2012年3月3日土曜日

歩く・なら「昔日の薫ただよう高取城跡と城下町」

歩く・なら昔日の薫ただよう高取城跡と城下町」を歩いた。3月3日に歩くには最高のコースだろう。3月中開催されているは街全体が雛飾りにあふれる町屋の雛めぐりのほとんどを巡ることができる。また高取城は芙蓉城の異名を持つほど山城にしては壮大な城郭であるしその城下町である高取町も観光資源には事欠かない。山城への道はまままあ厳しくもう一つの目玉である広大な伽藍と巨大偶像があふれる壺阪寺(南法華寺)の参拝はまたの機会にゆずることにした。山歩きと街観光の両方を満たしてくれる素晴らしいコースだ。おそるべし高取町である。


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コースのスタートとゴールは近鉄壺阪山駅町屋の雛めぐりの人々でごった返していた。今回は90の雛人形を楽しめる。じっくり見ればこれだけで1日がかりだろう。まずは城下町を色濃く残す土佐街道まちなみを歩くのだが、もちろん観光客で一杯だ。なぜ土佐なのかの理由は池田邸屋敷跡の土佐町由来に書かれていた。その他にも高取城ゆかりの石川医院臼井家(伊勢屋)屋敷跡地高取城松ノ門(移築復元)植村家長屋門と退屈することがない。途中の高取町観光案内所夢創館も華やかだ。

この後登り坂となるが高取川のせせらぎが心地よく、上子島沢砂坊公園もきれいだし、その手前の水車小屋も風情がある。高取城一の門の黒門跡から本格的な山道となるが宗泉寺までは自動車も上がれる。ここから猿石までが長くつらい山道であるが、ここまで来ても頂上までは相当の距離がある。下界の眺めは国見櫓跡の方が素晴らしく、松ノ門跡大手門跡を抜けてようやく高取城跡(芙蓉城)だ。とても広大である。

大手門跡まで戻って次は五百羅漢遊歩道を目指す。史跡高取城跡で一瞬車道に出るが基本的に山道を下る。五百羅漢は同じ仏像がたくさんあるのではなく、五社大神来迎如来を巡るのが五百羅漢遊歩道なのだが、遊歩道とは名ばかりで本コース最大の難所で急斜面を登り下りすることになる。壺阪寺(南法華寺)の手前で少し車道を歩くのだが、壺阪寺(南法華寺)の後も宮形大明神までまた山道で少し水はけが悪く歩きにくい。

この後すぐ土佐街道まちなみ作法の立看板があり、ジャンボ子ども雛が目を楽しませてくれる。お里・沢市の墓を過ぎれば、すぐ高取城松ノ門(移築復元)あり元来た道を辿ることになるがますます人並みが増えていて歩きにくいほどの大盛況だ。壺阪寺(南法華寺)から高取城跡(芙蓉城)では多くのパーティーに出会ったのでこの間は人気のウォーキングコースなのだろう。