2011年5月5日木曜日

歩く・なら­「太子の里­・斑鳩名所­めぐり」

歩く・なら太子の里­・斑鳩名所­めぐり」を歩いた。斑鳩の里は歩く・なら「斑鳩から飛鳥へ聖徳太子の往来道・太子道(筋違道)」法隆寺前バス停~近鉄黒田駅歩く・なら「世界遺産へとつづく自然と歴史の回廊・矢田丘陵と斑鳩の里」歩く・なら「大和川・竜田川・富雄川と水辺をめぐる、龍田大社~廣瀬神社をつなぐ道」でも訪ねているが、斑鳩だけを巡るコースは初めてだ。法隆寺iセンターを中心に北東方向と南西方向に8の字を描くように歩くのだが、聖徳太子の里はまだまだ見所があるのがよくわかった。訪れるのはやはり「柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺」の秋も深まった紅葉の美しい季節がベストシーズンだろう。


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コーススタートの法隆寺門前バス停へ行くバスはJR法隆寺駅からしか出ていない。近鉄線なら王寺駅からコースゴールの法隆寺前バス停へ行くバスに乗り法隆寺松の馬場を歩くのがおすすめである。歴史街道 斑鳩町は全て法隆寺iセンターを起点終点にして斑鳩町を巡るのに、法隆寺iセンターの隣にある法隆寺前バス停をコースのスタートとゴールにする一周コースにしなかったのは不思議だ。ちなみに王寺駅に帰るバスは国道25号を西へ向かうので、国道を南側に渡って少し東側にあるバス停から乗る必要がある。

法隆寺門前バス停法隆寺南大門の目前であり、新しい奈良自転車道の標識を見つけた。法隆寺観光はコース前半の最後にとっておいて、まずは法隆寺東院伽藍南門を東に向かう。中宮寺を訪ねて悩ましい表情で有名な思惟半跏像を拝むならコースを少し北にはずれる必要がある。歴史街道斑鳩町道標を北に折れ、緑の道標大和路斑鳩から東に向かい、斑鳩町道路標識で再び北に歩くと法起寺の東を通る。

この後奈良自転車道標識通りに行かないのが本コースの特徴で、三井瓦窯跡から斑鳩溜池三井の井戸を経て法輪寺を参拝する。ここから法隆寺まで奈良自転車道を歩くが、奈良西の京斑鳩自転車道案内図の近くのコスモスが法輪寺によく映えるのを思い出した。この道が斑鳩の里の趣を一番感じる本コースのハイライトであり、途中斑鳩神社がある。加えて新しい奈良自転車道標識も見つけた。歩く・なら「世界遺産へとつづく自然と歴史の回廊・矢田丘陵と斑鳩の里」を歩いた時には無かったのでどんどん整備が進んでいるようだ。

法隆寺東大門から法隆寺西大門まで法隆寺境内を歩いた後、十字路が全くない歴史的町並みを残す西里を抜けて、藤ノ木と古墳とそのガイダンス施設で出土品のレプリカ展示だけでなく映像ホールまである斑鳩文化財センターを巡る。斑鳩町役場を過ぎて龍田神社の辺りは奈良街道と当麻街道(近世の道)であり、歴史的風情を感じさせてくれる。ここまでで観光スポットを十分過ぎるほど回っているのだが、鹿塚を訪ねた後、紅葉の季節なら最大のハイライトとなるであろう県立竜田公園を歩く。

河藪橋に出た後竜田川の東岸を歩き、龍田大橋を西に渡って潜ってからは川の西岸を三室山歌碑まで歩く。神岳神社で折り返して木々が生い茂っていて見晴らしはよくない三室山山頂へ登った後、岩瀬橋まで戻って竜田川を渡り吉田寺を目指す。いかるがパークウェイ新たつたみちが完成すればこの道を通ればよいのだが、まだ工事中でコースより一本南の道へ迷い込んでしまった。ポイントは岩瀬橋を渡ってそのまま西進しないことで、橋を渡った後一度北へ左折して一本北の道をしばらく西進すれば白山神社がある。最後に斑鳩町中央体育館の敷地を通り抜けるのがおもしろい。