2012年11月3日土曜日

奈良県みどりをつなぐウォーキングマップ「奈良公園満喫コース」

奈良県みどりをつなぐウォーキングマップ奈良公園満喫コース」を歩いた。去年歩いた奈良ウォーキングマップベストセレクション 4.奈良公園見所たっぷりコースでは、紅葉を楽しむには季節が進み過ぎていたので今回は早目に訪れたのだが少し早過ぎたようだ。奈良公園は木々の種類が豊富で紅葉のシーズンも長く10月初旬から12月上旬まで見頃にはなっているのだが、やはり他の名所同様に11月中旬から下旬がベストシーズンなのだろう。尚本コースは奈良公園の中心部の春日野園地や飛火野を避け緑が美しい若草山沿いに進み高畑から「花のお寺」の異名を持つ白毫寺まで足を伸ばす、みどりをつなぐに相応しいコース設定になっている。

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コースのスタートとゴールは自然を利用した日本庭園である吉城園で、こちらもみどりをつなぐに相応しい。奈良県庁東の駐車場を利用するなら違和感はないが、コースは周回コースなので電車で行くなら興福寺を起点にすればいいだろう。この後東大寺戒壇院から東大寺大仏殿の西を抜けて、紅葉の名所の大仏池を半周するが紅葉はまだまだである。

次に、正倉院を4分の3周するがフェンスに遮られて退屈だ。4分の1周にショートカットしたいし、さらに整備工事中のため当面公開中止なのも残念だ。しかし東大寺大仏殿の裏から手向山八幡宮へ向かう何度歩いても飽きないお気に入りの東大寺裏参道が機嫌を直してくれると、続いて青々とした若草山が目に飛び込んできた。やっぱり季節が早過ぎる。

そして春日大社を参拝した後、巨木の樫の木であるイチイカシがあるなど緑に囲まれて静謐な空間を感じられるのがとてもいい上の禰宜道を下り、念仏踊りの一遍上人が長谷寺百日参りで隔夜宿泊した隔夜寺から東に道をとり、東海自然歩道道標通りに白毫寺を目指す。次の東海自然歩道道標も道標通りに西に道を返すが、緑山緑地にある道標で自然歩道をはずれるのは残念だし、人工池まであるきれいな緑山緑地をみどりをつなく本コースで紹介していないのは納得できない。

白毫寺道標から、白毫寺への道を往復して進路を北にとると新しい山の辺の道道標があった。奈良ウォーキングマップベストセレクション 7.山の辺の道 北コースにも記した通り整備が進んでいる。新薬師寺不空院を参拝した後は、志賀直哉旧居から紅葉を楽しむにはうってつけの浮見堂へ抜けるが、紅葉はイマイチどころかイマサンである。しかし最後に訪れた荒池辺りでは色づいた木々が多く溜飲を下げることができた。