2012年9月15日土曜日

奈良県みどりをつなぐウォーキングマップ「津風呂湖散歩コース」

奈良県みどりをつなぐウォーキングマップ津風呂湖散歩コース」を歩いた。ほぼ自然満喫オンリーで、津風呂湖とは目と鼻の先にある吉野運動公園を拠点にする周回コースである。湖上のボートを楽しめるので避暑にもいいのだろうが広い湖に漕ぎ出している人は皆無なのに対し、魚が豊富なのか太公望の方が以外に多く専用の桟橋を設けて商売になっているようだ。湖畔には桜並木が多いのでベストシーズンは桜の季節になるだろう。
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スタートとゴールは吉野運動公園で、吉野町案内図から案内通りに津風呂湖を目指さず、まずは北に道をとり菅生寺を参拝すると次に吉野北小学校が目に飛び込んできた。さすが昔から吉野の桜と歌われた世界遺産の町は財政が豊かなのだろうと思わせる素晴らしいデザインである。この後竜門川沿いに吉野川まで下るのだが、南東岸にある車道とは別に北西岸の緑いっぱいの山道は9月なのに真夏を思わせる陽射しの中で清涼感のある風を感じて実に気持ちいい。

妹山樹叢の麓には大名持神社があり、その門前には伊勢湾台風痕跡水位の碑がある。この後津風呂湖案内板からまた山道に入り下った分だけ上るわけだが、津風呂湖温泉までは緩やかでほとんど上りを意識しない。この間はマップでは本当に川沿いすぐの道を歩くようになっているのだがそんな道はなく一本南の道を歩いたのだが、こちらも緑いっぱいでちょうど日も陰ったこともあり実に爽快である。津風呂湖温泉からコミュニティセンターつぶろまでが本コース最大の難所でつらい上りが続くが、この後いよいよコース名に冠せられている津風呂湖周遊である。

まず津風呂ダムの上を歩き目で落差を楽しんだ後周遊道路を歩くが、平尾橋までは大して視界が開けておらずかなり湖畔の形が複雑で曲がりくねっていてまるで山道を歩いているようだ。近畿自然歩道道標から吉野町案内図の案内に出ていた道と合流し、次の近畿自然歩道道標から本コースのハイライトでまず両側がオープンで下が薄い板で本格的な吊橋のみかえり橋を渡る。止まっていると大きく揺れてとても怖いので一気に歩いたのだが、人とすれ違うのに端によるのも怖い。この吊橋は近畿自然歩道になっているだけでなく、サイクリングロードにもなっているのだがとても自転車をよけるスペースはないというよりここを自転車に乗って渡れる人はそんなにいないだろうと思うドキドキの吊橋である。

この後すぐにある近畿自然歩道道標近畿自然歩道とは別れて今度は視界の開けた周遊道路を山口吊橋まで歩く。こちらは両サイドは閉じているし下はぶ厚い木で少し広くあまり揺れない。この橋を渡った後周遊道路とはおさらばして森の中の道を抜けると津風呂湖周辺案内図に出る。ここから普通の田舎道が吉野運動公園まで続き炎天下の直射日光がたまらない。もうすぐ彼岸だというのに真夏の暑さだ。最後は吉野運動公園を歩くがこちらは競技施設しかないようだ。体力のあるうちに津風呂湖を楽しむにはバスでも行けるコース上最も標高が低い津風呂湖口を基点にするのがベストだろう。