2012年12月1日土曜日

奈良県みどりをつなぐウォーキングマップ「水辺の緑地めぐりコース」

奈良県みどりをつなぐウォーキングマップ水辺の緑地めぐりコース」を歩いた。近鉄生駒線近鉄信貴山下駅から近鉄東山駅を歩くが、主役は竜田川だ。竜田公園は言わずと知れた紅葉の名所で前回訪れた歩く・なら「大和川・竜田川・富雄川と水辺をめぐる、龍田大社~廣瀬神社をつなぐ道」では十二分に堪能できたのだが、今年は冬将軍の到来が早く、竜田川紅葉祭りが行われているのにもかかわらず見頃は少し過ぎていた。しかしいろんな表情を見せる竜田川と自然と調和した美しい公園や悲話に涙する墳墓を訪れる本コースは変化に富んでいてとても楽しかった。季節を問わず楽しめる面白いコースである。

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スタートの近鉄信貴山下駅にはさんごうふるさとマップがあり、すぐに三郷町文化センターもあり三郷町の中心部なのだが、これまたすぐに視界が広がる。大和川若草橋では春の若草のようにやわらかな緑が鮮やかで、大和川第一緑地まで県下随一の広大な大和川の土手を歩き気分爽快だ。土手を下りて川辺の遊歩道を歩くのも面白そうだ。この後道を左に折れ本題の竜田川を北上すると三室山から竜田公園となり桜と紅葉の名所だ。川辺の細い道が紅葉祭りの会場で凄い人熱れなのだが、会場を過ぎた後も川辺の道は橋の下を潜って平群町竜田川2丁目まで続き本コースのハイライトだ。この後予想していないかなりまとまった雨に降られしばらく雨宿りできない開けた道が続き閉口した。傘も持っていなかったので尻尾を巻いて近鉄竜田川駅から帰ろうかと思ったが、通り雨で済んで青空も広がったので安堵した。

この後平群町にある近鉄の全駅を訪れたが全てに平群町観光案内図があった。近鉄生駒線沿いに進んだ後修景池美しい平群中央公園を歩く。石室内部まで入れる西宮古墳は公園の一部であり、次に竜田川まで降りるまで本コース唯一の激しいアップダウンとなる。近鉄平群駅には新しく竜田川遊歩道案内図があったが本コースではほとんど歩かないのが残念だ。しかし平群観光マップもある長屋王御墓吉備内親王御墓ははずせない。近鉄元山上口駅を過ぎると竜田川の上に近鉄生駒線が走るさらに上を歩くのが愉快だ。もう少し季節を早く訪れたら紅葉が凄いと思わせる金勝寺を訪れた後、地形を活かして国道168号に架かる橋が面白い平群北公園へ寄り道する。最後に竜田川沿いを歩くのだが、ゴールの近鉄東山駅のすぐ近くなのに「ここはどこ」と思わず呟いてしまう山の中の渓流で感激する。