしろい。

バスの本数が少ないので、ゴールのバス停田原御陵前まで車で行って、そこからスタートのバス停田原大野までバスに乗れば、ウォーキング中に時間を気にすることもないが、距離的にも大したことはないので、本コースにゴールした後ゴールが同じである奈良ウォーキングマップ其の参 7.山里めぐり 正暦寺・田原コースを逆向きに辿り、奈良ウォーキングマップ其の参 7.山里めぐり 正暦寺・田原コースのスタートの山村町バス停にゴールするのがおもしろい。山村町バス停からならバスの便数も多く遅い時間まで便があるのであまり時間を気にせずにウォーキングを楽しむことができるだろう。