2012年8月15日水曜日

歩く・なら「明治維新前夜・維新の魁「天誅組」五條代官所襲撃の日」

歩く・なら明治維新前夜・維新の魁「天誅組」五條代官所襲撃の日」を歩いた。歩く・なら「奥吉野に散る太刀の血煙・明治維新の魁「天誅組」最後の日(終焉の地)」(蟻通~鷲家)の続きのコースかと思っていたら時系列的には本コースの方が先になる。天誅組が挙兵したとして明治維新の発症の地だけでなく、紀州街道(江戸時代)の面影を残し国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている五條新町を巡る歴史耽溺コースであるが、コース中盤には田舎道をのんびり歩いて機微に富んでおり大満足だ。

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コースのスタートは新興住宅街にある田園一丁目バス停でその住宅街のゆるやかな坂道を抜けるとすぐに天誅組が挙兵前に集結した岡八幡宮となる。この後オプションルートの市立五條文化博物館(安藤忠雄建築)へと足を伸ばすためさらにゆるやかな坂道を登るとすぐに近畿自然歩道道標があった。

市立五條文化博物館(安藤忠雄建築)には5万人の森公園が併設されていて、奈良五條自然と柿の里ファーム・森のカフェもあり、子供連れなら丸一日楽しめそうだ。この場合は園内に南大和乃国ドライブマップもある通り車が足になるが。この後さっきの近畿自然歩道道標まで戻り、近畿自然歩道「金剛山ろく文化をめぐるみち」を歩く。今度は下り坂で見晴らしがよく車がほとんど通らない田園風景の中を行く。早稲と晩稲が混在していて面白い。

バス道の近畿自然歩道道標と奈良県立五條高等学校がバックの近畿自然歩道道標を通り過ぎた後、JR五条駅に向かうために左折する近畿自然歩道道標でお別れして、真っ直ぐ南下するとJR和歌山線の手前に乾十郎之墓が、超えてから西へ進み五條市営極楽寺霊苑(五條代官鈴木源内墓所)を過ぎてから再び南下するとすぐ五條代官所跡(五条市役所)井澤宣庵墓・岡田禮以墓がある。

この後西へ進むと井澤宣庵宅趾があり、天誅組の全てがわかる民俗資料館(長屋門)で引き返して国道24号を南に歩道橋を渡ればいよいよ本コース最大のハイライトの五條新町(重要伝統的建造物群保存地区)だ。まずは右折して本コースではオプションルートの西へ進むと五條新町の礎を築いた松倉豊後守重政之碑があった。時間がない(JR和歌山線は1時間に1本の電車)ので、二見神社で折り返す。

まちなみ伝承館まちや館(木村篤太郎生家)を東進し、大通りを渡った森田節斎宅址までが五條新町(重要伝統的建造物群保存地区)だ。その後も天誅組を偲ぶ史跡は続き、乾十郎宅址から国道24号線を超えてすぐの櫻井寺には天誅組本陣跡がある。時間がなくてあまり味わえなかったが最後もなかなかに風情のある街並みを歩いてJR五条駅にゴールする。