2012年4月14日土曜日

歩く・なら「「記紀」編纂事業、始まりの地へ」

歩く・なら「記紀」編纂事業、始まりの地へ」を歩いた。明日香は季節を選ばないし桜の名所にも数えられないのだが、日本人の桜好きはすさまじいので飛鳥の旧所名蹟の多くで桜風景を堪能できる。今春の週末は雨が多く花散らしの雨の中ではあったが、落ちた花びらを風に舞うことを防ぎピンクの絨毯を歩くことができたのは望外の喜びであった。本コースは兄弟コースである歩く・なら「古代の記憶が眠る飛鳥の里へ」のショートカットコースでより多くの明須香の桜風景を楽しむにはこちらがおすすめである。


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コースのスタートは甘樫丘バス停で、近鉄橿原神宮前駅東口2番乗り場からかめバスを利用することになる。早速飛鳥川の桜風景だが見頃は過ぎている。国営飛鳥歴史公園甘樫丘地区まで少し遠回りして、甘樫丘地区公園案内図から甘樫丘を登ると本日一番のハイライトで一面ピンクの絨毯だった。あいにくの雨で人が少なく絶好のシャッターチャンスだ。

次に飛鳥川甘樫橋を渡り、飛鳥坐神社を目指す。こちらの拝殿前の桜は見ての通りの満開で素晴らしい。参道手前には飛鳥東垣内遺跡がある。この後元来た道を戻り蘇我入鹿首塚飛鳥寺の間の田んぼ道を南下して伝飛鳥板蓋宮跡を訪れる。ここにも立派な桜があるし途中の道でも桜風景が目を楽しませてくれる。

この後は世界遺産登録を目指す「日本の飛鳥から世界の飛鳥へ」の横断幕を掲げる明日香村役場の前を西に向かい、桜並木が素晴らしい飛鳥川を再び渡ると、少し南には樹齢を感じさせる桜の大木が見える橘寺があり、北には川原寺跡がすぐそこにある。この後明日香定番の遊歩道を歩き、亀石から天武・持統天皇陵を登り鬼の俎・雪隠猿石(吉備姫王墓内)と巨石巡りをして近鉄飛鳥駅へゴールする。