2013年6月1日土曜日

奈良まほろばサイク∞リング 上ツ道ルート(桜井市春日神社→橿原神宮)

奈良まほろばサイク∞リング 上ツ道ルート(桜井市春日神社→橿原神宮)を歩いた。奈良公園から橿原神宮までを約32kmでつなぐ超ロングコースなのでコースを3分割し、奈良まほろばサイク∞リング 上ツ道ルート(奈良公園→天理教校学園高)奈良まほろばサイク∞リング 上ツ道ルート(天理教校学園高→桜井市春日神社)を既に踏破している。今回でゴールを迎えたわけだが、何故か懐かしさがこみ上げる心の故郷「飛鳥」はやはり素晴らしい。コースは桜井市から橿原市へ向かう途中に明日香村を東西に横切るのだが、遮る物がないのどかな田園風景に大和三山の絶景ポイントが広がる。歩く・なら「「記紀」編纂事業、始まりの地へ」など明日香の観光地は歩き尽くしたはずが、サイクリングコースが好む幹線道路はウォーキングコースから外れていて初めて訪ねる道で思わぬ感動を味わった。観光地巡りを目的としないサイクリングコースも歩くことを目的にするとこれだから面白い。

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コースを区切った春日神社は敏達天皇訳語田・幸玉宮推定地だった。前回ゴールした近鉄大福駅ではなく近鉄桜井市駅から春日神社へ向かうつもりが運悪く鈍行列車になったため、前回歩いた纒向遺跡より古く国内最古の木製仮面の一部が出土して今週話題になった大福遺跡の地を歩きたくなり、今回は近鉄大阪線沿いの道無き道ではなく少し遠回りになるが真っ当な道を歩くが、結構畑が広がっている。春日神社から国道169号を南下するが、近鉄大阪線にはJR桜井線が並行していてそれを潜る戒重地下道は橋にもよくあるパターンで潜る前にはひらがな表記しているのを読んだ時に思わず漢字表記はどうなのか一抹の恐怖を感じながらとても興味をそそられた。そう戒重地下道はとても素直な読み方をする。

安倍小学校バス停で煩雑な市街地から左右に山が迫り緑豊かになった上に自転車歩行者道も始まる。奈良県銘木共同組合過ぎると開放的な段々畑が広がると気分乗り乗りだ。桜井市道標←山田寺跡↑飛鳥資料館で自転車歩行者道が終わり歩道もなく歩きにくいが、小峠を越えた桜井市道標↑飛鳥資料館↑奈良県立万葉文化館↑石舞台古墳から薄茶色の歩道が始まると今回のハイライトの日本の原風景「飛鳥」の雰囲気プンプンであるが、緑の道標大和路山田を過ぎて奈良文化財研究所飛鳥資料館まで桜井市だ。

華やかな明日香奥山バス停を過ぎると左右ともに視界が開けるのどかな飛鳥の田園風景が広がり気分よく歩いていると前方右に畝傍山の肩に二上山が見えしばらく行くと天香久山の裾から耳成山が覗いた。何だこれはと感動していたら大和三山の位置を記した飛鳥石板地図とここから南が飛鳥の中心地と解説した飛鳥展望図を設けた休憩スペースが道路南にさり気なくあり、隠れた名所旧跡にも感動する。さらに左手に甘樫丘を見ながら進み、雷丘でハイライトは終わりコースは一転狭い田舎道となる。

この後飛鳥川沿いに道をとる飛鳥葛城自転車道とぶつかるが本コースはそのまま雷橋を渡り、豊浦バス停から狭いかめバス通りを西進して、飛鳥観光エリア周遊マップを過ぎるともう橿原市だ。剣池まで狭い道でこのまま西進すると今回ゴールした近鉄橿原神宮前駅への近道だが、本コースは南下ツ道ルート(田原本→橿原神宮)と同じゴールの橿原神宮表参道鳥居へ歩を進めるため、橿原市道標←橿原神宮前駅↑孝元天皇陵→植山古墳→丸山古墳から近鉄吉野線橿原神宮前駅南近鉄南大阪線橿原神宮前駅西を越えた。