2011年4月2日土曜日

歩く・なら「 “始まり”を­宿す、三輪山­の麓へ」

歩く・なら“始まり”を­宿す、三輪山­の麓へ」を歩いた。山の辺の道は奈良盆地東の山辺りに連なる道で、奈良県下で一二を争うウォーキングコースだが、本コースはその内の桜井市のみを歩く。今まで歩く・なら「山の辺の道(天理~桜井)」歩く・なら「山の辺の道 天理・桜井 街道がつなぐ古墳と国宝」(桜井コース)で2度歩いたのだが、一番いいハイライト部分を本コースは選んでいる。この季節に本コースを歩いたのは桜の見頃は来週が多い中、大神神社の桜の開花が一足早いからなのだが、結果は満開の素晴らしい桜風景を楽しむことができたので大満足である。


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ゴールのスタートは近鉄桜井駅で山の辺の道に到るまでは、道に埋め込まれた大和・山の辺探訪物語プレートが案内してくれる。最初の目的地の「仏教伝来之地」碑海石榴市跡にあるが、桜が満開ならとても美しい風景だろうと想像できる。この後は山の辺の道道標通りに道を進めていくことになるが、次の目的地の金屋の石仏でも桜があった。そこから山の辺の道から少しそれた所に、その次の目的地の磯城瑞籬宮跡がある。この辺りからその次の目的地の平等寺までの道が一番好きだ。

次の目的地が今回最大の目的の大神神社であったが、境内に桜は見当たらない。その次の目的地の狭井神社でも桜は見当たらず、その次の目的地の大美和の杜展望台は桜風景であるが、見頃に程遠い五分咲きであった。新聞欄の桜便りには明らかに他より早く花見が楽しめるはずなのにおかしいなと思っていた所に、大美和の杜の最後に満開の枝垂れ桜があった。当然大美和の杜展望台から大美和の杜を歩いて訪れることもできるのだが、大回りになるし道もわかりにくいので一度山の辺の道に戻って月山記念館の手前の赤い小さな橋を渡るのがおすすめである。

次に玄賓庵檜原神社を巡った後は、歩く・なら「 卑弥呼はここにいたか?・ 纒向遺跡を歩く」でも訪れた、ホケノ山古墳箸墓古墳を巡るために、山の辺から奈良盆地へと西へ下る。この下り坂の道にも大和・山の辺探訪物語プレートがあるし、山の辺の道ご案内もあるので、迷うことはないだろう。マップには紹介されていないが、坂道を降り切った所のすぐ南に茅原大墓古墳がある。ゴールは桜井線のJR巻向駅である。桜井線は万葉まほろば線というしゃれた名前もつけられているが、40分電車が来ない場合もあるのでゴールとスタートを逆にするのもいいかもしれない。