2011年1月8日土曜日

奈良を歩く ゆきめぐり「芸術の香りが漂う高畑から古刹を訪ねる」

奈良を歩く ゆきめぐり芸術の香りが漂う高畑から古刹を訪ねる」を歩いた。歩く・なら「奈良公園周辺 奈良の神社仏閣、国宝満載」(新薬師寺コース)の3分の1を切り取ったようなショートコースであるが、奈良公園は奥が深くまだ訪ねたことがない重要ポイントがあった。最後に訪れる白毫寺の裏は「歴史の道」で何度も歩いているのだが、参拝するのは初めてである。コースタイトル通りの古刹名刹の上に奈良市街から生駒山系から葛城山系まで一望できるのは素晴らしい。「花のお寺」の別名もあり季節を選べばもっと楽しめるのだろう。


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コースのスタートは広大な芝生に鹿が群れる飛火野にある春日大社表参道バス停で、苑萬葉植物園まで表参道を歩いた後、右へ参道をはずれると1番目の目的地の鹿苑であった。鹿の角きりはいつもニュースで流れるのだが、春日大社表参道のこんな近くに立派な観客席まであるとは全く知らなかった。日時を選べば勇壮な伝統行事を楽しめるようだ。

今回のコースは春日大社を参拝せず、二之鳥居の手前で右折して、次の目的地のささやきの小径(下の禰宜道)からその次の目的地の志賀直哉旧居を目指す。本当に静かでその静寂を破らないようにささやくように話したくなるからこんなしゃれた名前がついたのだろうか。本コースのハイライトだけでなく奈良公園全体でも屈指の散歩道である。

この後天平のスーパーレディである光明皇后が夫の聖武天皇の病気平癒を祈願して建立されたと伝わる次の目的地の新薬師寺を参拝した後、その次の目的地の入江泰吉記念奈良市写真美術館で芸術を堪能する。その両者の間には鏡神社があり、この辺りが高畑町のメッカである。

白毫寺道標歩く・なら「山の辺の道(奈良~天理)」で訪れたこともあるが、最後の目的地の白毫寺を参拝するコースは今まで皆無だった。参道の途中には東海道自然歩道案内図がある。東海自然歩道は歩く・なら「山の辺の道(奈良~天理)」奈良ウォーキングマップ其の参 9.滝坂の道・円成寺コースで歩いているがちょうどこの辺りが抜け落ちているので、いつか歩いてみたいものだ。

この後2008年に新薬師寺の七仏薬師金堂と推定される遺構が発見された奈良教育大学を半周して建立当時の新薬師寺の大きさを感じた所が、バスターミナルのあるゴールの高畑町バス停である。入江泰吉記念奈良市写真美術館をじっくり観賞するなら1日コースであるが、普通に観光するなら半日コースとなるので奈良を歩く ゆきめぐり「江戸・明治時代の町並みを今に伝える ならまちじっくり3時間コース」と組み合わせるのがおすすめである。