2013年11月30日土曜日

歩く・なら「万葉が薫る、山の辺の道のハイライト」

歩く・なら万葉が薫る、山の辺の道のハイライト」を歩いた。コーススタートのJR柳本駅から歩き始めるのは歩く・なら「古墳に彩られた、「初期ヤマト政権」誕生の地へ」など数多く経験し、コースゴールのJR三輪駅へも歩く・なら「 卑弥呼はここにいたか?・ 纒向遺跡を歩く」で歩き終えているし、今回は少し足を伸ばして紅葉の名所の長岳寺をじっくり訪れたいのでコースを逆向きに辿った。JR万葉まほろば線をわずか二駅だけなのだが、山の辺から平地へ2回も登り降りを繰り返すので思った以上にハードなコースだ。登り降りは同じ道を辿るので少し退屈なのではと懸念していたのだが、いずれもウォーキングにはうってつけの道で杞憂に終わった。もちろん本コースのメインである山の辺の道は奈良県内屈指の散歩道なので楽しいことこの上ないのだが、コース上は常緑樹が多く紅葉を楽しむには不向きかもしれない。

より大きな地図で 歩く・なら「万葉が薫る、山の辺の道のハイライト」 を表示
Picasaウェブアルバム 地図の作成方法 軌跡の取得方法

綺麗なイラストの観光案内図があるコースゴールのJR三輪駅をスタートしてすぐ北の「ここからは乗れません」表示のあるJR万葉まほろば線巻向~三輪間No.6明神踏切を東に渡り、大神神社二の鳥居から大神神社拝殿へ到る。手順通り参道を歩いて参拝できるのもコースを逆向きに歩くメリットだ。大神神社拝殿山の辺の道にあるので何度も参拝しているが、手順通りに参拝するのに感激を覚える。ここから南へ行く道が一番好きなのだが、本コースは北に向かい、大神神社と山の辺の道のある坂道を登り、薬井戸がその名の由来となる狭井神社を訪ねた後玄賓庵を目指す。

桧原神社から茅原大墓古墳を訪れるため万葉の歌碑が宝庫の井寺池を経て西に下る。いつの間にか茅原大墓古墳へ登る道が出来ていて大神神社大鳥居から大和三山への眺望がとてつもなく素晴らしい。桧原神社へ道を返し、山の辺の道→桧原神社・桜井0.6km↓景行天皇陵・天理2.5kmから車道に出て、東海自然歩道←桧原神社→景行天皇陵を道標通りでなく直進して巻向川沿いに下るとホケノ山古墳がある。こちらの頂上からは大神神社御神体の三輪山を拝むのに格好だ。JR万葉まほろば線巻向~三輪間No.2箸中踏切を西に渡ると卑弥呼の墓と呼び声高い箸墓古墳は宮内庁では孝霊天皇皇女倭迹迹日百襲姫命大市墓として管理されている。

再び山の辺の道へ駆け上がり道を進めると新しい花・葉・実・香 万葉の楽園がにぎわっていた。歴史街道山の辺の道↓→からすれ違うのも難しいが小道を抜けるとこちらも三輪山を拝むのに格好の額田女王歌碑だ。景行天皇陵を過ぎると古墳が目の前に現れたら景行天皇陵飛地ろ号だった。この後も崇神天皇陵と風光明媚な櫛山古墳の間を進み見所満載である。天理市トレイルセンターから山の辺の道とは別れ大和・山の辺探訪物語 山の辺へ歩を進める前に絶景の誉れ高い長岳寺放生池を訪れたのだが少し季節が遅かったようだ。最後は天理市立黒塚古墳展示館黒塚古墳を巡り本コーススタートのJR柳本駅にゴールした。