2011年8月19日金曜日

歩く・なら「 “天地(あめつち)のはじめ”神さびし高天原をめざす」

歩く・なら“天地(あめつち)のはじめ”神さびし高天原をめざす」を歩いた。歩く・なら「葛城古道・神々のふるさとをたずねて」を高天原までの3分の1だけ歩いて何故か引き返し「葛城の道」のハイライトを存分に楽しむコースである。高天原とは勿論神々がお暮らしになったあの高天原であり、その名の通り山の中腹にかなりの平地が開けていて美しい田園風景が棚田を含めて広がるとてもいい所だ。このコースを歩いてしまうと間違いなく「葛城の道」を踏破したくなること請け合いである。


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コースのスタートは歩く・なら「葛城古道・神々のふるさとをたずねて」と同じ風の森バス停だが、前回はバスに乗るのに失敗して逆走したので降りるのは初めてである。そして葛城の道案内図から坂道を登った後、風の森神社が目的地に追加されている以外は、歩く・なら「葛城古道・神々のふるさとをたずねて」と同じ道を辿る。古い葛城の道道標から新しい葛城の道道標通りに歩を進めると高鴨神社があり、高鴨神社本殿前にはいい枝振りの紅葉があるので参拝するのは晩秋がいいようだ。隣には葛城の道歴史文化館もある。

葛城の道」は近畿自然歩道道標葛城の道伏見周辺案内図もありガイドが充実している。次の葛城の道道標から近畿自然歩道道標を過ぎるといよいよ本格的に山登りが始まる。特に高天彦神社参道は階段が施設されている急激な山道である。前回歩いた時と同様に雨で涼しいくらいだったのが一気に体温が上がり汗と雨でずぶ濡れ状態だ。しかし前回この参道は階段部分を含めて全部コンクリート舗装されているのですべることはないと思っていたら、登り終わった所は草茫々の畦道であり、簡単にはずせるが進入禁止の金属網もあり帰りは車道を歩くことにした。

鶯宿梅を過ぎてまた参道らしくなった後すぐ高天彦神社だ。ここから史跡高天原までが本コースのハイライトだが、史跡高天原には何もなく、橋本院のトイレ付の駐車場と化していて、次の近畿自然歩道道標近くには橋本院参道の道標も見掛けた。しかし高天原の田園風景は本当に素晴らしい。神話の世界に触れて清清しい気分に浸ることができるのだが、本コースは史跡高天原で折り返す。橋本院の先は厳しい山道だからだろうが、折りしも雨も上がったのでもう少し「葛城の道」を進もうかとも考えたが、すぐ雲が切れて夏の日差しが蘇ってきたので断念して正解であった。

この後コースからはずれて葛城の道道標から高天彦神社参道まで車道を下り、そこからは元来た道を葛城の道道標まで辿った後、「葛城の道」とは別れを告げ本コースでは鳥井戸バス停へゴールする。傘を差す程の雨が降らずこの季節には最高の天気と本ブログに書くつもりでいたのだが歩き出したらすぐ本降りになって本コースの折り返し地点まで傘を手放せなかったのはとても残念であった。しかし、「葛城の道」は「山の辺の道」負けず劣らず素晴らしい。是非とも紅葉の季節に今度こそ天気のいい日を選んで「葛城の道」を完全踏破したい。