2012年10月26日金曜日

奈良県みどりをつなぐウォーキングマップ「行者の道コース」

奈良県みどりをつなぐウォーキングマップ行者の道コース」を歩いた。近鉄下市口駅から北回りで近鉄福神駅まで西に辿る自然満喫コースである。天高く青空の中に飛行機雲がたなびく秋真っ盛りの中、緑に囲まれた山道や棚田に覆われた谷あいの道、鉄道沿いの稲穂を乾す田園風景は変化に富んていて大いに楽しませてくれた。たたなづく青垣は真に山こもれる 大和しうるはしである。

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スタート地点の近鉄下市口駅にはなかよしの案内マップがある。ここから南へ吉野の山を巡るのが定番だが本コースは大淀町文化会館の西をすり抜け北の高台にある本コース最高地点の大淀町平畑運動公園を目指す。高台と書いたのは周囲は平坦であるからで、住宅街を抜けた後の坂道は険しく完全に山の中である。しかし登った分だけ眺めは素晴らしく吉野の修験の峰々が険しいことを遠望することができる。次の交差点まで緑の中の平坦な道を楽しんだ後進路を西に取ると緩やかな下り坂で谷あいの棚田風景が広がり気分爽快だ。

今木区案内板まで下った後国道309号を超え309号沿いの細い田舎道を歩き、大淀町立西武幼稚園からふれあいバス今木大井手まで少しだけ国道を歩いた後、今度は今木川沿いに歩いて今木権現堂仁王門を訪ねる。蔵王権現堂内外石仏群も味わい深い。再び国道309号を超えると甲神社がある。コース通りに行くと阪合黒彦皇子墓の場所はわかりにくいが、大淀町道標からふれあいバス今木下垣内までかなりの間国道309号を歩くのだが、国道から眺める阪合黒彦皇子墓は美しく見失うことはないだろう。

近鉄吉野線吉野口第4号踏切道を渡るとすぐにJR和歌山線が横たわり、近鉄吉野線とJR和歌山線の間の田園風景は実りの秋を満喫させてくれる。素晴らしい。近鉄薬水駅を過ぎて、道と小川の両方を超えるとてつもなく哀愁のある近鉄吉野線レンガ製めがね橋をくぐると地名の由来となった薬水大師がある。裏には湧き水があり、蛇口をひねればポンプが弘法大師様空海が掘り当てた井戸水を汲んでくれる。この後も田舎道を歩いて近鉄福神駅を南から北へ駆け上がり、近鉄福神花吉野ガーデンヒルズ販売センター過ぎて、最後の目的地の福神中央公園を歩く。新興住宅街の公園は広大で遊具等も充実しているし、公園最上部からの眺望も見事だ。最後は近鉄福神駅に戻ってゴールする。