2011年5月3日火曜日

奈良を歩く ゆきめぐり「石畳の道に石仏を訪ねる 旧柳生街道・滝坂の道コース」

奈良を歩く ゆきめぐり石畳の道に石仏を訪ねる 旧柳生街道・滝坂の道コース」を歩いた。柳生街道は、奈良ウォーキングマップ⑪柳生剣豪ゆかりの地コース奈良ウォーキングマップ其の参 9.滝坂の道・円成寺コースの2回に分けて踏破しているが、これを2回に分けずに一気に歩いてみたかった。ただし柳生からの帰りのバスの本数は少ないばかりか早い時間に終バスとなるのでマップの薦めにもあるように柳生から奈良へ逆コースに歩いたのだが失敗だった。やはり奈良から柳生へ向かう正コースの方が格段に楽しい。特に滝坂の道奈良ウォーキングマップ其の弐 1.健脚春日原生林コースでも歩いていて、能登川の小滝を目と耳で楽しめて最高なのだが、コースの終盤では身体も疲れている上に、下りでは石畳に足を滑らせる心配もあって興ざめになってしまった。十二分に楽しむには時間に余裕を持つために正コースを2回に分けて辿るのが正解だろう。


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柳生バス停をスタートしてまずは前回歩いた奈良を歩く ゆきめぐり「剣豪ゆかりの里「柳生」を歩く」を逆向きにほぼ半分辿る。バス道を十兵衛杉ビューポイント戻った所が東海自然歩道で、すぐ南に東海自然歩道道標がある。道標はとても充実していて本コースはこの道標を辿っていけばよく、マップはとてもラフである。

東海自然歩道旧柳生藩家老屋敷の後八坂神社の参道を通るはずなのだが、マップでは通らずに一本先の道を旧柳生藩陣屋跡へ向かうようになっていた。旧柳生藩陣屋跡のすぐ南に奈良観光案内図 柳生街道があり、東海自然歩道は笠置まで通じているようである。奈良県の東海自然歩道を制覇してJR笠置駅まで歩く覚悟ならば終電はかなり遅くなるので、旧柳生街道を奈良から笠置まで一気に歩くのもおもしろいかもしれない。

ほうそう地蔵から柳生の里に別れを告げいよいよ山道に入る。かえりばさ峠までの道は正コースでも逆コースでも最大の難所でもっともきつい登り坂であるが、峠の前後は落ち葉の絨毯状態で歩いていて楽しかった。特に峠の手前側は針葉樹の落ち葉で埋まっていて広葉樹の落ち葉のように踏み締めてもガサガサした音もしないで実にフカフカした足ざわりでとても気持ちがいい。

山道を降りた所は阪原町でしばらく山里の風景を楽しみ、ここにはおふじの井戸南明寺がある。柳生街道は山道と山里を繰り返して歩くのが特徴で、この後青少年の森(奈良市青少年野外活動センター)を抜けると大柳生の山里である。ここには水木古墳夜支布山口神社を訪れ、東海自然歩道柳生街道橋を渡るとまた山道となり、この山道は少し長くコース中間点の円成寺まで続く。

柳生街道のメインコースはこの円成寺から柳生の里までであり、滝坂の道は春日原生林を散策するので、ここからが本コースで一番の不人気なコースなのだが、実は急な坂はごく一部で奈良県道184号須山西狭川線まではなだらかな山道が続くウォーキングには最適な本コースのハイライトである。この後舗装されている奈良県道184号須山西狭川線を抜けると誓多林町の山里であり、茶畑に五尺地蔵が見えた。

峠の茶屋の先から奈良ウォーキングマップ其の弐 1.健脚春日原生林コースの範疇であり、奈良奥山ドライブウェイを若草山山頂へ少し歩いた次の東海自然歩道道標とその次の春日山石窟仏下の道標首切り地蔵へ向かう。この後がいよいよ滝坂の道で、朝日観音夕日観音寝仏と石畳に石仏を訪ねるのだが、冒頭にも書いた通り実際一度ならずも二度も右足を滑らせてしまい十二分に楽しむことができなかった。

東海自然歩道はその次の東海自然歩道道標を南下するのだが、この道はまだ歩いたことがない。次の新しく敷設された山の辺の道道標から南下する道は何度も歩いているのだが。東海自然歩道16.旧柳生街道(滝坂の道)は白毫寺から柳生の里(旧柳生藩家老屋敷)を歩くのだが、本コースは滝坂の道を下った後真っ直ぐ西進して、破石町バス停へゴールする。