2009年8月23日日曜日

奈良ウォーキングマップ其の弐 1.健脚春日原生林コース

奈良ウォーキングマップ其の弐 1.健脚春日原生林コースを歩いた。東海自然歩道旧柳生街道(滝坂の道)をベースに神域である世界遺産の春日原生森を巡り、自然を満喫するだけでなく神々の聖域に触れられる素晴らしいコースである。


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スタートは歩く・なら「山の辺の道(奈良~天理)」と同じバス停「破石町」で、黄土色のアスファルトの道を奈良ウォーキングマップ⑥ならまち散策コースとは逆向きに東進すると、旅籠「滝坂の里」長谷川に着いた。ウォーキングin奈良 滝坂の道コースをベースにしており、ここからは東海自然歩道道標を目印に歩けばよい。

しばらく行くと御岳教大杉大教会本部があったが、同じ御岳教でも奈良ウォーキングマップ⑩県立大渕池公園横断コースになっている御嶽山大和本宮(詳しくは空を翔る大黒様に書いている)とは縁もゆかりもないようだ。次の三叉路にある東海自然歩道道標から東海自然歩道の本道に入り、右折して南へ向かえば白毫寺だが当然そのまま東進し、柳生街道入口の表示がある東海自然歩道道標から山道となる。

ここからが滝坂の道であり、本コースのハイライトで見所としても石に刻まれた寝仏夕日観音朝日観音を拝むことができる。この道は谷川沿いの道であり川は到る所が小さな滝になっていて水音が実に心地よく、朝日観音の手前には滝らしい滝
あった。

滝坂の道は、首切地蔵で終わる。ここからマップには体力に自信がある人に、奈良奥山ドライブウェイを越えて地獄谷石窟仏まで足を伸ばすように薦めている。首切地蔵からすぐに地獄谷園地新池があった。こんな山奥の地獄の谷にこんな大きな池があるのと驚きである。この辺りは間道が多いが世界文化遺産貢献の森林道標が充実しているので、ポイント(東海自然歩道の方へは行かない)さえはずさなければ迷うことはないだろう。

地獄谷石窟仏を過ぎると下りに入るが、また東海自然歩道となる石切峠の東海道自然歩道道標の手前が急激な坂道となっているので、ここまでは体力を温存である。しかし石切峠で東海自然歩道に出た所がアスファルトの舗装になっていたのが興ざめであった。このアスファルトの道は奈良奥山ドライブウェイの東海道自然歩道道標まで続く。この後ほんの少しだけ奈良奥山ドライブウェイを歩くのだが、ここから奈良奥山ドライブウェイが舗装されていないのがおかしかった。奈良奥山ドライブウェイとはこの東海道自然歩道道標で別れを告げて、また山道を首切地蔵のある東海道自然歩道道標まで戻る。すなわち石切峠の東海道自然歩道道標からここまでは東海自然歩道を逆向きに辿り、追加コースを行く前に戻る。

ここからは、滝坂の道がある谷川沿いの道ではなく舗装はされていないが車が通れる程道幅があるなだらかな坂道を行く。なだらかなのは谷に降りないように道を付けているのでどうしても長い距離を歩くことになるが、疲れた足にはちょうどいいだろう。途中、春日山 三本杉跡妙見宮参詣道五色の紅葉春日奥山案内図があった。春日奥山案内図の近くには小さな交番所がありここからは許可車でないと自動車と自動二輪は入れなくなっているが、五色の紅葉の辺りでカブに乗ったお巡りさんが抜いていった。

この舗装されてないなだらかな坂道は奈良歴史の道とクロスする春日大社参詣道
手前の世界文化遺産貢献の森林道標で終わり、春日大社参詣道前の2車線道路をゴールのバス停「破石町」まで行くのは、歩く・なら「山の辺の道(奈良~天理)」のスタートと同じ道である。

滝坂の道は素晴らしい。是非とももう一度歩きたい。東海自然歩道を円成寺から柳生までは奈良ウォーキングマップ⑪柳生剣豪ゆかりの地コースで歩き、白毫寺から円照寺までは歩く・なら「山の辺の道(奈良~天理)」で歩いているので、今度は円成寺から白毫寺までを踏破しよう。