2011年7月2日土曜日

大和郡山市観光モデルコース「あおによし平城(なら)への道」

大和郡山市観光モデルコースあおによし平城(なら)への道」を歩いた。歩く・なら「藤原京から平城京へとつづく古代の幹道・下ツ道」で郡山市内を歩いたコースを逆向きに辿るのだが、変化に富んだコースで二度歩く価値が十分にあるし、前回は体力的にも疲れていて楽しめなった部分もあったのが、今回は時間も十二分にあり大和郡山の田園風景佐保川の土手歩きを満喫することができて大満足である。


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コースのスタートは近鉄九条駅で、西口から広がる新しい道を西進すると犬養孝先生揮毫の万葉歌碑もある平城京西市跡にぶつかる。奈良自転車道を往復して平城京西市船着場跡の場所も知っているので何ともなかったが、マップだけではなかなか探せないだろう。奈良自転車道標識-9通りに、九条公園へ向かう途中に秋篠川周遊案内図があった。九条公園は自然豊かな環境で、日本最古の貨幣が発見された富本銭出土地もある。

この後本コースのハイライトである大和郡山の田園風景が広がる。観音寺町花街道をのんびり歩いていくと、電車の底を下から眺めることができる踏切井路橋梁でJR大和路線を潜る。この後またマップの精度がよくないが真っ直ぐ佐保川堤防に上がってから佐保川を南下する。平城京羅城門跡から遠く平城京の朱雀門を望むことができるが、今度は完全にマップが間違っていて、佐保川沿いにある万葉歌碑 よみ人不詳をあきらめて、群界橋を渡れば枳殻(きこく)地蔵を拝めることができるだろう。

佐保川堤防の旅は最後に地蔵院川と合流する所で圧巻をむかえる。何と歩いている道のすぐ左が地蔵院川ですぐ右に佐保川を見下ろせるのである。二つの川が平行に流れている間にある細い道を歩くのは実に爽快だ。全国広しと言えどもこのような散歩道は二つとはないだろう。この後古事記のもとを暗誦していた稗田阿礼を主斎神とする売太神社のある稗田環濠集落を一周して北に向かい、JR郡山駅がゴールだ。