2010年2月6日土曜日

歩く・なら「佐紀路・西ノ京 佐紀盾列古墳群と西ノ京の国宝探訪」(西ノ京コース)

歩く・なら佐紀路・西ノ京 佐紀盾列古墳群と西ノ京の国宝探訪」(西ノ京コース)を歩いた。思いがけず平城遷都1300年祭の舞台裏を垣間見ることができたのがよかったのだが、楽しみにしていた大池絶景ポイント薬師寺東塔解体修理中であることを失念していた。平城遷都1300年祭の年に解体修理するとは何てことをすると思ったが、観光シーズンの4月頃~秋頃は工事の覆いが外されて通常に東塔外観を参拝できるようだ。よく調べて出かければよかったと後悔しながらも、覆いがかぶされている瞬間を撮影したのだから、また覆いが外される時期に歩いたなら平城遷都1300年祭の舞台裏を垣間見ることもできなかったのだからと納得した。


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西ノ京コースのスタートは近鉄大和西大寺駅である。この駅は北口から出てしまうと南口に抜ける道がわかりにくいので知らない人は注意して欲しい。その駅の由来通りにまずは西大寺の東門から入って南大門へ抜ける。西大寺は奈良歴史の道等で何度か訪れているが、なぜか表玄関の南大門へは行かなかったので新鮮であった。

その後秋篠川沿いの奈良自転車道を南下するのだが、途中平城宮跡へ寄り道する。秋篠川川しるべを左折して、かんぽの宿奈良から平城宮跡へ入るのだがこの道が非常にわかりにくい。奈良自転車道平城宮跡を通るので、奈良自転車道と同じ道にすればいいのにと思った。宮跡ではまず朱雀門を目指すが、その前に目に飛び込んできたのは、平城遷都1300年祭宮跡会場工事であったし、宮跡会場の目玉である平城京歴史館遣唐使船を建造している現場を見ることができた。朱雀門の後は、第一次大極殿を見ながら、奈良文化財研究所へと抜けるのだが、マップに書かれている道がなかったりするし、今後も宮跡には新しい道がどんどんできるようなので適当に歩くしかないだろう。

秋篠川へ戻るとすぐ左手に三条つり池があり、国道369号線の近くで鴨の群れに出会った。秋篠川とは都橋で別れて、近鉄尼ヶ辻駅へ向かうのだが、途中で古い奈良西の京斑鳩自転車道標識が新しい柵に固定されているのを発見した。古いものを捨てずにリサイクルするのは時代の流れに沿っており奈良市もなかなかやるなと感心した。

次に本コースのハイライトである垂仁天皇陵環濠沿いの細い石敷きの道を歩くのだが、そこへ行く道がなかなかに大変でマップ通りに垂仁天皇陵安康天皇陵道標を右へ行かなければならないが、垂仁天皇陵安康天皇陵道標通りに垂仁天皇陵と書いてある左に行ってしまうと普通の車道を歩いて垂仁天皇陵に着いてしまう。ハイライトの細い石敷きの道を歩くには安康天皇陵と書いてある右の道を行く必要があり、すぐに唐招提寺道標があるので間違わないで欲しい。

この後、唐招提寺から薬師寺とお決まりの西ノ京観光コースを通ってゴールは近鉄西ノ京駅となるが、垂仁天皇陵環濠から薬師寺への道は奈良歴史の道と全く同じ道である。本コースは約5.4Kmと短いので是非マップにも紹介されている、大池絶景ポイントまで足を伸ばして欲しい。何が絶景かは知らずに行った方が感動できるのでここには書かない。

絶景ポイントからは同じ道を引き返すのではなく、奈良ウォーキングマップ⑦あおによしコースを参考に是非薬師寺を正規の表玄関である南から参拝して欲しい。世界遺産薬師寺に説明書きあるのはこちらだけだし、薬師寺八幡宮道標から東へ右折して近鉄電車橿原線越えると休ヶ岡八幡宮で、昔は薬師寺に参拝する前に八幡宮を参拝するしきたりがあったようである。薬師寺は南から金堂大講堂と並んでいるが大講堂から眺める金堂も絶景だ。